【振動】パチンコ&パチスロの台やハンドルが震えるバイブ演出っていつからあるの?
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「振動(バイブ)機能」について。今はもうパチンコもパチスロもあらゆるところが震えてますが、それぞれの初出は一体なんだったのかおさらいしてみましょう!
パチンコとパチスロで流れが違う
パチンコで最初に震えたのは「ハンドル」でした。これは京楽の『CR必殺仕事人』(2001年)で初めて搭載され、後継機である『CR必殺仕事人激闘編』(2003年)を最後に廃止になりました。当時の名称は「P-vib」といいます。なお「仕事人」はこのハンドル機能と妙に縁があるシリーズで、P-vibの初出となった初代、そして最後の作品となった激闘編に続き、2007年の『CRぱちんこ必殺仕事人III』ではP-vibの実質的後継ギミックである「P-フラッシュ」が初搭載され、さらに2011年の『CRぱちんこ必殺仕事人IV』ではエアバイブが初搭載されています。
ハンドルバイブの廃止時には当該機能以外にも演出のスキップ機能、疑似じゃない連続予告も同時に禁止になってます。このうち連続予告は2008年に解禁されてますがハンドルバイブとスキップは解禁されず。いまバリバリに振動しよるやんけと思われる方も多いと思いますが、実際あれはハンドルではなく別のギミックの振動がハンドルに伝わっとるのですな。
んじゃその「ギミック振動」の初出はなんだというと、例えば2008年にリリースされたサミーの「ぱちんこCR北斗の拳」には「V-PUSH」なる「振動するボタン」が搭載されておりました。もしかしたら筆者が知らんだけでそれより以前に同様のアイデアはあったのかもしれませんが、当時の営業資料を見ると振動するボタンをそれなりに前面に押し出してる雰囲気があるので、先駆者じゃないにしてもそれなりに先頭集団だと思われ。
なのでパチンコに関しての「振動」の流れは「ハンドル→ボタン(ギミック)」みたいな感じです。
一方、パチスロで最初に振動したのは「停止ボタン」でした。こっちは2001年、IGTジャパンの「ブルドッグ」ですね。結構マイナーな機種ですが筆者も触ったことがあります。たしかにブルブル震えてました。なのでコイツが最初の振動台。ですが、これにはちょっと疑義があって、同じ年には山佐から「ナイツ」が出てるんですよね。こっちは「バウンドストップ」を搭載しており、これを「リールの振動演出」とカウントするならナイツのほうが先。その辺はそれぞれの判断でどうぞ。
その後、パチンコと同じくチャンスボタン振動が登場。のちにウーファー搭載により音圧で振動を体験できる機種が登場、物によってはバイブ機構が機械に埋め込まれて物理的に台がブルブル震えたりするようになりました。
とりあえず、最近の台はどっかしら震えるのがデフォになっております。
賛否はあるよね
そんな「振動」演出について。アツイはアツイんですけども隣の台まで震えるくらいすげービッグなバイブレーションがほとばしる機種には一部批判の声もあります。この辺の問題は「音量の問題」とある意味ではリンクしてくるのかなと思いますが、パチンコをまったり遊びたい人にとっては隣の台からバルルルと振動が伝わってくるのに忸怩たる思いが出ちゃうのも分かる話。筆者も超絶負けてる時とかに隣から頻繁にバルルルと伝わってくると負け犬感が凄く出てくるんで逃げたくなる事もあります。
一方で、パチンコにおいては好きな演出ランキングみたいなスレが定期的に立ちますが、そこで「レバブル」「ボタンバイブ」などのギミック振動がほぼ毎回上位に挙げられることも事実。要するにこれ「自分の台で起きたらすげー嬉しい」けど「隣で来ると悔しい」という、激アツ演出の宿命をそのまま背負ったような演出なのだと思います。
批判にさらされる事が多いのはおそらく「音」と一緒でそっちの方を見てなくても分かっちゃうから。まあ気にしなきゃいいだけの話なんですけども、すげえ負けてる時はたしかにね。人間だもの。でも、もうちょっと控えめでもいいんじゃないかなぁ、と思います。
10万負けてても隣を祝福できる男になりたい
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