【P哲也4 試打レビュー】とんでもないライトミドルが誕生!生まれ変わった「哲也」のスペック&演出を詳しくレビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回は注目の新台「P哲也4」を試打してきましたので、スペックや演出はどんな感じだったかユーザー目線でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
ディ・ライト(Daiichi)ならではの役物抽選が熱い!
まずはギミック面から。これまでの「哲也」シリーズといえば「点棒役物」や「雀聖役物」といったギミック群が非常に印象的でしたよね。今作でも筐体上部にそのインパクトを凌ぐドデカイ点棒がブッ刺さっております。
一方でギミック群はいったいどんな派手な仕上りだろうか…と思っていたのですが、これまでの「哲也」シリーズと比べて思いの外非常にシンプルな造り。液晶の両サイドには「雀聖」&「天運」と書かれたパネル型のギミックがあるのですが、演出発生時もギミック自体は動作せずこのようにフラッシュの方がメインになっています。派手なギミックアクションが苦手な方には心地いい造りだと思いますが、一応初代から打っていた僕としては点棒がドーンと落ちてきたりパネルが開いて「雀聖」が現れたりする瞬間にワクワクした記憶があるので、今作のギミックアクションはちょっと寂しく感じてしまいましたね。
その代わりといってはなんですが、本機にはこれまでの「哲也」シリーズにはなかった新要素である役物抽選を搭載。通常時の「銀玉決戦」突入時はこちらの役物によるガチ抽選が行われ、回転体のV穴に入賞すれば3000発ボーナスである「雀聖MAX3000ボーナス」+連チャンモード「頂上決戦」突入となります。「銀玉決戦」突入後はアタッカーに玉を入賞させるとまず中央役物の右上にある黄色いプラ板の部分で玉のルート分岐が発生し、回転体の内側に向かうルートなら「V」or「再」のみとなっておりハズレ穴入賞の可能性はゼロ。大当たり or ルート分岐から再チャレンジとなるので激アツです。
この役物の面白さはさすがディ・ライト(Daiichi)さんといったところでしょうか。しかし残念なのがその出現頻度で「銀玉決戦」の突入率はなんと通常時の約1/5201.3…といわばプレミアム的存在。せっかくめちゃくちゃ面白い役物抽選に仕上がっているのに、この出現頻度はかなりもったいないなぁと感じました。
続いて盤面構成について。まずはアタッカーですが、本機はダブルアタッカー構成。10R大当たり時は盤面右上にあるアタッカーで消化、通常時に当選する「流局チャージ(2R大当たり)」は盤面右下にあるアタッカーでの消化となります。メインとなる右上のアタッカー&その周辺はDaiihi系機種お馴染みの造り。打ちっぱなしの消化で2~3個オーバー入賞することも珍しくなかったのでかなりの優良設計といえるでしょう。
そして盤面右下のアタッカーに関しては周辺に釘がたくさん配置されていますが、こちらも今回試打した限りではほとんど溢しは発生せず快適に消化が可能でした。通常時は「流局チャージ」が初当たりの過半数を占めているので、一応こちらのアタッカー周辺の状況はチェックした方が良いかもしれませんね!
続いてこの「頂上決戦」の上にあるのがスルー&電チュー。スルーにもう少し玉が入賞しやすればなとは感じましたが、本機の連チャンは全て1G連ということで実際には玉減りが気になることはほとんど無いでしょう。
盤面構成に関しては全体的に優秀な造り。過去の「哲也」シリーズも知っている僕としてはギミックアクションに乏しいところは残念でしたが、役物抽選が新たに追加されたことでプラマイゼロという感じですかね。ここは☆4つで!
究極のDAED or ALIVEスペック
左打ち中
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R×2 | 頂上決戦1回転 | 34.9% |
10R×2 (役物経由) |
頂上決戦1回転 | 1.5% |
役物ハズレ | なし | 2.3% |
流局チャージ(2R) | なし | 61.3% |
本機は初当たり(図柄揃い)確率約1/197.9の一種二種混合機。まずは通常時に関してですが、初当たりルートは図柄揃い・「流局チャージ」・役物抽選の3種類が存在と非常に個性的なスペックになっています。
役物抽選の「銀玉決戦」はプレミアム的存在となっており、メインはあくまで図柄揃いと「流局チャージ」。通常時は図柄揃いならその時点で「10R×2(3000発)+頂上決戦」が確定。「流局チャージ」当選時は2R=300発を獲得して通常へ…というDEAD or ALIVEなゲーム性です。初当たり確率こそ約1/197.9とライトミドル帯の数値ですが連チャンモードである「頂上決戦」への突入率は約1/543.9ということで、出玉設計的にはほぼミドルスペックといっていいでしょう。
過半数が「流局チャージ」ということでライトミドルとは思えぬ辛い展開になる頻度も高いと思いますが、1/300クラスのミドルスペック機よりは常に何かが起きるイメージを持ちながら大量出玉にも期待できる…ということで個人的にはかなり「アリ」なスペック。「P神・天才バカボン~甘神SPEC~」が好きな方にもかなりハマりそうな気がしますね。
本機の連チャンモード「頂上決戦」は1回転で約1/.61を射止めることができれば「10R×2(3000発)+頂上決戦継続」、射止めることができなければ通常へ…という1回転限りのSTのようなゲーム性。具体的な数値に換算すると3000発が約62%でループということで、突入のハードルが高いだけありそんじょそこらのライトミドルスペックでは太刀打ちできない強力な出玉性能を実現しています。連チャンは全て3000発×1G連ということで出玉スピードは非常に早く、伸るか反るかの勝負を楽しみたいという方にはうってつけ。ただ、これまでの「哲也」シリーズが好きだった方からすると物足りなさを感じてしまう気はしますね。
独創的なスペックを得意とするディ・ライト(Daiichi)さんの台の中でもひときわピーキーな仕上がりなので好みは極端に分かれると思いますが、ハマる人にはとことんハマるスペックだと思います。流行りのスペックに追従するのではなく新たな可能性を追求する姿勢も素晴らしいですね。☆は4つ!
激アツ演出発生時の期待感が段違い!「銀玉決戦」の出現率がもっと高ければ…
通常時の初当たり振り分けが非常に特徴的な本機なので通常時の演出はどんな感じなのか気になっていましたが、予告演出に関してはわりとオーソドックスな造りでこれまでと大きな変化はない印象。チー・ポン・カンからの連続予告なんかもこれまで通りで懐かしいな~と思いながら楽しめました。
個人的に気になったのが導光板演出。「玄人ラッシュ」など「哲也」らしい演出は色々搭載されているのですがこの導光板のエフェクトに既視感がある(「Pうしおととら~超獣SPEC~」と同じ?)ためか、新台ならではの新鮮味が薄れている、そして本機ならではの個性に少々欠ける印象を受けました。
逆に良いところはその初当たりの振り分けから生まれる強演出発生時の期待感。図柄揃い=「10R×2(3000発)+頂上決戦継続」が確定するため、強予告や強リーチ演出発生時のドキドキ感は他のライトミドルスペックでは味わえないものになっています。今回試打した限りでは「流局チャージ」当選は弱い流れからリーチハズレ後のみ確認し、強演出→ハズレからの「流局チャージ」がなかったのも高印象です。さすがに3000発+αに期待してからの300発のみはしんどすぎますからね…。
そんなたたでさえ熱い強演出の中でもひときわ目立っているのが「ドサ健SPリーチ」。こちらは本機で最も図柄揃い期待が高いだけでなく、なんとハズレてしまった場合でも「銀玉決戦」へ突入! そこらの機種で言う「最強リーチ」とは格が違うリーチ演出になっています。そこまでの予告演出なんか関係なく発展しただけでここまでワクワクさせられるリーチ演出は中々ありませんね。ただ「ドサ健SPリーチ」の出現率がどの程度なのかは気になるところ。なんせ「銀玉決戦」の発生率自体が約1/5201.3ですからね…。今回試打したでは限り図柄揃い大当たりは「ドサ健SP」以外のリーチ演出からがメインだったので、1日打っても見られないくらいかも?
通常時は導光板エフェクトのせいか新鮮味に欠ける印象を受けるなどちょっと「うーん…」と思うところもありましたが、激アツ演出時はライトミドルとは思えぬ興奮や緊張感を味わえるのは面白かったですね。ただ図柄揃い確率をもう少し落としてその分を「銀玉決戦」に振れば通常時の演出バランスもより魅力的になったのかな、と思いました。☆は3つ。
本機ならではの魅力はあるが「哲也」王道のバトルがチラつく…
スペック・ゲーム性の面でも振れましたが、「頂上決戦」ついてより詳しくご紹介します。本機の連チャンモード「頂上決戦」は1回転で約1/1.61の大当たりを目指す超短期決戦タイプのゲーム性。大当たり時当選時は「10R×2(3000発)+頂上決戦継続」、非当選時はその時点で「頂上決戦」終了が確定します。ショートSTタイプの機種は数あれど1回転限りで勝負が決する連チャンモードというのは非常に珍しく出玉面でもメリハリがあるので、好きな方にはとことんツボにハマるゲーム性だと思います。
連チャンの期待感を示唆するのは「雀聖MAX3000ボーナス」2回目の10R大当たり中に発生する「聴牌チャレンジ」、そして「頂上決戦」中のエフェクトやボタンの種類など。肝となる「聴牌チャレンジ」では「満貫(青)」<「跳満(緑)」<「倍満(赤)」<「役満(虹)」の順に期待度アップとなりますが、今回の試打では「倍満(赤)」以上なら全て勝利。「満貫(青)」でも何度か勝利を確認できたので演出バランスは良さげな印象でした。ただ1回転決着というゲーム性故、大当たり消化中以外は演出を楽しむ余裕があまりなく常にハラハラしている感じになってしまうのは気になりました。
特にこれまでの「哲也」シリーズを打ち込んでいた方ならもう少し演出をじっくり楽しみたいな、と感じる可能性が高いです。
「頂上決戦」は唯一無二のゲーム性そしてライトミドルとは思えぬ爆発力を持っているため、好きな方は「もうこれ以外打てない!」というレベルで中毒性の高い連チャンシステムになっていると思います。演出面に関しては淡白な印象(ゲーム性的に仕方ない)を受けてしまいましたが、一つ強い演出が出ただけで一撃3000発+「頂上決戦」継続に大きな期待が持てるのでコレはコレで面白いと思います。
ただ、僕も初代である「CR哲也~雀聖と呼ばれた男~」から触れてきた人間なので、やはり「哲也」の連チャンモードはアノ熱い麻雀バトルを思い出してしまうんですよね。ゲーム性自体はとても面白いのでこれが初物であればまた違った評価になったと思うのですが、きっと僕と同じ気持ちを持つであろう全国の「哲也」ファンの声を代表して…ここは☆3つで!
短時間勝負で輝く一台
5年という長い時を経て遂に登場する「P哲也4」はディ・ライト(Daiichi)さんらしい強烈な個性を放つスペック&ゲーム性で登場。通常時は図柄揃いなら必ず3000発獲得+「頂上決戦」突入、以後3000発×約62%×1G連というライトミドルスペックとは思えぬ破壊力を楽しむことができます。
これまでの「哲也」シリーズとは極端に異なるゲーム性なので歴代シリーズファンの方がどのような反応を示すのか…というのは気になるポイントですが、この唯一無二のゲーム性がツボにハマる方は少なくないハズ。初当たりの過半数が「流局チャージ」ではあるもののミドルタイプより期待感を持って通常時を楽しめますし瞬発力もかなりあるので、特にお仕事帰りの短時間実戦なんかにオススメしたい一台です。
今後もディ・ライト(Daiichi)さんからは独自路線の個性的なスペック開発に期待!…ですが、通常時の演出はそのままでもいいのでいずれ別ver.としてバトルスペックの「哲也」も出してくれたら嬉しいです(笑)。☆は4つで!
今回のレビュー結果
「頂上決戦」中は演出カスタマイズを組み合わせてメリハリのあるゲーム性にするのもオススメ
INFOMATION
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