【L エヴァンゲリオン ~未来への創造~】スマスロで登場する尖りまくったエヴァ最新作を試打レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回お届けするのは「L エヴァンゲリオン ~未来への創造~」。シリーズ初のスマスロであることに加え、これまでとは全く異なるゲーム性での登場ということで注目を集める1台。今回はショールームで試打を行わせていただきましたので、通常時~AT中までの所感を筆者の独断と偏見に基づいて各項目5段階評価でレビューしていきたいと思います。
なお、導入前ということで細かい数値などについてはわからないところも多く予想も多分に含んだレビューとなっておりますので、本機を実戦される際には是非「なな徹」にて解析情報をチェックしてからお楽しみいただければと思います!
「L エヴァンゲリオン ~未来への創造~」の解析情報はこちら
この尖り方は嫌いじゃない…!
エヴァシリーズはボーナス+RT機から始まりARTやAT機など一通りの仕様は網羅。6号機時代に突入してからはAT機での登場が続いておりましたが、本機もボーナス非搭載のAT機となっております。
全体的なゲーム性及び機種コンセプトについて。ざっくりとお伝えするとAT初当たり確率がかなり重めであることや強力な確定役が複数存在すること、そしてATの名称及びゲーム性や演出面でも、どことなく某神系機種を彷彿させるゲーム性になっていることが本機の大きな特徴。筆者も一応初代から嗜んでいる世代なのでこれには正直驚きました。ただ、これまでに登場した「エヴァ」シリーズを振り返ってみると、初期~中期(ボーナス+RT機)を除けば毎回毎回新たなスペック・ゲーム性で登場しているんですよね。過去のゲーム性に囚われることなく、新たな魅力をユーザーへ提供しよう!という姿勢は素直に評価したいところであります。
ボーナス確率
設定 | 初当たり確率 | AT確率 |
1 | 1/725.3 | 1/932.3 |
2 | 1/701.9 | 1/862.2 |
4 | 1/659.2 | 1/762.2 |
5 | 1/614.6 | 1/674.4 |
6 | 1/588.8 | 1/620.2 |
※なな徹調べ
機械割
設定 | 機械割 |
1 | 97.6% |
2 | 99.3% |
4 | 104.1% |
5 | 108.5% |
6 | 113.1% |
※なな徹調べ
続いてスペック面について、まずこちらの表をご覧ください。初当たり確率に関してですが…うーん、かなり重い(笑)。設定6でもAT初当たり確率約1/620だなんて現行機種ではそう見かけないレベルですな。ただ、その分AT性能はもちろん強力なものになっており、AT初当たり時の平均獲得出玉はなんと1200枚以上とのこと。通常時のキツさに対してAT性能が明らかに見合ってないと感じる機種もありますが、本機に関してはそのあたりのバランスがしっかりと取れている印象です。また、個人的に注目しているのは出玉率。既存のスマスロは設定6が115%、設定5で110%前後の機種がかなり多いのですが本機はそれよりも若干低め。ホール側が高設定を入れやすく、なおかつユーザー満足度も高そうなこの絶妙な出玉率は中々に考えられているな、と思いました。
かなり人を選ぶスペックであるのは間違いないのですが、一発勝負に持って来い、というハッキリとしたコンセプトを感じるこの尖り方は刺さる人にはとことん刺さる気がします。☆は4つで!
ゲームフローは秀逸だが、やはりネックとなるのは初当たり確率
通常時は2種類存在するチャンスゾーン、そして確定役が主なAT初当たり契機。全体的に某神系機種を彷彿させるものとなっておりますが、本機では「確定役」や天井以外でのAT直撃は基本的に発生せず、チャンスゾーンがAT初当たりのメインルートとなっているのが大きな違いですな。「確定役」に関してはもちろん成立時点でAT当選+αが確定するものとなっておりますのでここでは主にチャンスゾーン関係についてレビューしたいと思います。
通常時は主にレア小役からチャンスゾーン当選を目指すゲーム性となっており、おそらくチャンスゾーン当選もしくは本機独自のレア小役である「リリス目」確率に影響を与えるであろう複数の状態が存在。レア小役(リリス目含む)で状態を上げ、レア小役で刺す…というAT機としてはわりとオーソドックスなゲームフローですな。あと、今回の試打ではレア小役をしばらく引いていないのにチャンスゾーンに当選や上位ステージへの移行するパターンを確認しました。こちらは現時点では解析が出ていないので詳しい情報はわらないのですが、挙動から推察するに天井以外でも規定ゲーム数による抽選が行われているものだと思われます。
本機の通常時を語る上で外せないのが「リリス目」。こちらは成立確率が他のレア小役よりも高く、かつ「リリス目」が当選契機となったであろうチャンスゾーンも何度も確認…ということで、間違いなく本機の最重要小役となっております。今回試打した感じだと状態によって「リリス目」の押し順ナビ発生率(ナビ無し「リリス目」も存在)が変わっていそうな気がしたのですが、ポンポン「リリス目」のナビが発生している間は「キテるキテる…!」とテンションが上がりましたね。
「リリス目」を含むレア小役を引いたあとは滞在ステージによって内部状態昇格やチャンスゾーン期待度を示唆…といった点は某神系機種と同じ。ただ、一部の上位ステージへ移行すると演出の雰囲気がガラッと変わるというのが本機の大きな特徴で、この写真にもある通り通常時「リプレイ・レア小役でレベルアップチャンス!?」という通常ステージでは見られない表示が発生。
対応小役を引くと「第一種戦闘配置」→「第二種戦闘配置」→「パターン青」…とレベルアップしていく流れ。ただ、ここで気になったのはちょっとレベルが多すぎるというところで、今回の試打では最大「レベル9」まで確認。これはさすがに当たってくれたから良かったのですが…なんせ本機はCZ初当たり確率が設定6でも約1/588.8とかなり重めの設計。上位ステージには突入したけどずーっとレベルが低いままで「どうせ今回も当たらないんだろうな…」という気持ちで打つのはキツイので、もう少し幅を狭めレベルが低くても「当たってるかも…!」と思わせてくれると嬉しかったですね。
チャンスゾーン成功時は必ず7図柄へ昇格→「プレミアムエヴァゲーム」へ突入!
今回の試打におけるそれぞれの出現頻度からすると「使徒バトル」がおそらくメインのチャンスゾーン、そして「E-FREEZE」が上位チャンスゾーンだと思われます。ただ、今回の実戦ではそれほど当選期待度の差は感じられず。「使徒バトル」でも半数近くはATに当選、しかも液晶に表示されている対応役(リプレイ&レア小役)を引かずとも成功なんてパターンもあったりで、めちゃくちゃヤレる感がありました。ただでさえチャンスゾーンが重い機種なので「下位と上位とか作らないで1種類だけでいいよ…」と思っていましたが、下位でも期待できる造りになっていたのはかなり好印象でしたね!
実際に打ってみると当初イメージしていたものより遥かに独自要素の強いゲーム性。「リリス目」関係や上位ステージ滞在中の演出など高揚感が味わえるポイントが多くて中々面白かったです。唯一気になったのが上位ステージでのレベルアップかなぁ…。もう少しこの初当たり確率に見合う演出バランスに調整されていれば良かったなと思いました。☆は4つ!
引き戻しゾーンの期待感がスゴイ!
プレミアムエヴァゲーム
通常時のチャンスゾーン成功時or「EVA図柄揃い」成立時に突入。継続ゲーム数は100G。消化中は「Eバースト」のストックを抽選。
エヴァゲーム
「赤7揃い」時or「プレミアムエヴァゲーム」終了後に突入。継続ゲーム数は「Eバースト」で決定。消化中はゲーム数上乗せ&「Eバースト」のストックを抽選。
本機のATは「プレミアムエヴァゲーム」と「エヴァゲーム」の2種類で主な違いはこの通り。共に純増枚数は約2.8枚/Gとなっております。AT当選のメインルートはチャンスゾーンとなっているので、AT初当たり時の大半は「プレミアムエヴァゲーム」からスタートするということになりますね。
この「プレミアムエヴァゲーム」1番の特徴は100G継続が保証されていること。何度も言いますが本機は初当たりが非常に重いので、やっと辿りついたATが数十枚の獲得で終わってしまうなんてことがあれば立ち直れませんからね…。メインルートでATに突入した際はある程度楽しめる時間がしっかり用意されているのは嬉しいポイントです。
「プレミアムエヴァゲーム」終了後や「エヴァゲーム」継続時は上乗せ特化ゾーンである「Eバースト」に突入。こちらは登場するキャラクターによって上乗せ性能が変わる…という、どこか馴染みのあるゲーム性ですな。「レイ」が平均約60G、「アスカ」が平均約75G、「マリ」が平均約90G、「シンジ」が平均約200G。これに加え各キャラクターに「EX」という上位特化ゾーン的なものも存在しており、「EX」突入時はそれぞれ約2倍~2.5倍ほどに上乗せ性能がアップします。
「シンジ」のみ頭抜けた性能ということでどうせ「レイ」や「アスカ」が大半でたまに「マリ」が出てきてくれるくらいな感じなんだろうな…と思っていたのですが意外や意外。「プレミアムエヴァゲーム」初当たり時、そしてAT中にレア小役から獲得したストック分でも「シンジ」を確認することができました。今回の短い試打時間、それも特に確定役を引いたわけでもなくすんなりと出てきたので、「シンジ」も割りと現実的な振り分けになっていそうなところは好印象ですね!
「エヴァゲーム」終了(「Eバースト」ストック未所持)時は引き戻しゾーンである「Eモード」に突入。継続ゲーム数は5G+α、液晶上に奇数図柄が揃えば見事AT引き出しに成功!…と、これもどこか馴染みのあるゲーム性ですな(笑)。ただ、この「Eモード」は個人的な本機のイチ推しポイント。というのもAT中に「Eバースト」のストックを獲得できなかった場合でも「Eモード」での引き戻しが多発。正確には数えていなかったのですが継続非確定状態でもおそらく2~3割くらい、それも特にレア小役を引かずともバンバン当選したので、十分現実的に期待できるものと思われます。
まあAT中に「Eバースト」のストックを獲得できた機会は少なかったのですが、これだけ「Eモード」が強いのなら納得。これだけ引き戻しゾーンに期待を持てる機種は中々ないですし、この独特な継続抽選のバランスは新鮮でかなり面白かったですね!
「Eモード」の基本的な継続ゲーム数は5Gですが継続(+5G)する可能性もあり、今回の試打では継続発生時は全て引き戻しに成功。これは偶然かもしれませんが、本機最強の出玉トリガーである「エヴァゲームエクストラ」には「Eモード」突入から9G目に突入する可能性があるらしいんですよね。詳しいことは今後の解析情報待ちになりますが、「Eモード」の継続発生時は相当アツくなれるポイントになっていると思います!
演出面も含め通常時以上に某神系機種を彷彿させるATのゲーム性ですが、ここでも本機独自の魅力をしっかりと味わうことができました。特に引き出しゾーンは毎回「今回もイケるハズ…!」という気持ちで挑めましたし、強力な出玉トリガーの突入にも期待できる継続が発生した際の興奮はかなりのもの。初当たり確率が辛いだけありATはかなり満足できる仕上がりでしたね。☆は5つ!
可能性を感じる要素は多数存在
まずは立ち回り要素について。まずこの手の機種で1番気になるポイントであろう天井の性能についてですが、現時点ではゲーム数天井到達時にAT当選以外の恩恵が存在するのかは不明。「EVA揃い」にはしっかりと恩恵(「Eバースト」ストック×3)が存在するので天井にも期待したいところですが、通常時の抽選システムはかなり独自要素に溢れていますからねぇ。天井に関しても独自色を強くする為にあえて特別な恩恵は用意していない…という造りである可能性も考えられそうです。
すでにお伝えしましたが本機は規定ゲーム数によるモード移行やチャンスゾーン抽選が行われていると思われるので、ここは当然狙い目となる可能性があるでしょう。ただ、今回の試打では規定ゲーム数っぽいチャンスゾーン当選は1度のみだったことを考えると、過度な期待はせずあくまでオマケ要素として考えておいたほうがいいかもしれません。まあここは解析情報待ちですな。
最後に設定判別要素について。まず、現時点で判明している設定判別要素はチャンスゾーン&ATの初当たり確率のみ。特にAT確率に関しては1.5倍近くの差が存在。また、それぞれの確率から推察するにおそらく段階的にチャンスゾーン成功率が高くなる、もしくは確定役や天井以外でのAT直撃当選率(存在するのであれば)に差があるのかなと。ただ、分母が分母だけにこれを軸に設定判別を行うというのは中々難しそうな…。いや、現時点での少ない情報からはこれを軸にするしかないのですが、ATの純増枚数が控えめ=通常時滞在比率が低めという設計の為、十分なサンプルを集めるのにはかなり時間がかかるタイプの機種であることは意識しておいた方が良いかなと思います。
となると期待したいのはスペック面以外における判別要素。まぁ代表的なところでいうとAT終了画面などの設定示唆演出ですね。前作ではAT終了画面に加え「エヴァトロフィー」なんかもありましたし、きっと本機でも様々な設定示唆演出が…と思ったのですが、今回の試打で確認できたAT終了画面はこちらの1種類のみ。そして「エヴァトロフィー」やそれに代わるようなモノも確認できませんでした。このご時世にAT終了画面が1種類しかないというのは考え難いのですが…うーんどうなんだろう。僕のヒキがおかしかったのかもしれませんが、設定示唆画面があったとしても出現率はかなり控えめだと考えるのが妥当なのかと思います。
じゃあ演出関係の設定判別要素はない(厳しい)というのかというとそういうワケではなく、上位AT的存在である「エヴァゲームエクストラ」突入時は大チャンス。ご覧のようにレア小役成立時はリール上にパネルが出現。本機においてどのような扱いなのか…というのは残念ながら不明ですが、他のパチスロ機での同系統の演出の役割を考えればこれは設定示唆演出と考えるのが妥当でしょう。「エヴァゲームエクストラ」突入のハードルはそう低くはないハズ。そう考えるとやはり演出面での判別は正直かなり厳しい部類である…というのが現時点での印象ですね。
今回試打を行った限りでは立ち回り要素、設定判別ともに一筋縄ではいかない機種なのかな、という印象を受けました。ただ、天井恩恵やゾーン狙いなどは今後の解析情報次第では十分狙い目となる可能性アリ。AT終了画面に関してもやはり1種類のみというのは考え難いので、さすがにこれはいくつかのパターンが用意されているのではないのかなと思います。希望的観測込みではありますが可能性を感じる要素は十分ありましたので、今後の伸びしろに期待して☆4つで!
刺さる人にはとことん刺さる1台!
正直に言うと試打前に情報を調べた段階では「エヴァがこの仕様で…?」と不安な気持ちもあったのですが…(笑)。実際に打ってみると本機ならでは緊張感や興奮を味わえるポイントがいくつもありかなり面白かったです。ただ、大きなネックとなるのはやはりその初当たり確率。それに見合うだけのAT性能は肌で感じることができたものの、やはりここまで初当たりが重いと誰にでも気軽にオススメするのはちょっと難しいかな…と。ただ、本機が描くスランプグラフはきっと他の機種では見られないようなものになるハズ。刺さる人にはとことんブッ刺ささる1台だと思います!☆は4つで!
今回のレビュー結果
「L エヴァンゲリオン ~未来への創造~」の解析情報はこちら
考えてみれば「エヴァ」は神話を題材とした作品。となればいつかはこのゲーム性に辿り着くのも必然だったのかも…?
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