【アイドル店員】ホールを彩る美しきスタッフさんたちはなぜこんなに沢山いるのか?

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「アイドル店員さん」について。最近はSNSを見るとどの店も大体そういう系のスタッフさんを前面に立ててプロモーション活動を行っておりますが、そもそも彼女らはどういう存在なのか。ちょっと調べてみました。

 

 

ホールのSNSアカウントはここ5年で爆増した。

 

射幸心を煽らない集客方法として急速に広まった

 

そもそもパチンコホールというのはかなり長い間、新台を入れてチラシを撒いとけばベタピンでも人がくる、という時代が続いていました。そういう状況下においては、アイドル店員さんとかそういう発想が出てくるほうがまず異端であります。しかしアイドル店員さんは今現在もまだ増殖を続けており、Twitterのタイムラインを埋め尽くさんばかりになっています。

 

個人的にはキレイな女子の姿は猫の写真の次に好きなんで全然癒やされるんですけども、そもそも彼女らはどういう経緯で生まれ、そしてここまで増えることになったのか。

 

まず経緯ですがこれには大きな柱として「遊技人口の減少」「広告規制」があります。要するにホールが儲からなくなり、かつ集客も難しくなってきたと。で、これを何とかするための努力というのはもう10年以上前から色々試されており、そのなかで効果的な方法のひとつとして「来店取材」がクローズアップされたのはご存知の通り。

 

最初は雑誌ライターさんなどを利用するのがメインだったことから「ライターバブル」と呼ばれる時代が訪れますが、ニコ動およびYouTubeで「パチンコ・パチスロ動画演者」さんが認知されたことにより人気が分散、一部を除き行き過ぎた案件の集中などが緩和、バブルが弾け現在に至っております。

 

んでこの「来店取材」というのはそもそも、「自発的な集客手段が封じられている」から「影響力のある誰かにそれを頼む」という対症療法に近いものです。そもそもの病根である「自発的な集客」の方を何とかしないと状況自体は好転しない。んで広告規制で封じられてるのは「営業所周辺における清浄な風俗環境を害するおそれのある方法での広告又は宣伝」であり、これは通達のなかでは「射幸心」と関連付けて考えられます。

 

要するにパチンコホールとしての営業に関係ない部分でのブランディングであれば特段問題もないわけで、そこで2018年頃からむちゃくちゃ言われ始めたのが「SNSを活用した広告戦略」なんですな。当然その意図するところの中には今で言う晒し行為のようなものは含まれません。お客さまとのコミュニケーションやスタッフの日常の配信など。地元のファンのために積極的にSNSを活用しましょう、というものです。

 

この戦略は多くのホールコンサルタントさんが推奨していた方法ですし、また多くのホール店長さんもそういうセミナーを受けてるんで、2019年くらいには恐るべき速度で全国に広がる事になります。今SNSアカウントを持ってないお店はあんまり無いでしょうし、これをご覧の方のなかにもどこかの店のSNS担当者さんは居ると思います。で、ある時だれかが思いました。これ、SNS担当者そのものに「影響力」を持たせたら、その人に会いに来るお客さんが現れるんじゃなねぇか……? 

 

はい、これがアイドル店員さんに繋がります。

 

 

答えから逆算したら簡単だけど。

 

アイドル店員の元祖はアリーナグループの「あゆちゃんまん」?

 

パチンコというのは「装置産業」でありまして、そもそも「人」でお客さんを呼ぶ事ぶ必要はないビジネスです。これは別にパチンコに限ったことじゃなくて、例えばゲーセンやカラオケも同じ。装置産業のメインは機械であって、サービスを提供するのも機械。主役は機械です。それを踏まえて考えると「アイドル店員さん」の誕生はコペルニクス的な発想といっても良いでしょう。

 

広告規制からライターバブル、そしてSNSの勃興……と歴史を俯瞰してみたら「登場して当然」と思うかもしれませんが、答えから逆算するのではなくそれを1から考えて実行した人が存在すると考えるとまさしく天才的といっていい。でこれ、最初に誕生したアイドル店員さんはアリーナグループの「あゆちゃんまん」さんだと言われております。Twitterアカウントを確認すると利用開始が2016年から。時期的にも確かに先駆者です。

 

あゆちゃんまんさんの場合、自発的にアイドル店員を名乗ったわけではなく、もともと店舗スタッフとして勤務している所をSNS担当者に任命され、そこから顔出しなどを含め店舗紹介を行ううちに、いつしか史上初の「アイドル店員」さんとして認知。そして現在ではその雛形にもなっています。

 

いまは所属店舗休業につき当該法人さんの営業販促課に転属していますが、アイドル店員さんとして活動中は普通に所属する店舗のホールに出てらっしゃったので、まさしくアイドル「店員」さんでありました。もちろん、これは戦略的に認知を進めていったプロデューサーさんの手腕によるところも大きいと思いますが、本人の努力もかなりあるでしょう。

 

もちろんこれは個々の例にすぎず。店舗によっては「アイドル店員」さんとしての活動有りきで事務所を通し女子を派遣してもらってる所もあると聞きます。その場合は全然「店員」さんじゃないんですけども、まあ「人で客を呼ぶ」という今までパチンコ業界が苦手としてた部分を急造で補強するに、そういうインスタントな方法もまた、必要になってくるんでしょうな。と思いました。個人的にはいいぞもっとやれ、と思っています。可愛い女子は正義でしかないので。

 

 

業界豆知識あしの 画像3なにやらアイドル店員さんによるアイドルグループもあるそうです。すっげー。

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