【観光客】パチンコ＆パチスロって外国人観光客が打ってもいいの？

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「外国人遊技客」について。地域差はかなりあると思うのですがパチンコってそもそも外国人の遊技についてはどう規定してるのか。あるいはお店的にはどうなのか。この辺チェックしてみましょう。どうぞ！

当たり前だけど別に打って良い。

パチンコ屋さんというのはちゃんと許可をとって運営してる以上ほかの業態のお店と同様に、入店の可否に関する判断は最終的にはお店が下すことになります。当然ですが「出禁」に関して決めてる法律なんぞないので（契約自由の原則）、店が「この人はイヤだな」と思ったら取引を断る事が可能。パチンコ関連で問題になるのは「遊技後」の「交換お断り」や「出玉没収」に関してであり、出禁そのものについて店が非難されるようなケースはあんま無いと思われます。

ただ！　店もどんな人をどんな理由で出禁にしても良いわけではなく、出禁に至る理由のなかで「コレはダメ」というのがいくつかあり。本題からそれるのでざっくりですが、例えば「身体的特徴」や「LGBT」なんかは法律上で差別しちゃダメとなっておるのでそれを理由に出禁には出来ません。

で、外国人観光客はどうかというと、当然これを断る理由はないですし、逆に日本は人種差別撤廃条約に加入しておる以上、「外国人だから出禁」というのは基本的には不当な差別として扱われます。もちろん言葉の壁などの問題が看過できない個人でやってるレストランなんかはまた別ですけども、パチ屋さんに関しては対応するのが機械ですし、また筐体にも外語モードがついてる機種なんかもある以上、コミュニケーションの敷居も他の業態より低く、断る理由もない。これ系の話だとたまに「信仰・宗教」の例が出てきますが、これも守るべきなのはお客さん側であって、日本で営業してるお店側がそれに配慮する必要はゼロです。従って国内で外国人観光客のかたがパチンコを打ってたとて何の問題もない。ゆえに良いのか悪いのかでいうと「全然打っていいよ」となります。

実際、海外からの観光客の方は最近はめちゃめちゃパチンコを打ってます。

この辺は地域差がかなり影響してくるのでアレですが、例えば筆者が住んでる都内の観光地エリアは普通にデカいキャリーケースを引っ張ってる外国人観光客が店内を闊歩してますし、スタッフさんに遊び方を聞いてる姿も目撃します。コロナの時期は流石に居ませんでしたが、去年末くらいからまた普通に見かけるようになり、その数は増加傾向にある気がします。もちろん「観光地だから」というのもあると思うのですけどもね。

実は福岡が凄いらしい。

業界誌PiDEAの202号（2023年6月号）によると、実は外国人観光客による遊技が最もさかんなのは「博多エリア」だそうです。理由は色々書いてあるのですがざっくり「韓国との定期便（船）が動いてる」のが大きく、どうやら格安パックを使ってパチンコ目的で来日されるお客さんもおられるとか。なんと当該店舗では外語を併記したハタやノボリなども使っているそうで、いわゆるローカルルールなどの掲示も多言語化されているお店まであるとのこと。なんかもう完全に対応しておりますな！

こういう「海外のかたからの需要」のことを「インバウンド需要」と言いますが、記事いわくその最先端は間違いなく博多であり、地理的な特性はもちろんあるとはいえ、この動きは今後、全国のパチンコホールに広がっていくんじゃなかろうかと、これは筆者なんかも思う所であります。遊技客の減少というのはもうずーっと長い間叫ばれ続けている事であり、当然その傾向が続けば業界全体がどんどんちっちゃくなっていってしまう。これをなんとかしようぜという動きは頻繁に耳にするんですが、「外国人観光客を呼ぶ」という発想は無かったのでちょっと衝撃の記事でありました。

そういえばコロナ禍中に、遊技機向けソフトウエアの企画・映像開発を行う株式会社チャンスメイトさんが外国人観光客向けのパチンコ解説動画を作った事もありましたな。日本が誇る娯楽を世界へ！　こういう動きは面白いので応援したくなっちゃいます。ちょっと1本貼っとくのでよかったらどうぞ。

アメリカ人と思しき観光客に挟まれてアズールレーン打ったことがあります