【1兆分の1】ペガッパの「スーパーペガッパモード」とは何だったのか振り返る。

【1兆分の1】ペガッパの「スーパーペガッパモード」とは何だったのか振り返る。 eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「スーパーペガッパモード」について。これは知らん人は全く知らんと思うのですが、5号機中期くらいまでは「パチスロ史上もっとも突入率が低いモード」としてよく話のタネに上がってきたヤツでした。

 

 

ペガッパ。

 

パチスロ史上
最もレアなモード
として挙げられる

 

まず基礎知識なんですが「ペガッパ」というのは2005年にエマが出したストック機の名前です。液晶非搭載で告知ランプがペカると当たりの完全告知機。もちろんストック機なので内部の仕様はそれなりに複雑であり、複数のモードを行き来しながら連チャンを積み重ねて行くタイプの台でした。

 

でこれ、5号機のある時期まではオッサン連中で集まって「パチスロ史上で一番レアなモードってなんじゃろ」みたいな話をすると、高確率でコイツの「スーパーペガッパモード」がネタにされていました。もちろん筆者を含め、そして恐らくはこれをお読みの皆さんも多分体験したことねぇモードだと思うのですが、当時はこれで「5万枚出た」とか「7万枚出た」みたいな話がWEB上に蔓延しており、今でもググるとソレ系の記事が引っかかったりします。

 

んで実際この「スーパーペガッパモード」というのがどういうものだったかというと、ザックリ継続率95%でボーナスがループする、というもの。ボーナスはBIGが約375枚、REGが112枚、BR比率は6:4です。95%継続の平均連チャン回数をざっくり20回としても、まあ夢があるとは言え7万枚とかはちょっと信じられない。でも筆者も初代北斗の89%継続で60連以上したことがあるんでその辺は分かんないんだけどもね。とにかくこのモードに入ると天井が最大32Gにセットされるそうなのですが、だいたいひと桁台で連チャンするそうです。

 

で、気になる突入率なんですが、まことしやかに「1兆分の1」なる単語が囁かれております。これかなりインパクトのある数字なんでこれが独り歩きし「パチスロ史で最も入りづらいモード」みたいな扱いを受ける事になったと思うんですが、果たしてホントなのかちょっと確認してみましょう。

 

 

流石に1兆は言い過ぎ……と思ったら。

 

100分の1を7回連続で引く=
100兆分の1!?

 

【ペガッパのモード】
モード1(ハマリ)
モード2(通常)
モード3(引き戻し)
モード4(連チャン)
★超えられない壁
モード5(ストック切れモード)
モード6(準備1)
モード7(準備2)
モード8(準備3)
モード9(スーパーペガッパ)

ペガッパには9つのモードがあるのですが、プレイ中に行き来するのはモード1~4までの間。ストックナシでの電源投入時のみ5に移行しますがこれは普通の状況じゃないので無視。モード6(準備1)まで行けばあとは転落せず上のモードにどんどん昇格していっていずれはモード9のスーパーペガッパに行けるかもよ、という流れになってます。モード4の所に「振り分けでは超えられない壁」があり、さらにその下に無意味なストック切れモードがあるというのがミソになってます。

 

んでそれを踏まえ、この機種には実は「モードの特殊移行」のシステムがあり、それが「1/100で成立するオレンジを3回連続で成立させる」というもの。これで「1段階」モードが上がり、それ以降はオレンジが成立するたびにもう1段階ずつ上がっていく感じ。1/100の3連続ってのはつまり1/100万であり、それ引いてもモードが1個しか上がらない。ハマリモードにいるときは通常に上がるのみ。普通に遊んでて到達できるもっとも高いモードであるモード4(連チャンモード)に居る時も「ストック切れモード」に上がるだけで、スーパーにつながる準備モードには行かない、というのが意地悪なところ。つまり連チャンモードにいるときですら、もう1個オレンジを連続で引いてストック切れモードをスキップせねばならないのです。

 

なのでこの時点で1/100の4連続、つまり1/1億ですな。スーパーペガッパモードへの移行率には諸説あって「1/1億」「1/1兆」ってのがメジャーですが、多分今挙げたケースが「1/1億」の計算なんでしょう。準備1をすっ飛ばすなら更にもう1回オレンジ引いて「1/100億」、準備2を飛ばすなら更にオレンジを引いてこれで「1/1兆」。ここまでくると次回ボーナスのおよそ1/3でスーパーペガッパに行く上に転落もない。あるいは通常モードから準備1まで行くと考えても同じく「1/1兆」になるんで、おそらくこのケースが「1/1兆」というネタの根拠になってるんだと思われます。

 

で、ここまで書けば賢明な読者の方々はもうピンと来てると思いますけど、これ実は「スーパーに直接入れる」には足りておらず。言葉の意味通りに「スーパー突入率」と考えるならどう好意的に解釈してもあと1回オレンジを引く必要があります。現実的な最短ルートで考えると「連チャンモードからモードを5つあげる(1/100を7回連続で引く)」必要があり、これを確率にすると1/100兆になります。アホか!

 

 

業界豆知識あしの 画像1でもエマだからァ

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