【確変】パチンコにおける超基本用語の意味や歴史について解説!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「確変」について。パチンコ用語のなかでも基本中の基本の単語ですが、改めてその意味や歴史について解説してみましょう。どうぞ!
確率が変動する。
「確変」はそのまんま「確率変動」の略。たとえば通常1/319で当たる機種があったとして、確変状態だとこれが1/32くらいになる感じ。なので確変状態になると大当たりがしやすくなるうえ、多くの機種ではヘソなどへの入賞がしやすくなる「電サポ」が発動するので、「玉を減らさずに大当たりを連チャンさせる」ことができるようになります。
パチンコの出玉の波は主にこの「確変」によって作られ、この状態中にどれだけ出玉を伸ばせるかに面白さが集中してると言っても過言じゃありません。また確変は電サポの有無やいつまで続くか、あるいは転落の仕様により呼び方が変わります。ちょっとまとめてみましょう。
確変の種類 | |
ループ式確変 | 単に「確変」といえばこれ。 次回大当たりまで継続する 電サポ付き確変 |
ST | 回数切り確変のこと。 決められた回数で終了する |
潜伏型 | 電サポがない確変 |
転落式 | 転落抽選にひっかかると 終了する確変 |
確変の登場は1991年、SANKYOの『フィーバーチャレンジII』が最初だったとの事。ただしこれは今で言う電サポのロング開放みたいなのの確率が変動してたとの事で、大当たりそのものの確率は変わらず。そういう意味では大当たりの確率が変動した最初の機種は平和の『エポック』だったそうです。その後三洋物産から『CR大工の源さん』に代表される2回ループタイプの確変機が登場。
これは確変に突入すると次回のみならずその次の大当たりまで確変が継続するというもの。2回中に1/3の確変図柄を揃える事ができればさらに継続するみたいな感じです。凄い! これらは一世を風靡するもその高すぎる射幸性が仇となり1997年には全面的に禁止に。しかも「確変の上限は5回までや!」というめちゃんこ厳しいルールが敷かれる事になります。これは「5回リミット(リミッター)」と呼ばれ、パチンコの暗黒期の象徴とされておるそうですが、一方でこの時期に「パチスロ」の導入が一気に進んだ結果、のちの4号機大ブームにつながったとの見方もあるそうで、なんともはや。痛し痒し。ただ、流石に5回リミットは厳しすぎたのか2年後の1999年には早速廃止の運びとなり、その後確変周りの規制は段階的に緩和されていく事になります。
パチスロの確変といえば!
確変というのはパチンコの専売特許みたいな単語ではありますが、パチスロにもそれを標榜した機種がいくつかあります。
有名なのは2002年に高砂がリリースした『必勝金閣寺物語』。これは確変専用図柄(金7)が揃えばその後2回のBIGが確約されるというもの。本来は「パチスロ必勝ガイド」の妄想パチスロ企画ででっちあげ(?)られた機種で、その名も『CR金閣寺』。実際は存在しない台なのですがやたらと細かいデータなんかが掲載されたために「打ちたい」と思った人が続出。サイレントストック機の仕組みで再現可能になった段階で実際にリリースされた、といういわくつきの台です。もとが「CR」とついてることからも分かるように往年の2回ループ式の確変をシステム的に再現した正真正銘の「確変機」でありました。
同年に山佐がブチ込んだ『ザクザク千両箱』も似たシステム。こっちも2回ループ式の確変をシステム的に再現したサイレントストック機で、パネル部分に思いっきり「CR」って書いてある事から開発思想もほぼ同じだと思われます。
同年、AT機ではロデオの『一撃帝王』が「確変システム」を搭載。ボーナス確率を極限まで落としたほぼCタイプに近いAT偏重機と、それだけでもまあまあ特徴的なのですが最大の特徴はATの告知法。当時はA! とか表示されればAT確定(発動)みたいなのが多かった中、コイツはストック数を参照して残数が2個以上ある場合には「V」を表示。2回消化までにさらにVが表示されればそこからまた2回が確定……と、これまた2回ループタイプの確変をイメージしたものになっていました。実際は告知法にひとひねり入れただけの話なんですがこれもおもいっきり「確変AT」を謳っており、パチスロの確変といえば真っ先にこれを思い浮かべる人も多いかも。
「確変」はすでにパチンコやパチスロ以外でも市民権を得た言葉になってますな
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