【完走】6号機で言いたい単語ナンバーワン？起きて嬉しいアレについて。

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「完走」について。そもそも有利区間なんて概念がなけりゃこういう単語もないんですが、最近打ち始めた方のためにも1回解説しておきます。

有利区間の上限枚数をきっちり最後まで走り抜ける事。

はい、これは5.9号機で導入となった「有利区間」の「上限枚数」まできっちりメダルを出し切る事を指します。有利区間は時期によってルールが変動してるので非常に分かりづらいんですが、改めて纏めておきましょう。

こんな感じ。分かりづらい単語とかもあると思いますがこの辺のエントリでチェックしてみてください。こうやってみると5.9から6.0になるときにパワーダウンしてるように見えるのですが実際は斜傾>2.0（1Gあたりの出玉速度が2枚未満）制限が6号機で撤廃されたため、『Re:ゼロから始める異世界生活』のように「素早く増やしてサクッと有利区間を切る」タイプの機種が台頭することになりました。したがってMY2400制限が出来たからと言って単純にスペックが下がったわけではありません。

んで「完走」というと長く突っ走るイメージがあるので「上限ゲーム数」について想像しちゃいそうになりますが、実際は「枚数」で切られるほう……つまりはエンディング等で2400枚の表示があるものについて語られる事が多いです。もちろんその「語る」というのは「俺はあの機種を完走させてやった」みたいな感じでありますが、状況によっては2400枚を獲得する前に上限ゲーム数にひっかかりエンディングを迎える事も多く、そっちの場合は「完走」というより「エンディングなのに○○枚」みたいな残念な子扱いされることになります。どっちもATやART中の有利区間切れ、という意味では一緒なのですが、そりゃあ枚数は取れたほうがいいに決まっておりますし、「完走」ということばが持つ「達成」「成功」みたいなイメージのポジティブさから、これは基本的に「良いこと」として扱われます。

ちなみに最近はまた機械が持つポテンシャルが広がってきたおかげで、完走したぜ！　というのがもつ勲章的な意味合いがちょっと薄れてきています。6号機になる前は「万枚いったぜ！」というのが「その台をやっつけた証」みたいな部分があったので、今後は完走よりもまたそっちのがドヤツイートなどに使われるようになるのかもしれません。

「駆け抜け」という言葉もある。

というわけで「完走」というのは比較的近年になって生まれた言葉であるのに対し、似た語呂ですが意味は真逆の「駆け抜け」は5号機のART全盛期くらいに生まれた由緒ある（？）言葉です。こちらは主に「ATなどが初期ゲーム数のみで終わる」事を指し、上乗せや疑似ボーナス、CZ等のチャンスが一切なく通常状態に落ちてしまった時に「クソがッ！　駆け抜けたわ！」みたいな感じで使われます。「完走」がホッコリする単語なのに対してこっちは（特に天井で突入したATなどで発生すると）非常に腹が立つ状況を指すため、意味としてはほぼ真逆ですな。

特に上乗せ性能が強烈な代わりに初当たり確率が低く設定されている機種などではこの「駆け抜け」がマジでいやらしく、当たったのに全く当たった気がせずストレスばっかりが貯まるといった事もしばしば。またラッシュに上位モードなどが用意されておる場合、そっちに入れたにも関わらず駆け抜けたりとかするとマジで凹みます。個人的にはパチスロを打ってて一番お腹が痛くなる瞬間かも。

ただし駆け抜けが発生すると恩恵がある機種などもちょいちょいあり。これ系で有名なのは『麻雀物語3』の「やきとりチャンス」でしょう。AT中の上乗せやバトルを含む何もかもが起きずにスンと終了してしまった場合、凡そ10%で枚数上乗せが発生。しかも上乗せ枚数の最大値が2000枚という狂ったものになっており、まさしく一発逆転の可能性を秘めた最強の駆け抜け恩恵でした。ちなみに筆者1回引いたことあります（その2000枚もほぼ駆け抜けた）。

最近ではモード移行の優遇やら有利区間リセット関連などでややこしい駆け抜け恩恵もあるようなので、もし発生した場合は「なな徹」などでもチェックしてみると良いでしょう。

最近してねぇなぁ……完走……