【パネル違い同時発売】初回出荷分からパネル違いを発売。もっとも種類が多かったのは？

2024/09/25 12:000

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「パネル違い同時発売」について。最も多くの種類が同時発売された機種はどれでしょう？　これは知ってる人も多いかも？

エヴァじゃないぞ。

パネル違い同時発売　2003年に登場したストック+AT機

とりあえずパネル違いが同時発売というと5号機1発目の「新世紀エヴァンゲリオン」を挙げる人がいるかもしれませんが、あれはパネルだけじゃなくて中身もちょっと違いましたね。それに言ってもあれは3種類だったんですけども、もっと沢山出した機種もあります。

2003年にサミーさんが出したストック+AT機「ギャルズマジック」がそれ。その数なんと7種類というから驚きです。

そこまで有名な機種というわけでもないので打ったことない人は分からないと思いますが、これは機種名に「ギャル」と付いていて実際にキャラ要素があるにもかかわらず液晶は非搭載。「獣王」とか「アラジンA」みたいなドット表示のみでした。「ファイヤードリフト」や「北斗の拳」と同じ年だと考えると少々さびしいものがありますが、なにげにパネルデザインまでもが若干シックな感じで女の子要素は控えめ。そしてそのデザイン自体は全パネル共通です。

じゃあ何がそんなにいっぱい種類が出たのかというと、「色」なんですね。

実はこれ、ホールの営業形態に合わせていろんなカラーが選べるようになってたんですが、これを聞いただけで「ピン」と来る人ってあんまいないんですよね。発売年は2003年ということで、この時期と「カラー」というのを併せて考えると。何となく見えてくるかもしれません。はい、わかりますかね。正解は、そう「風水」です。

2003年といえば細木数子・江原啓之などが流行し始めた年。いわゆる「オカルト系」が「スピリチュアル系」という言葉に置き換わったのがちょうどこの年です。iモード上では月額制の「占いサイト」がめちゃくちゃな数乱立しており、最盛期はなんと500サイトもあったとか。要は「スピリチュアル」が完全にブームになってたんです。なので「ギャルズマジック」もギャルというより「マジック」要素として、パネルのロゴカラーが7色から選べるようになっており、風水的に最適なものを、最適な位置に置けますよと、そうなっていたわけですね。

サミータウンはどうだ。

パネル違い同時発売　老舗のバーチャルホールでは何色を採用しているの？

なお、このパネルカラーは「色彩開運研究家」なる専門の占い師さんが監修についており、その方による色の解説入りの営業資料も残っております。「バーニングレッド」は「玄関が東方位のお店におすすめ」とかそういう感じ。パンフレットやリーフレット、ポスターや雑誌用の公式宣材なんかは全部この「バーニングレッド」になってるみたいです。

んでオレはちょっと気になったんですけど、サミーさん運営のバーチャルホール、「777.TOWN（以下：サミータウン）」に導入されてるギャルズマジックのパネルはどれなんだろう。まあ十中八九はバーニングレッドだと思いますし、またサミータウン導入時のリリースの写真もバーニングレッドだったんですけど、いまちょっと気になって着座しちょっと打ってみたところ、かなり微妙ですがどうも「フラッシュイエロー」が導入されているようでした。

色味の関係でそう見えるだけかもしれませんが、少なくともオレにはこのパネルは赤にはみえない。近いのは黄色。だとすると、これなんでわざわざフラッシュイエローをチョイスしたんだろう。

占い師さんによると、フラッシュイエローは金運を表すのはもちろん、「どんな困難でも乗り越えていくパワーが宿る」とのことで、どっちかというと新規事業よりも、それを拡大していきたいとか一歩一歩着実に成長していきたいみたいな意味になるそうです。そういう意味では、もう老舗のバーチャルホールになってるサミータウンにとっては最適な色なのかも。オレの見間違いじゃないとしたら、意外と担当の方がしっかり選んでそうしてるのかもしれないですね。……見間違いじゃなかったらね？

業界豆知識あしの画像3 ちなみに当時の占いサイトのライティングはむちゃくちゃ稼げました

INFOMATION

本記事の内容は執筆者個人の見解であり、「ななプレス」の公式見解を示すものではありません。掲載された情報の内容の正確性について、「ななプレス」は一切保証いたしません。また、本記事に掲載された情報・資料を、「ななプレス」への許可なく利用、使用、ダウンロードするなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について、「ななプレス」は一切責任を負いません。