ガリぞうが本気で1週間立ち回ったら6600枚勝ちました【収支日記#47：2021年2月16日(火)～2月22日(月)】 (3/3)

2月22日：理解し合える幸せ

私は人に恵まれていると思います。

学生時代は借金とパチンコ・パチスロの繰り返しだったゴミ人間の私を両親は見捨てる事なく厳しくも大事に育ててくれました。2人の妹も、こんな世間体最悪のパチスロ生活者兼パチスロライターを20年以上続けてしまっている私に優しく接してくれています。上の妹は既に他界していますが、きっと天国から見守ってくれていると思います。我が嫁は言わずもがな私にとって本人以上の理解者であり、失えば私の存在そのものが否定されるでしょう。

人として低スペックな私がこれまで生きてこられたのも、多くの理解者のおかげだと思っています。恩返しの意味も込めて、互いに理解し合えるよう努めているつもりです。

そんな前ふりを踏まえた上で実戦記に入ります。

今日の狙いは本命で某A店、保険で時差の某C店です。A店は例によって下見済で、前日死亡の変更台があれば全つっぱ確定の勢いでブン回すつもりです。B店は狙い方の決まった法則がありますが、必ずしも全ての機種に高設定が存在している訳じゃありません。安い台ほど高設定の存在率が上がるので、必然的にツモ率も高くなります。

ただ、今日は北海道に来られている某ライターさんと夜に会う予定があります。彼も私の生活スタイルを良く知ってくれている、私寄りの人種です。今夜の予定に対して、1つだけ「高い台をツモれなければ」と伝えてありますが、私だって久しぶりの後輩とは会いたいので、心のどこかで「ツモれなくてもまぁ良し」と思っていたり。

朝9時。片道1時間半かけてA店に到着。入店し、いつも通り変更台のチェックから始めると、今日の変更台は……ゼロ。1台もありません。

A店の答えは4日前に出せているので、入店しましたが1Gも回さず退店して次なるB店へ向かいます。

再び60kmほど車を走らせ、10時半にB店到着。まだ1Gも回していないのに、今日は既に100km以上移動しています。

時差開店の抽選を受けると、私は5番。これなら好きな狙い台を取れそうです。ただ、狙うはバジリスク絆2・マイジャグ4・まどマギ2の設定6。ズバリ、高い台のみです。「高い台をツモれなければ」の条件を設けた以上、例え高精度でツモれようとも安い台を打つくらいなら久しぶりの後輩と呑んだ方が人生期待値は高いと判断します。

入店し、まずは絆2のシマへ。先客は1人のみで、本命のH番台は空席のまま。後はこの台が設定6か否かを判断するのみです。今日に限っては、設定6じゃなかったとしても大いに許せる貴重な機会です。

※〇数字は通常モードテーブル

貯玉から2K分(92枚)をおろした所で早々に駿府城ですか。本来なら設定6に期待する所ですが、あぶれて早退も良しとしている今日に限っては複雑な気持ちです。いやいや、100km以上車を走らせてまでツモりに来ているのだから、素直に喜ぶべきでしょう。実際、これ一発くらいじゃ設定6かどうかなんて分かるハズもありませんし。

その後も軽いBTに恵まれ、テーブル⑭も確認し、弱チェも1/35前後と設定6以上で推移します。久しぶりの後輩と呑みに行けない感が見え隠れし始めていますが、設定6の確信に近づけるテーブル⑥・⑦は未だゼロ。通常時のハズレでモードが上がってる感覚もありません。

ただ、設定6から遠ざかるテーブル①・②もゼロなので何とも言えません。

①・②と、⑥・⑦。

どちらが先に出てくるのか。

絆2の設定6狙いでは大事なポイントです。

先に出てきたのはテーブル⑥・⑦でした。また一歩、設定推測要素が設定6に近づいてしまいました。いや、良い事なんですけども。

圧倒的なBT連の中、テーブル①・②はゼロのまま⑥・⑦が2つ追加されました。一撃に恵まれず出玉になっていませんが、ほぼハマらないBT間にも設定6感が見られます。「ごめん、絆で6ツモってしまったかも。」とLINEに入力するも、考え直して削除。まだ設定6とは言い切れませんし。

本日初の6スルーで、ほんの少し設定6から遠ざかります。が、6スルーって設定6でもあまり珍しくないんですよね。実際、6確の台で6スルーを収録時に見せられた事もありますし。

【プロスロ第64弾】

前編：https://youtu.be/5ymdg11M2NM
※6確シーンは前編[9:38]

後編：https://youtu.be/THPSkwRkOIU
※6スルーは後編[27:14]

ここは他の材料が出てくるまで後輩には連絡を取らず、もう少し回してみます。

さらに2連続でBTに入り、テーブルは何れも⑥・⑦。これでテーブル⑥・⑦の4連続ですか。
さすがにゲームセットでしょう。泣く泣く後輩にLINEを入れます。

「まだ他の日もあるんで、こちらは大丈夫ですよー。」

「456出たらもう46の判別はつかないですし。」

「似たような葛藤、良くあります！」

「たくさん出しちゃってくださーい！」

「6ぽいすね！」

理解されまくりの返信で罪悪感が募ります。翌日以降に呑みを奢る為にも、この台で良い結果を残すべくブン回します。

夜20時を過ぎての追い銭には冷や汗が出ましたが、完走一発でようやくドル箱を使えました。その後も少し出玉を伸ばし、有利区間が途切れた21:40にヤメ。

出玉を流すと1786枚。差枚にして+1500枚程度なので、明日の後輩との呑み代にそのままあてようと思います。

「やっぱり閉店までパチスロ打つから今日の約束はキャンセルで。」

そんな言い訳など、まず間違いなく世間では通るハズもないでしょう。これが理解者の方々により許されている恵まれた現状に感謝し、その恩を生涯忘れずに生きていきたいです。

以上です。

私はパチスロ生活を初めて25年、パチスロライターとしても22年やらせてもらっていますが、今でも現場を離れる期間が長くなると自らのパチスロスキルに自信がなくなります。だからこうして時折ライター業の手を完全に止めてでも現場稼働に戻り、肩を慣らして自信を回復させるようにしています。そういった意味では、高設定の固め打ちで自信を回復できた1週間だったように思います。

次週からは再び演者稼業の下準備が始まるので、現場稼働の実戦記は小休止となります。私本来の力を発揮できない収支日記になるかもしれませんが、飽きずに読んで頂けたら幸いです。