【小役重複】最近はそんなに聞かないけどノーマルタイプで重要な言葉について振り返る。
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「小役重複」について。5号機のいっときまでは最重要に近い言葉だったのですが、最近はあんまり聞かなくなってきた言葉ですな。なので最近始めた方はなんのことやら分からんと思うので、1回まとめときます。どうぞ。
ボーナスと小役が重複して当選。
まず「重複」の読み方なんですが、一応は「ちょうふく」と読むのが正解です。ただし「じゅうふく」も厳密には間違いではなく、その辺の考え方に関してはこちらのコラムを参考にしてください。で、その重複なんですがパチスロにおいては「ボーナスと小役が同時に成立するフラグ」を指します。4号機時代まではは「ボーナスは単独で成立すべし」という掟があったのですが5号機の初っ端でこれが緩和、搭載が可能となったシステムですな。
似た言葉に「同時抽選(当選)」というのがあるんですが、これも別に間違いじゃないとはいえそもそも内部的には「ボーナス+強チェリー」であるとか「ボーナス+スイカ」みたいな感じでフラグが割り振ってあり、せーので同時に抽選したのがたまたま当たってるわけではないため違和感あり。「ボーナスと同時に成立する重複役を引いた」みたいな表現のほうがシックリくるので、筆者は「重複」のほうを好んでます。でも文脈のなかで伝わればどっちでも良いですし最初のころはメーカーさんも「同時抽選方式」って言ってたんで、使いたい方で良いと思われます。
んでこれ、初めて搭載した機種は何かご存知でしょうか。当時から打ってた人はちょっと己がパチスロ遍歴を振り返ってみてください。
はい、正解は2005年11月にエレコが出した『デビルマン』ですね。チェリーの1/8くらいがボーナスと重複するヤツでした。これ何となくぼんやりしてるとビスティの『新世紀エヴァンゲリオン』にも重複はあった! みたいな感じで誤解しちゃいそうになるのですけども、そっちには搭載されてませんでした。筆者もなんとなくチェリーとボーナスが重複した気がして仕方ないんですけども、絶対になかったです。こういう「沢山の人が共通してもつ(実際には)無かった記憶」のことを「マンデラ効果」などと呼ぶのですが、パチスロのマンデラ効果ナンバーワンは個人的にはこれだと思ってます。
んでこれ最初は今で言うジャグラーシリーズのように、小役重複ボーナスというのはちょっとしたスパイス程度の扱いだったんですが、2006年に出たエレコの『電撃フランケン』でスイカに強弱がついて重複期待度がそれぞれ違うぜ! という見せ方が現れたのち徐々に「単独より重複メイン」の機種が増加。2007年3月に出たネットの『リオパラダイス』ではついに「全てのボーナスが小役と重複する」という「単独ボーナスなし」のシステムを採用するなど、その後の5号機のボーナスのあり方に大きな影響を与える事になってゆきます。
疑似ボーナスにも影響。
現在、「重複」という単語はノーマル機でしかほぼ使われなくなっています。
理由は当たり前ですけどそもそも重複すべきリアルボーナスが搭載されていない機種がほとんどだからですね。たまにサミー系の機種でリアボを上手いこと使ってるAT機がリリースされてるんですけども、メインストリームというには弾数が少なく、今の時代の主役はどう考えてもボーナス非搭載のAT機でしょう。ただその中でも「疑似ボーナス」というのは普通にあって、これは特定状況下において「レア小役を契機に発動する」仕組みを採用している機種が多く、なんかお約束の如くなっております。
これは言わずもがな、「5号機時代のART機」が広く受け入れられた中で、そのゲーム性の再現としてそうなっとるんですな。4号機時代のAT機などはそもそも重複がなかったんで、派手な演出で小役がくるとボーナスの可能性はゼロなのでむしろ『サラリーマン金太郎』なんかは「この法被マジで邪魔だな」みたいな感じだったんですけども、これが「ストック機」になるとまた話がちょっと変わってきて小役に重みがでてきた(吉宗の松解除とかね)。んでストックそのものは禁止になるけども、その辺のゲーム性をなんとか残してくださいませんかとなった結果「小役重複」が認められ5号機の遊技性を支え、それが形を変えて今のAT機に逆輸入されとると考えると、なかなかどうして味わい深いもんがあります。
歴史は連綿と続いていくのですな
INFOMATION
いいね!する
1関連記事
ランキング
-
24時間
-
週間
-
月間
ランキング
-
24時間
-
週間
-
月間
人気機種ランキング
- パチスロ
- パチンコ
新台導入日
- 導入予定
- 導入済み
-
2024年12月16日2025年01月06日2025年01月20日2025年02月03日
-
2024年12月02日2024年11月18日2024年11月05日2024年10月21日2024年10月07日
アクセスランキング
この記事にコメントする