【このミス】読者投票1位!パチスロ攻略をテーマにしたミステリー小説があるのを知ってるか!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「このミステリーがすごい!」について。パチンコ・パチスロと全然関係なさそうなテーマですが、実は意外とあったりします。出版当時は話題になったもんですが、知らん人もそろそろ出てくる時期だと思うので知識として一度入れておきましょう。どうぞ!
ビッグボーナス
あんまり本を読まない人にとっては耳馴染みがない賞だと思いますが、本邦には「このミステリーがすごい!大賞」という、ミステリに特化したエンタメ小説賞というのがあります。略称は「このミス」で、宝島社が主催しています。受賞作には映像化された有名作品も多く、『四日間の奇蹟』や『チーム・バチスタの栄光』なんかは映画でもヒットしましたな。
そして燦然と輝く作品群のなか、一際異彩を放つのが第二回(2004年)の優秀賞に輝いた『ビッグボーナス』という作品。こちら読者投票の1位にも選出されており、当時はある特定の分野のファンからかなり注目を集めました。まあタイトルからも分かるように、これ「パチスロ」をテーマにしたミステリ小説なんですな。作者は「ハセベバクシンオー」さん。現在は小説を執筆するとともに映像作品の脚本なども手掛けられております。
パチスロミステリ小説。しかも「このミス」で優秀賞。おまけに読者投票1位。
これ、下手したら業界団体から表彰があってもおかしくない偉業に思えるのですが、2004年当時はまだ「このミス」の知名度がそんなに高くなかったこと。そして扱ってる内容が単純にパチスロの機械やら業界というわけではなく「攻略詐欺(しかもメーカー仕込み)」であった事がややアレだったのか、特にコラボパチスロが作られたりすることはありませんでした。
かなり面白いぞ。
『ビッグボーナス』は一言でいうと「かなり面白かった」です。ネタバレになっちゃうので具体的なプロットについては書きませんけどもザックリ舞台設定を紹介するとこんな感じです。
主人公である「元・メーカー開発」の男がとある理由により退社したのち「攻略(詐欺)会社」を設立。現在は口八丁でユーザーを騙して日々の糊口をしのいでいます。ところがある日、ライバル会社が「マジモン」のネタを売っているという情報が入り、しかもそれが、彼がメーカー在籍当時に開発した機種にまつわるもので、これをきっかけに物語が大きく動いていきます。
作中で本ネタになってる攻略は人によって感じは違うかも知れませんが筆者は某メーカーの某コピー打法の事だなと理解しました。もう10年以上前に読んだので今読むとまた違う印象になるのかも。序盤は「架空のセット打法」なんかが随所に登場するのですが、ありもしない攻略を電話口で説明し、上手いこと納得させて入金を促す、というフロー自体や、いかにもありそうなインチキ攻略の手順とかもいちいち笑えます。
物語後半になると序盤の緩さから一転、結構シビアな話になりますがこの辺は好き嫌いがあるかも。筆者は好物でしたけども、これから読む人は「笑えるばっかりの話じゃないよ」というところだけ頭の片隅に入れといてくださいまし。
ちなみに作者のハセベバクシンオーさんはテレ朝の『相棒』シリーズや『警視庁捜査一課9係』シリーズなどの脚本を担当しつつ、違法カジノ等を舞台にしたアウトロー小説『ダブルアップ』、同じくパチスロもバリバリ出てくる『ビッグタイム』など『ビッグボーナス』と似たテーマの作品を複数執筆されております。なるほど名前からして競馬を含むそういったジャンルが好きな方なんですな。実際、「スロマガ7」にて紅林直作画の『リプレイタイム』の原作をやられていたようなので、もしかしたら今後もなんかやってくださるかも?
気になる方は是非読んでみてください
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