【ブランク】パチスロにある「何も描かれていない図柄」の意味と役割を解説!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ブランク(図柄)」について。これは主にパチスロで使われる言葉ですが、意味と用途についてちょっとおさらいしています。どうぞ!
「何も描いてない」が描いてある。
ブランク図柄、というのは「何も描かれていない」が描かれてる図柄を差します。こういうと妙な感じですが、つまり「配当に絡まない」「無意味なマーク」なんかの事ですな。
そもそもの存在意義としては制御の都合で必要な場合もあるのですが、他にもリール配列と制御の面白みをアップさせるために敢えて投入されてる場合もあります。はるか昔より基本的に「無意味」な図柄だったのですが、例えば4号機時代も山佐の「ピカゴロウ」のようにブランク図柄(バックライトが仕込まれた光る雲のキャラ「ふー太」)自体に意味を持たせて告知に利用する機種などはありました。
ブランク絵柄のイメージを変えたのは恐らく2000年にリリースされたサミーの「獣王」だと思われます。当時は「ブランク図柄」はあくまで脇役だったのですが、「獣王」はなんと中と右のリールに「3連ブランク」を搭載。そもそも見た目のインパクトが凄いのですが、中リールにそれが止まれば激アツというゲーム性の意味での優遇も施されており、ブランク図柄の使い方に一石を投じた格好です。
ちなみに2001年、メーシーの「バクチョウ」は3連ブランクを中と右に加え左リールにも搭載。これにて3リールオール・計9マスの超プレミアム出目が誕生する事になります。んでその際は(確か)プレミアムハズレみたいな扱いになってAT100連だったハズ。確認しようと思ったんですが情報が出てこねぇので多分ですが、恐らく合ってるハズ。
※(2月22日追記)改めて調べたらプレミアム出目はAT確定、その1%で100連とのことでした!すんません!
とりあえずこのように、「ブランク図柄」の扱いも単なる「空き図柄」から「チャンス役」へと、時代とともにちょっとずつ変わってきてるんですな。
有効ライン数が減ってからますます重要に
で、最近の機種というのはこのブランク図柄の意味合いというのがちょっと変わってきてます。ハナビなどのノーマルタイプでも普通に搭載してますが、それよりもAT機においてその方向性が顕著。理由としては昔に比べ「有効ライン数」が減ってることが挙げられます。
有効ラインというのは「小役揃いと認められる列」の事なんですが、昔はこれが水平3本と斜め2本の5本がデフォであり、ストック機自体はそれにプラスしてL字の2本を加えた7ライン機というのが増えました。んで最近は逆にこれが減って、有効ラインは一本です、というのが増えてますな。
でもいろんなラインに小役が揃うじゃん! と思われるかも知れませんが、どっこい一見するとベルが直線に揃ってるように見えても、実はシステムの判定ではベルの揃ってるラインは無意味だったりする場合があります。そういう場合は下段とか右上がりの斜めとかに「リプ・ブランク・7」みたいに機種に応じた(一見するとそれとは分からない)役が揃っており、そっちの方が「ほんとに揃ってる役」だったりするんですな。
んで筆者は上の方でブランク図柄のことを「配当に絡まない」「無意味なマーク」という風に解説しましたが、そう、最近の機種は普通に配当にブランクが絡んでるのです。
メーカーからの配当表(小役の揃い例と払出枚数の表)というのはあくまで「リール上に直線に揃った図柄」を記してあり、システム的に判定されるホントの意味での配当表とは違ったりし、そしてそのホントの意味での配当表に「ブランク」が普通に絡んできてる。なのでメディアでは最近の機種の配当表には「簡易版」あるいは「例」もしくは「※見た目上の配当の一部」などの但し書きがあります。我らが「ななプレス」においては「簡易版」という表現になってますな。
なんでそんな事になっとるかというと、いっつも同じ列に小役が揃ってたら面白くないし、そもそも1リールでどの小役が揃うか分かっちゃって凄く面白くなくなるから。1リールというルールの中でちょっとでもバラエティに富んだリール制御を見せるべしという努力の結果、ブランク図柄というのを含めてバリバリに役構成にブチ込まれておるわけですな。
従って、最近のブランク図柄というのはあんまりブランクじゃありませぬ。ただ「目立たない絵」くらいの感じですな。
獣王のリール配列はスカスカでした
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