ガリぞうの来店や収録は狙い目?「ホールの意図を読む」重要性を解説【収支日記#119:2022年6月7日(火)~6月13日(月)】 (1/3)

ガリぞうの来店や収録は狙い目?「ホールの意図を読む」重要性を解説【収支日記#119:2022年6月7日(火)~6月13日(月)】 eyecatch-image

ガリぞうの収支日記#119 スケジュール

 

今週の収支日記は6月7日~13日の1週間です。この週は稼働のみ月間の5月の課題の1つだった「目押しの矯正」をうまく収録に活かせた1週間でした。尚、今週の収支日記は若干トゲがあるように感じる方もいるかもしれません。これもひとえに、若い方達への遺言的なアドバイスとして捉えて頂ければと思います。あらかじめご了承ください。

 

 

6月8日:急がば回れ

 

今日は埼玉県で「おじさん's ガチ」の収録でした。この番組はワサビさんと私が互いの長所を活かしつつノリ打ちでプラス収支を目指していこうという企画です。ワサビさんとの番組はレギュラーだけでも過去3年で3つあり、単発案件も含めれば数えきれません。おかげで呑みの席も多くなり、互いに腹を割って話せているつもりです。と言う訳で、今日の番組の内容は既に公開されている動画を観て頂くとして、ここでは私とワサビさんの隠れたこだわりから何が大事なのかについて考え、若い方達に伝えてみます。自分で自分を見つめ直す良い機会かもしれませんし。尚、ワサビさんに関しては、私の主観も多分に含まれる事をご了承ください。

 

おそらく多くの方には綺麗事に聞こえるかもしれませんが、我々2人に共通して言える事は、ギャラや知名度の獲得を最優先にしていません。

 

まず、ワサビさんはメーカー案件を極力避けているようです。これに関してはハッキリと理由を聞いていて、「言いたい事を言えなくなる」んだそうです。メーカーに気を使わず本音で語りたいワサビさんの実直な性格がそうさせるのでしょう。また、メーカー案件と同じく「やりたくない」と言っているモノに、SNSがあります。呑みの席で聞いた理由だと「今どこで何をしているか教えたくない」と言われていました。おそらくコレは彼なりの照れ隠しだと私は思っています。彼は人一倍気を遣うところもあるので、公人として言葉を選ばなければいけないSNSと本音で語りたい彼の性格の相性が悪いのでしょう。そして、女性との共演も極力避けているようです。その理由については聞いていませんが、想像するに傷つきやすい女性と本音で仕事をしたい真っ直ぐな彼との相性の問題だと勝手に勘繰っています。総合すると、彼は「本音で話せない仕事はNG」なのでしょう。

 

続いて私の話も。ここ数年で最も断った案件だと、YouTubeのホール法人チャンネルです。理由は一つで、ホールと表立って仲良いイメージを持たれたくないからです。高設定をツモって勝つスキル以外に取り柄のない私が、その能力さえ疑われかねないような友好関係は極力絶っておきたいです。地元のホール法人との取引や表立った仕事を極力避けてきたのも同じ理由です。取引のあった法人の店舗での稼働でツモってあらぬ疑いをかけられても困るので。また、私や漫画の名前を冠した取材系のお話も何度かお断りさせてもらってきました。パチスロだけでも生活できる稼働力が商品価値なのに、何もせずとも実入りがあるとガッカリされそうですし、私自身も怠けてしまいそうですし。

 

私もワサビさんも共通して避けている部分もあります。それは、パチスロ関係以外の案件です。最近だと公営ギャンブルが多いでしょうか。彼が何故避けているかは聞いていませんが、私は単に「興味がないから」です。

 

我々が避けてきた案件の中には、破格のギャラが出るモノも多々あります。その仕事を受けることで、高い名声が得られたかもしれない案件もありました。目の前にぶら下がった高額のギャラや名声のきっかけを自らのこだわりの為、何度も手放してきました。(正直に言えば、断らなければ良かったと思える案件もいくつかありました。)

 

今がそういうわがままを言えるポジションにいるからじゃなく、若い頃からです。仕事を断るという事は、ギャラの受け取り自体を否定し、その取引先との関係をも絶つ場合もあります。それでもわがままを通し自らが考える商品価値を保ってきたからこそ、今もこの業界の仕事を続けられていると思っています。

 

知名度が欲しい。ツイッターのフォロワー数を増やしたい。たくさんギャラが欲しい。その気持ちも分かります。しかし、確かにワサビさんも私も遠回りだったかもしれませんが、まずは自らの商品価値を高めるこだわりと努力を大事にしてきたことで、今の彼や私があると思っています。能力でも良い。容姿でも良い。若い方達には、「まずは自分の特技を身につけ磨く事」と伝えたいです。

 

私も若い頃は否定的だった「急がば回れ」のことわざが今になって深く理解できます。我々は今も尚、回り道の最中です。

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