ガリぞうが自営業時代を過ごした仙台で思い出を振り返りつつ立ち回る！【収支日記#183：2023年8月29日(火)～9月4日(月)】 (3/3)

9月3日：理想と需要

今日は京都府で来店でした。来店実戦じゃなく、来店。京都は店名を告知すると実戦NGで、実戦するなら店名告知はNGという少々変わったルールがある地域だそうです。今回で3度目だったのですが、グランドオープン並みの行列と稼働だったと高評価を頂けました。状況も相当良かっただけに、打てない立場がもどかしかったです。

皆様は社会の中で自身の得意スキルを発揮できているでしょうか。例えば、アイドルが本業だけど頭の回転が早く芸人的スタンスのお仕事が増えるとか。例えば、雀力で麻雀プロとして成りあがりたかったけど実況で大成功したとか。本来目指していた場所と少し違った形で需要が生まれる事も多いように見えます。

私は仙台での自営業の失敗から、借金返済の為にパチスロ生活が始まりました。その稼働内容を1999年から個人ホームページで発信すると、様々な方から喜んで頂けるようになりました。
それまでは何の取り得もなく人との交流もなく、毎日稼働だけの生活が続いていましたが、その稼働経験が誰かの役に立つのかもしれないという使命感が今のパチスロライター業につながっています。稼働のみでの生活で静かに暮らしていく事が当時の理想でしたが、思いもよらないところに需要がありました。

その後は稼働の中で得られた独自の勝ち方を発信し続ける事が理想だと思うようになりました。そんな生活を24年続けた今、また想像していなかった2つの需要にたどりついてしまっています。

漫画時代から多くの支持を頂いた知識として、鬼太郎のBIG中チェリー判別、キンパルや新鬼の比率判別、ネオプラネットのクレジット精算による変判、ハナビバーサスのRTリプ判等、時代の流れの中で生まれた攻略ネタがいくつかあります。普段の稼働で得られたパチスロで勝つ為の策を伝えて誰かの役に立つ姿を理想としていたのですから当然の話です。しかし、様々なパチスロの攻略ネタを伝えてきたハズなのに、何故か今は「ジャグラーの人」になってしまっています。なってしまったと言うと語弊があるのですが、本音を言うなら「ジャグラー含む様々な機種の攻略ネタを伝える人」を理想としていたのに、いつの間にか「ジャグラー専門家」のような印象を持たれているように見受けられます。ここに理想と需要の乖離があります。

また、収録現場にも似た事が言えます。実際のホールで立ち回り、パチスロで勝つまでの過程を映像として見せる事は、元々私の理想形の1つではありました。しかし、立ち回りの映像作品を見せる事よりも、その収録現場へお客さんを集める事に高い需要が生まれるようになってしまいました。あくまで集客策は立ち回り番組収録の副産物くらいに考えていたのですが、いつの間にか需要の高さが逆転してしまったように感じます。

元々の理想を追い続けるべきか、この現状を素直に受け止めるべきかで今は悩んでいます。皆様は理想と需要のバランスをどう考えられているでしょうか。