【ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人】懐かしの「マジパル」風演出にグッときた！より遊びやすくなったシリーズ最新作をレビュー！

チワッスあしのです。

こちらは山佐さんの最新作「ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人」のレビュー記事です。パルサーは現在液晶搭載のSP系とナシのDX系の2種が走っており、今回はSPの最新作。SPといえば「キングパルサー」ライクなドット演出でもおなじみですが、本作はユーザーのアツい期待に応える形でついに「ネオマジックパルサー」ライクな液晶演出を採用。これだけで打ちたい人は山程いると思いますが、そもそものゲーム性もより遊びやすくパワーアップしています。どんな感じなってるかそれぞれの要素を見てみましょう。なおこちら、まだ内部の詳しい情報が分かっていない状態で書いていますので、実際に打つ際には是非「なな徹」にて最新情報のご確認を！

「ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人」の解析情報はこちら

「新時代」のわかりやすさ！新しいケツ浮きポインツも……！

・液晶演出は「超楽しい」のひとこと！
・一方でリーチ目ルールの変更等は評価が分かれる
・ピンクパンサーライクな演出カスタマイズあり！
・決まり手（リーチ目）のチェック搭載！
・「SPIII」と比べて高設定域がややBIG偏重のスペック！

本機の大きな特徴はまず「液晶演出が超楽しい」というのが挙げられます。特に機種名にもなっている「太鼓の達人」とのコラボモードである「お祭りモード」の存在。次に懐かしの「ネオマジックパルサー」ライクな「ウィッチモード」の存在。この2つがおそらく目玉となっていますが、従来の「ドットモード」も何気にパワーアップ。あとはノーマルモードも新規プレミアム演出採用で基本的にどれを選んでも楽しく新鮮な気持ちで打てるようになっていました。前作を死ぬほど打ち込んだ方も改めてワクワクしながら打てることでしょう！

一方で評価が割れそうなのがリーチ目ルール関連。伝統的なリーチ目のルールにいくつか手が加えられており、いい意味で「わかりやすく」なっています。パルサーというとリーチ目のややこしさやルールの複雑さがキモになっており、それで自分ひとりでニヤっとしたりできる楽しみ方があるのは間違いがなく、そこが変化したのはやや議論を呼びそうな部分ではあります。個人的な好みでいうと従来のパルサーの伝統はDX系統に引き継がれればいいんじゃないかと思っておりますし、またSPは「賑やかさ」「楽しさ」「わかりやすさ」みたいなのを重視しつつシリーズを重ねてきたのは間違いなく、それでいうと何気に正統進化なんじゃないかなと思ってます。

その他、演出やシステムについては詳細に後述！　とりあえず全体的な評価としては★4でお願いします！

演出は大変賑やか＆楽しかった！

・さすが山佐さんと言わざるをえない演出の素敵さ！
・4つのモードそれぞれに楽しさあり！
・音楽がめちゃくちゃ良い！
・バウンドスタート・ストップの信頼度をカスタム可能！

今作は4つの演出モードを搭載。それぞれ違った楽しみ方が可能です。おそらく目玉になっているのは「お祭りモード」及び「ウィッチモード」の２つ。お祭りはタイトルにもなっている「太鼓の達人」とのコラボで、ウィッチのほうは「ネオマジックパルサー」とのコラボです。何でパルサーでウィッチ（魔女）やねんと思う方もおられるかもしれませんが、もともとニューパルサーは童話の「カエルの王（子）様」をモチーフにしており、リプレイ図柄には魔女の絵が採用されてましたからね。てかあのカエル王子様だったんか……！

そんなウィッチモードは懐かしのELビジョン（有機ELによるリール透過型のディスプレイ）風の演出がバッチリ再現されてます。もとからストック機用の演出だったので前兆や違和感演出などのルールが非常に多く当時から演出のレベルは高かったんですが、それが今回はノーマルタイプ用にしっかりチューンされていました。青春時代にホールでこれを打ってた人にとっては、マジでぐるぐる回るタイムマシンかも。

「ウィッチモード」についてはこちら

「太鼓の達人」とのコラボモードである「お祭りモード」はその名の通りの賑やかさが特徴。基本的にはやぐらの上で太鼓をドンドン叩けば当たりで、それに至るまでに複数の演出が用意されてるという一発告知風の演出になってます。非常にシンプルですが、打った感じ演出ルールが色々とありそうでなかなか打ち込み甲斐がありそうな感じ。ウィッチモードよりはわかりやすいので、深く考えずとにかくぶん回す時なんかにオススメのモードなのかもしれません。

「お祭りモード」についてはこちら

あと、この「お祭りモード」中に限りボーナス中に山佐とナムコのコラボ音源がチョイス可能。特にナムコオリジナルの曲の良さたるや鳥肌モンです。これはサントラほしいぜ～。この辺はホントにホールで聞いてほしいので、導入後は是非打ってみてください！　

演出はこの台のキモになってる部分ですし、ノーマル機としてのひとつの到達点に近いかも。★は当然5で！

リーチ目は超シンプルになってる？

・なんと7とカエルの一直線は全てリーチ目に！
・ベル揃いもリーチ目！
・チェリーが対角停止以外でもチャンスありに変化！
・ボーナス成立後のチェリー抜き不要

リーチ目に関しては従来のルールを踏襲しつつ、分かりづらかったり難しかった部分が刷新されてます。多くの人にとって「まじかよ」と思うのが多分ボーナス図柄の一直線が全部リーチ目になったという点。実際打ってみるとほとんど気にならないんですが、普段と違うポイントを狙って打って一直線が出た時に「あら、これって入ってたっけ」となったりするのがなくなったのはちょっと寂しくもあり、そもそもそんな機会があんまりないのでこれはこれで分かりやすいなと思ったりと、そのヘンは人それぞれでしょう。あとは「ベル揃い」がリーチ目に変化してる点にも注意！

「リーチ目の停止形一覧・ボーナスチェック機能」についてはこちら

今回は制御の変化により対角停止じゃないチェリーでもボーナスが成立してる可能性が残されるようになりました。要はボーナス成立後に小役を優先して揃えるようになった、ということで、これによりチェリーの時は挟み撃ちして対角停止したら中リールでボナを外す、とかそういうひと手間で差をつけるテクは不要になりました。要は「チェリー抜き」が要らなくなったってことですね。この辺のシンプルさはほんとに好みの話になるんですが、高速ブン回し派の人には嬉しい変化でしょう。

はい、リーチ目の変化は歴史的意義を考えてもかなり大きな変化ではあるのですが、打ってみるとそこまで気にならず。初代からニューパルをひたすら打ちまくってる大ファンの人には違和感マシマシなのかもしれませんが、そうでもない人にとっては「わかりやすくなったな」くらいの感じでむしろ好意的に受け止められることでしょう。というわけでここは★4で！

立ち回りも超簡単。技術介入もナシ！

・ノーマルタイプの入門として最適！
・ジャグラーよりはやや難しく、ハナビなどよりは簡単！
・ボーナス中の技術介入もなし！
・誰でも好きに打ってよし！！
・前作とのスペックの変化には注意！

本作はジャグラーよりやや難しいとはいえ、ハナビなどよりはかなり簡単なので、ノーマルタイプの入門機としても注目の1台です。特にボーナス中の技術介入がないのは非常にデカく、極端な話、昨日今日パチスロを始めた人でも打てちゃう。もちろん7を揃える手間は必要ですが、そこはこの機種で練習しちゃいましょう。

初心者じゃない人にとっては前作とのスペックの変化にちょっとだけ注意が必要。

前作：ニューパルサーSPIII

「ニューパルサーSPⅢ」の「ボーナス確率/機械割」についてはこちら

今作：ニューパルサーSP4

※なな徹調べ

前作「SPIII」と比べると全体的に軽くなっており、特にBIG確率に変化あり。設定6のBR比率が1：1じゃなくなってるのも高設定を炙る上では覚えておきたいポイントです。BIGが軽い台をとりあえず狙っていく、みたいな超シンプルな立ち回りが強力そう。

なんにせよ、ホント難しいことは何もないので楽しく打ちましょう！　★5で！

ノーマルファンじゃない人にもおすすめです！

本作は演出が非常に楽しく懐かしさもバッチリ感じられるので、とりあえず普段ノーマル機をあんまり打たない人でも1回は触ってほしい機種に仕上がってました。もちろんリーチ目ルールの変化などで色々思うことがある方もおられると思うのですが、そっちのほうはDXシリーズに任せちゃいましょう。そもそもリーチ目主体のゲーム性と液晶演出ってそんなに相性が良くないので、SPはこっちの進化で良いと思います。あとは音！　BGMもそうなんですけどSEを含めて音がとても良かったので、これは是非実機でお確かめを……！

以上！　「ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人」のレビューでした！

今回のレビュー結果

「ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人」の解析情報はこちら

ナムコオリジナルの曲が良すぎてちょっと笑った