ガリぞうがデータが少ない中での周年店稼働を振り返る!【収支日記#252:2024年12月24日(火)~2024年12月30日(月)】 (2/3)

12月28日:一問百答.その2
勝ちコミ収録から帰って以降は、年始に提出予定の原稿を書き溜めしていました。特に何か出来事をお知らせできる生活を送っていないですし、原稿Dayだったという事もあり、以前にも掲載した一問百答のバックナンバー回にさせてください。
質問2.(2011年10月)
これまでホールであった良き思い出を教えてください!
百答
良き思い出とは、たくさん勝った話とかじゃないですよね。基本的にパチ屋へはお金の稼ぎ場と思っていますので、美談などあったかなぁ……あ、そうだ。十年ちょっと前の出来事ですが、こんな話がありました。
私の個人ホームページがヤフーの「パチスロ」検索で1番目に出ていた西暦1999年の頃。旧友の女性から相談を受けました。
内容は、彼氏の暴力で困っている、との事。さらに話を聞いてみると、その彼氏は最近パチスロの稼ぎで生活を始めたらしいのですが、なかなか勝てずにイライラして彼女に八つ当たりをするらしいのです。そんな勝てないパチスロなんてヤメたら良いのにと話したのですが、何やらインターネットのホームページで多くのアクセスを稼いでいる北海道のスロプロが収支付の日記を書いていて、その日記に感銘を受けてスロットを始めたんだとか。
はい、察しの通り背中に嫌な汗が流れてます。少なくとも当時はインターネットにホームページ自体が多くありませんでしたし、アメブロやピーワールドさえ無い時代。そんな中でアクセスを稼ぐ北海道在住のスロプロ日記など、私のモノ以外では思いつきませんでした。
結局、その彼女には「彼氏が勝てない理由をそのホームページの人に相談させたら?」という事で折り合いをつけました。その1週間後。年齢や環境から、まず間違いないであろう人からメールが届きました。
読んでみると、勝つ為の方法論は正しいのですが、近場の店しか行かないだとか判別は面倒だとかの若干努力が足りない方の様で。一人暮らしかどうかを聞いてみると、彼女と二人暮らしで彼女は大切にしている、との事。
今思えば私も若かったんでしょうけど、ここぞとばかりにメールで怒りつける私。弁明する彼。彼は何故に私から怒られていたかも分からなかっただろうなぁ……。
何度かメールのやりとりの後、彼に改善の余地は無いと判断し、「スロで勝ち続ける為には彼女は足枷になると思われる」と伝え、彼女にも別れる様にアドバイスをしたところ、間もなく彼女側から別れたという報告を受けました。その後は彼からも彼女からも連絡がないのでどうなったのかは知りませんが、少なくとも決別に関与してしまった以上、今でも時折思い出してはあの時の判断が正しかったのかどうかで思い悩んだりしています。
うぅむ……全然美談になってませんが、私の中ではある意味「良き思い出」って事で。
現在の感想
こうした相談を受けた際、当時の私は割りと首を突っ込む方だったようです。今であれば、責任を負うのが怖いので、少しでも状況が悪化しそうな相談に明解な答えは出さないかもしれません。当時と今で考え方が違う理由は分かりませんが。
質問.3(2011年12月)
ガリぞうさんがパチスロの開発者ならどんなゲーム性を企画しますか?また、今年開発力があったと感じるメーカーを教えてください。
百答
私の企画の前に、最近の開発上手と思えるメーカーさんのお話でも。
開発と言うか企画力の面で間違いなくユニバーサルさん(旧アルゼ)が抜けているんじゃないかと思います。今年と言うか、2009年の銀英伝や初代緑ドンを境にガラリと変貌を遂げた様に感じます。7が次々と揃い興奮しまくりの銀英伝、名機初代花火を5号機でも忠実に再現した青ドン極、当時極限の純増枚数に挑んだバジリスク、5号機の規定では再現不可能と思われたスペックを堂々復活させたミリオンゴッドと、その開発力には一エンドユーザーとして毎回驚かされています。
中でも銀英伝のシステムには惚れ込んでいました。タイアップ依存機種の多い中、おそらく銀英伝はタイアップの銘柄が何であれ売れていたんじゃないかと思えるほどです。
いつかメインリールを緑ドン並みに大きくした銀英伝2の登場を期待してましたが、メインリールで7が揃いまくって次々とゲーム数を上乗せするシステムは、鉄拳伝タフ2で再現されてしまったんですよね。
しかも、個人的にタフ2は好みだったのに何故か人気はイマイチだったみたいで。そういう意味でも銀英伝2には期待しています。
そんな流れで私の考える新作機……やはり時流に乗るならART機なんでしょうかね。ただ、ART機のネタは斬新なモノがいくつも出揃っていますから、既に出ているモノをつなぎ合わせてやれば良い作品が生まれるんじゃないでしょうか。
例えば、モンキーのSG中の全速モードを銀英伝のGSR仕様にして次々と7を揃えさせ射幸心を煽るとか、緑ドンのロケット中もレア小役毎に上乗せ抽選して次回ボーナス後で政宗の秀吉決戦ばりに一撃で4桁ゲーム数の乗せ表示をさせるとか。
しかし、個人的には投資額的に敷居が高く見える爆裂ART機よりも、連チャン性を持つRT機程度にして万人に受け入れられる仕様の機種を作ってみたいですけどね。既存の機種で言えば、ひぐらしとかツインとか。あ、萌え的な意味じゃないですからね。一撃もあるけどボーナスも大事だよ的な意味です。あ、ひぐらしやツインでも完走型ながらも500G位のプレミアムロングRTを搭載ならART好みの客層にも受けそうですよね。ミリゴ層とジャグ層の双方を取り込むという意味で、一撃必殺と安心感の融合がこれからの時代に問われる課題なんじゃないかと個人的には思います。
現在の感想
こうして昔の記事を読んでいると、私が今ほどジャグラーおじさんのイメージじゃなかったと分かってもらえると思います。尚、これは14年前の記事ですが、ひぐらしは実際にストックシステム搭載のロングRT搭載ver.が登場しましたね。今、同じ質問をされたとしたら、「責任の重さで身体を壊しそうなので開発したくありません。」と答えるかもしれません。
今の私が大きな責任を負うくらいなら大きな富はいらないと考えるようになった理由が分かってきました。こうして過去の記事から察するに、下手に首を突っ込んで反省したくなるような出来事が積み重なって、むやみに責任を負うのは良くないと勉強していったのかもしれません。
許されるなら、残りの人生は嫁と静かに生きていきたいです。
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