【パチスロ○号機】1号とか2号とかってそもそも何のことなのか一回整理してみよう！

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「○号機」について。普通に4号機とか5号機とか言ってますが、そもそもこれは何なのかちょっとチェックしてみましょう。ちょっと初心者向けの記事ですが、慣れた方々も忘備録代わりにどうぞ。

そもそもの話。

パチンコやパチスロというのは自由に作って良いものではなく、根底部分のルールは法律で定められています。これを「遊技機規則」と言い、筆者みたいなライターがよく使う「旧規則」であるとか「規則改正」みたいな単語に出てくる「規則」はすべてこれを指します。

そしてこれに関してはもうひとつ「解釈基準」というのがあります。正式には「技術上の解釈基準」というもので、警察庁保安課が「この法律はこう解釈します」というふうに決めるものを指します。「遊技規則」と「解釈基準」はセットになっており、この2つを逸脱するものは適合を受けることができない、あるいは検定を受けても落ちます。

もういっちょ似た単語に「内規」というのがありますが、これは「内部規則」の略。意味としては「遊技機規則の範囲内でどう開発するか」の業界内部での取り決めです。だから「内規」ですね。これはあくまで自主規制。

話を戻すと、まず絶対的なルールとして「遊技機規則（国）」があり、その運用のルールとして「解釈基準（警察）」があり、その下に業界の健全化の為に「内規（組合）」があると。パチンコやパチスロというのはこの3つを守りつつ作られております。

んで内規はちょいちょい変わります。解釈基準もたまに変わります。でも遊技規則はそれこそ法改正の話なので、そう簡単には変わらない。

というわけで表題の「○号機」ですが、これはおおもとの「遊技機規則」が改正された際に数字がいっこ加算されます。

0号機から6号機まで

はい「○号機」の数え方ですが、基準になるのは1984年です。これはしっかり覚えておきましょう。この年に何が起きたかというと、「法律に基づいたパチスロの全国統一認定基準」がはじめて誕生したんですな。上でいう「遊技機規則」がここで生まれます。このときに生まれたのが「風営法（風適法）」というやつで、これはそれ以前に施行されていた「風俗営業等取締法」を大幅チューンナップして出来上がったものです。でそのチューンナップで遊技機規則が生まれたと。

なのでこの時点でのルールに則った機種を「1号機」と言います。

んで1号機以前はパチスロが無かったのかというと全然そんなことはなく。「都道府県（の公安委員会）」がOKした機種は普通に稼働しておったそうです。今で言う「適合」を受けてない機種が「検定」のようなものだけ受けて設置されてたんですな。なので都道府県ごとにルールはバラバラ。ただこの時期には早速「パルサー」シリーズの原型となる「パチスロパルサー」（尚球社）がヒットを飛ばすなどしております。で、この時期の「1号機以前」の機種を便宜上「0号機」と呼びます。

んじゃ0号機はパチスロに似た別の何かだったんだな、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その判断には疑問が残ります。というのもパチスロの始祖とされる『ジェミニ』という機種から既に「マックス3ベット・15枚払出し」というパチスロの基本ルールは採用されておったそうで、始祖であるのは間違いない。実際に打ったことある人も周りに結構いますが、話を聞くに「面白かった」そうで、パチスロはパチスロだったという事で良いんじゃないかと。

よし、以降の歴史を見てみましょう。

こんな感じです。3号機までは超短いスパンで移り変わってますが、4号機と5号機が長い。まあ生まれたばっかの規則というのは探り探りになるでしょうし、号が若いほうが改正も早いと。ただこれを見ると1号機から4号機になるまで実質8年しか経っておらず、しかもその4号機が大ブームになり『北斗』が約63万台売れたりするわけで。このスピード感は相当なもんだったと思います。筆者なんかパチスロを打ち始めたのは4号機からですが、その十年前から打ってた人は0号機を触ったことがある可能性も全然あるわけで、そう考えるとパチスロの歴史って結構短い。

なんにせよ、号機ってなんやねんと思ってた人は、「遊技機規則」と「1984年」って数字だけ覚えとくと、歴史を学ぶ上での足がかりになるかと思います。以上！

7号機はいつになるのだろう