ガリぞうが周年店舗で大敗？「原因は自分の弱さ」と語る当日の立ち回りとは【収支日記#197：2023年12月5日(火)～12月11日(月)】 (1/3)

今週の収支日記は、12月5日～11日の1週間です。この週はプロスロに関して大事なお知らせがあります。

12月5日：苦手意識

今日は大阪府で「伝承回胴・極」の収録でした……が、競争率過多だった事、そして12月への苦手意識により縮こまった立ち回りでした。

皆様は「あの機種だけはどんなにツモっても勝てない」とか、「あの店では6確が出ても苦労する展開ばかり」といった、期待値論と無関係な苦手意識がある方もいるでしょう。私にも1つあります。毎年12月が苦手です。今ではトラウマ級になってしまったので根幹など覚えていないのですが、せっかくなので苦手意識の芽生えた理由を当記事上で振り返ってみます。

1996年から始まった私のパチスロ生活。最初は新台「クランキーコンテスト（以下、コンテ）」がスタートでした。コンテで設定5以上判別を通してブン回し、少し探してもツモれなければ「クランキーコンドル（以下、コンドル）」を打つという単純作業ばかりですが、それなりに勝てていました。そりゃそうでしょう、当時のコンテは適当押しだと設定6でも出玉率が99%と極悪で、どのお店に行っても設定5,6だらけでしたから。このコンテをフル攻略で打つと、設定5で108%、設定6で110%ありますから、毎日ブン回していればそりゃ勝てます。このコンテで設定5,6をツモれなくても、設定1で105%あるコンドルを打っていたのですから、105%以下の台に触る機会さえありませんでした。ただ、文献としては残っていませんが、1998年までは12月のみコンテのツモ率が低く、コンドルを打っても連敗していた記憶があります。といっても、こうして振り返れば拙い立ち回りでしたから、対策と呼べるほどの事は何もしていなかったように思います。

1999年は個人ホームページ（以下、個人HP）を作ったり、その個人HPを見て頂いた各法人からお仕事を頂き始めたりした1年でした。そのおかげもあってかモチベーションも高く、私の稼働年収では最高額の800万でしたが、やはり12月は1年でワーストの+424kでした。しかも、その月収の半分くらいは裏モノコンテのマグレ勝ち分なので、積めた期待値はボロボロだったハズです。（当時は正規の基板じゃないカスタマイズされた台も蔓延していました。）この裏コンテでのマグレ勝ちの日記も残っていて、若気の至りたっぷりで個人的に面白かったので、ここに転載しておきます（一部修正）。

12月27日～ダブルショック

私にとっての究極のホール、A店へ向かう。狙うはやはり「ドラキュラ7A」。コイツの据え置き確認だけで、かなりの期待収支になるとふんでいる。さて、今日はどうなる事やら。

9:00の開店直前に店に到着して、ホール内へ。……アレッ？わたくしの「ドラキュラ7A」がありません（死）この状況を何とか冷静に受け止めるように努める。どうやら新台入替らしい。それではしかたない、以前にみつけた「コンテ5」を打てる某B店へ移動。

B店の「コンテ」の1台目。2kでBIGを引き、判別は4以下。隣のちょっとオバチャンがハマったらしい台へ、BIGの出玉残り半分を持って移動。「コンテ」の2台目。持ってきた出玉が飲まれる直前にBIG。判別は……なんと7/12で設定5以上確定。ヨシッ、今日はひたすらにブン回しましょう。

12:00、ここまでしばらく下皿戦で頑張っていたが、ここからちょっと様子がおかしい。BIG終了後、1GでBIG。この後も、2G_BIG・7G_BIG・1G_BIG・2G_BIG・1G_BIG・8G_BIG……裏ジャン（死）昨日まで一生懸命になって探した優良店が今日いきなり2つ消えました（汗）でも、判別が落ちてるし、裏の高設定はどんな機種でも割がすごいとよく聞くし、イヤそれは絶対に自分の立ち回りではないし……。

14:00。まだ打ち続けている私（汗）連チャンは相変わらず止まらずに出続けている。既に3カチ。ここで500Gハマってヤメようか、と思った時にまたBIGから「状態」と呼ばれるものに突入。
っていうか、コレあからさますぎ（汗）相変わらず1G連が多い。この状態でさらに3カチを追加して、計6カチ（汗）結局、5000GちょっとでBIG41回、REG20回の出玉8600枚を出して終了して、明日行く店の調査に行き帰宅。1日で1G連7回＆1ケタ連18回って、そりゃないでしょう（汗）（以上、転載終）

2000年は上旬にオフ会で東京へ行っているので稼働量こそ少なく、途中での5連敗も目立つものの、トータルでは+500kとそれなりの成績をあげられています。しかし、当時の日記には「何をどうすりゃ良いのかわからない。毎年この季節はこうなんだよね」とか、ネガティブな発言が多く書かれています。現状、専業歴開始からの3年間のヒキ弱、翌年1999年の裏モノへの目覚め、そして2000年の5連敗くらいしか苦手意識を培う材料が見当たりません。

翌年2001年は上旬の半月を東京への遠征にしていて、成績は細かく残されていない模様。ただ、大晦日の日記では「結局、自身の12月恐怖症は今年も治らずじまいだったと思う」と書かれています。ただ、日記から察するに、さほど対策を打てているとは思えず、ただ毎日を悠々自適に稼働しているようにしか見えません。稼働内容も設定狙いから逃げてダブルチャレンジのリセット天使拾いをしているくらいですし。

こうして振り返ってみると、ちょっとのヒキ弱と自身の能力の低さを12月という時期に責任転嫁して逃げていただけのように思えます。そう思えば今後に引きずらずとも良さそうに思えます。だからといって簡単に意識改革できないのがトラウマという奴なんですけども。