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【産業廃棄物】撤去されたパチンコ・パチスロの機械はどこへゆくのか?

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「パチ屋の産業廃棄物」について。つまり撤去された機種がどうやって処理されているのかです。これは筆者もあんまり知らんので一緒に勉強しましょう。どうぞ!

 

 

野積み&不正利用問題

 

使用済み遊技機の問題は業界をあげて取り組んでいる

 

家パチ・家スロをお持ちの方なんかは重々承知だと思いますが、パチンコやパチスロ機というのはデカいし重いしでなかなか邪魔です。数台でこれなので、それを大量に保有するホールで不要な機種が出た際なんかはその処分が結構クリティカルな問題になる場合があります。んでこの場合の「不要な機種」というのは中古移動やらを全部やり尽くした使用済み機種や設置期限切れの機種なんかを指します。さあ、これをどう処理するか。

 

今はだいぶルールや仕組みが整備されていますが過去はその辺がゆるゆるであったため、その辺の山とかに不法投棄するけしからんホールというのが実際にあったそうです。それを現在では「野積み問題」といい1990年代には社会問題に発展。風営法の改正により児童の入店が厳しく規制されるようになって以降に噴出することになった「車内放置児童」の問題とあわせ、メディアからの激しいバッシングを受ける事になります。で、これはイカンということで、流石に業界全体がこの不法投棄の問題に取り組む事になります。

 

もうひとつ「不正使用」の問題があります。これは闇スロやカジノなどにパチスロの実機が使われる事を指しますが、実際に使われてるということはどこかが使用済み機械を横流ししとるということです。これを無くすのもまたパチンコやパチスロ業界に課せられた重大な社会的責任のひとつなわけで、例えばホールが単独で行うとか、メーカーがやるとか、販社や設置業者が責任を持つという話じゃなくて、もう全体で取り組んでいかねばならんと。

 

というわけでそれらを無くすための、使用済み機械のしっかりとした処分を「使用済み機械の適正処理」というふうに呼び、各業界団体が一丸となってそれにあたっておる、というのが現状です。具体的なやり方については日電協さんと回胴遊商さんが運営する「パチスロサミットONLINE」にこんな記事がアップされてました。鬼詳しく書いてあるので詳しく知りたい方はご確認ください。

 

ざっくり、ホールは「メーカー」や「販売会社」がそれぞれ用意している適正処理の仕組みを利用してもいいし、また自分で遊技機リサイクル選定業者に依頼するなどいろいろな手段が用意されています。またそれらは業界の主要6団体(全日遊連・日遊協・日工組・日電協・全商協・回胴遊商)および愛材協(愛知県遊技機材料協同組合)で構成される「遊技機リサイクル推進委員会」がガイドライン化しておる、とのことでした。

 

 

どのくらい適正処理されておるのか調べてみた。

 

排出先の約半数はメーカーの下取りや買い取り

 

全日遊連(ホール団体さんです)が7324店のホールを対象に行った調査結果をまとめて発表した「ホールにおける使用済み遊技機の排出先等実態調査結果」によると、2021年度の排出台数はパチンコ・パチスロを併せて1,824,668台。その総重量は62,186トンだったそうです。実際の排出先の内訳はこんな感じ。

 

 

2021年度分 ホールにおける使用済み遊技機の排出先等実態調査結果
総台数 1,824,668
メーカー 919,937
販売商社 25,306
処理業者(選定業者) 605,660
処理業者(その他) 173,765

※全日遊連調査、単位は台

 

これを見るとメーカーによる下取り・買取による回収が約50%。ついで選定業者への売却・排出が約43%、販売商社の回収システム利用が7%との事。未回答のホールが10%ほどあるので実数としてはもうちょっと上になると思われますが、排出先の構成比率はおそらくそこまでブレてないと思われます。

 

このうち「処理業者(その他)」以外の数字は理論上「適正処理」がなされているはずの数字ですし、また「処理業者(その他)」も認定はされてないとはいえプロの処理業者であるはずなので、野積みとかは流石にやらんハズ。不正利用に関してどの辺まで追跡できるものなのかはちょっと分からんのですが、まあそっちは「スマスロ」「スマパチ」にて機械の管理がネットワーク上で行われるようになれば必然的に淘汰される運命にあるはず。従って長年の問題である「野積み対策」という意味では、各セクションが協力し、がっぷりよっつでしっかりその解決のために行動してるんだな、というのが見て取れるデータでございました。

 

 

業界豆知識あしの 画像36万トンの廃棄物はだいたい東京ドームの1/5杯分だそうです

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  • 1:2022-10-17 12:22:23青色発光ダイオードや液晶モニターが希少だった時代、中古台のそれらを取り外して売るようなことがありましたが、今ではただのゴミですね。メーカーなら再利用できなくもないのでしょうけど、品質差が出てしまうのは避けたいはず。何かいい利用方法でもないものでしょうか。ゲームセンターの汎用筐体みたいに、筐体と画面を固定し、操作系とソフトウェアだけ入れ替えられればもっと長持ちするのでしょうけど。

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