【ドラマ】その昔パチンコを題材にした地上波ドラマが存在したのを知っているか!

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「パチンコを題材にしたドラマ」について。今の時代からは考えられませんが、その昔、なんとパチンコホールを舞台にしたドラマというのが存在したとかしないとか。まあ、したんですけども、これは若い人は100%知らんと思うので、まあ無駄知識として頭のどっかに入れておきましょうや。どうぞ!

 

 

マジであったんだぜ!

 

水10枠で主演は松本明子

 

パチンコホールを舞台にした地上波ドラマ。そんなんあるわけねぇだろと思うかも知れませんが、マジでありました。タイトルは「グッドラック」(1996年)で、主演は電波少年でブイブイいわした松本明子さんです。Vシネとかじゃなくてマジで地上波ドラマであり、しかも深夜じゃなく水曜の22時、いまで言う「水10枠」です。各話のタイトルを見てみましょう。いい感じでwikiに掲載されています。

 

 

  • 第1話 「パチンコ娘がんばる奇跡のスリーセブン」(1996年7月3日)
  • 第2話 「パチンコ娘の悲鳴」(1996年7月10日)
  • 第3話 「駅前パチンコ戦争」(1996年7月17日)
  • 第4話 「(秘)パチプロ撃退法」(1996年7月24日)
  • 第5話 「開店記念日の秘密」(1996年7月31日)
  • 第6話 「日本一の店内放送」(1996年8月7日)
  • 第7話 「超一流店の条件」(1996年8月14日)
  • 第8話 「アンタが好き!」(1996年8月21日)
  • 第9話 「裏切りの新装開店」(1996年8月28日)
  • 第10話 「現金3億円の愛」(1996年9月4日)
  • 第11話 「パチンコ娘涙の一発大逆転」(1996年9月11日)視聴率21.2%

Wikipedia「グッドラック(ドラマ)」より引用)

 

改めてめっちゃ面白そう。ちなみに筆者これリアルタイムで見てました。まだ高校生でパチンコはやってなかったんですが、「駅前戦争」とか「パチプロ撃退法」とか、興味をそそる単語なので、当時からパチをやってた人にとっては(いろんな意味で)相当面白かったんじゃないかと思います。

 

さて内容はどうだったか。もはや記憶で書きますが、物語のアウトラインは松本明子の父ちゃんか爺ちゃんがパチ屋のオーナーをやっており、彼女がそれを継ぐことになると。んで確か彼女が継いだ途端客が激減したり軍団に食い物にされたりするのを、持ち前の明るさとひたむきな頑張りでなんとかいなしつつ、そうこうしてる間にホールの土地が地上げに遭いそうになるのをパチンコ対決で勝って阻止しハッピーエンド。みたいな感じでした(マジ)

 

ラストシーンはたしか、松本明子が1発だけ残った玉で大当たりを射抜くんですけども、果たして何を打ったかとかは全然分からず。当時パチンコを打ってなかった筆者は「やったぜ!」とか無邪気に思ってたんですけども、今思い返すにその大当たりを消化する玉とかどうするんだろうとか、余計な邪念が入っちゃいます。

 

ちなみにこのドラマを知る人同士で語る際は、主題歌が氷室京介の「SQUALL」だったという話が必ず出てきます。96年というとドラマタイアップ至上主義みたいな時期のど真ん中であり、とりあえずどんな作品でも大物アーティストの曲をくっつけて放送するのがデフォでした。なので歌とドラマの内容は全然関係ありません

 

 

96年という時代。

 

放送当時の遊技人口は2900万人

 

「グッドラック」が放送された1996年は「パチンコブーム」の真っ只中でありました。

 

これはよく出てくる数字なので是非頭に入れておいて欲しいのですが、日本生産性本部の「レジャー白書」によるとパチンコ人口が最も多かったとされるのは1995年~1996年。なんと総参加人口は2900万人だったということで、まさにパチンコが「国民の娯楽」として親しまれていたタイミングでした。海物語の原点である『CRギンギラパラダイス』や+1回ループタイプでホールを席巻した『CR大工の源さん』、演出の面白さで人々を魅了した『CRモンスターハウス』や『ナナシー』もこの年。超バラエティ豊か。すごい豪華です。そういう時代だったからこそ、視聴率も取れると判断されこういうドラマが作られ、そして実際に好成績を叩き出したと。

 

上のデータにもありますが、なんと最終回の視聴率は21%超え。今じゃ考えられん数字です。しかもネタはパチンコ。なんてゆるくてステキな時代だったんでしょうか。

 

翌年には諸々禁止されて初当たり1/315、1/2突入&継続・時短なしの確変機ばっかになって人口が徐々に減少し始めるのですが、一方でパチスロが技術介入ブームを迎え、やがてAT及びST機をへて「北斗」にて黄金期を迎えることになります。そう考えると「グッドラック」というのはタイミング的に「パチの黄金時代」のギリギリにぶっ刺された奇跡の作品ですな。

 

残念ながら円盤化されていないので簡単には再視聴できない作品になってしまっていますが、時期的にわりと資料的価値が高い作品です。もしソフトとして世に出れば一定数買う人はいると思うんで、日テレさん是非お願いします。筆者は多分買います。

 

 

業界豆知識あしの 画像3高校生の目からみても松本明子は芋演技でした

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17
  • 1:2022-12-09 18:54:47普通に有名だったけどパチンコの勝ち方分かっている人ほど見ないという

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