ガリぞうが初見店で高設定を見抜いた「消去法での絞り方」とは?【収支日記#69】 (1/3)

ガリぞうが初見店で高設定を見抜いた「消去法での絞り方」とは?【収支日記#69】 eyecatch-image

今回も番外編の2週目です。5号機ヒストリーでは「エヴァまご」と「2027」を。収録ヒストリーは、私がジャグラーの前で泣いてしまった実戦日を。一問百答ではパチスロにおけるバグについてお話ししています。今週も盛りだくさんなので、最後までお付き合いください。

 

 

5号機ヒストリー『新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~』『2027』

 

今週の5号機ヒストリーは、何れもネトゲ廃人だった私が現場に戻る過程で打ち込んだ機種です。あくまで復帰過程だったので他機種以上に勝ちにこだわっていた記憶があり、遊技性に関してはあまり深入りできていなかったようにも思います。むしろこれを読まれている同世代の皆さんの方が思い入れも強いんじゃないでしょうか。そんな機種について、紹介と共に当時の記憶を掘り返してみます。

 

 


 

新世紀エヴァンゲリオン〜まごころを、君に~

 

あれは5号機の黎明期。ホールが導入したいと思える台が少なく、本来パチスロが設置されているハズのシマ内の1台おきでベニヤ板が貼られていた光景に終末感を覚えていた頃。

 

確かに4号機時代のような出玉感を激しく煽るような機種は作れなくなりました。そもそも「出玉率140%」とか「設定1でも楽に万枚」といったような機種の存在自体が異常だったのかもしれません。また、ボーナス獲得枚数が期待値から絶対値になり、誰が打っても同程度の出玉(しかも最大448枚)になった点も打ち手の稼働意欲を削いでいきました。

 

ユーザーから見れば規則改正など関係なく。「最近のパチスロは出なくなってツマラン」そんなイメージが浸透し、パチスロ自体がオワコン化していきました。(※オワコン=終わったコンテンツの略称)

 

そんな末期感溢れるパチスロシーンに登場したのが「エヴァまご」でした。一言で言えば、「勝つまでのプロセスが見える事」が最大の魅力でした。まずは、設定6で112%以上というツモれば勝てると思える現実的なスペック。

 

これまでは設定6でも110%にとどかない機種も珍しくなく、中には「97%と103%の2段階設定」なんていう機種もいくつか見られた時代です。そりゃ打ち手のヤル気も削がれるってモノですが、エヴァまごはツモれば4号機のノーマルタイプに近い勝ち額を望める機種でした。

 

加えて、数時間打てば設定の高低や偶奇が見えるという、設定推測の敷居の低さも魅力でした。実戦値で高設定を見極め、ツモって勝つ。そんなプロセスが見えたのでユーザーは打つ気になれますし、設定が見えやすい故にホールも高設定を使う事でアピールになると考えたのか設定状況も自然と好転していきました。

 

この時代の少し前。もう少し4号機が残っていた頃、私はネトゲ(ネットゲーム)廃人になっていました。遊戯ゲームはRED STONE。今も昔も禁欲に乏しい私は、単行本の発売により入金された印税(と言っても当時の1ヵ月の稼働月収程度)で満足してしまったのか、稼働の手も止めて連日ネトゲにハマっていました。

 

その後、紆余曲折ありネトゲ廃人を卒業するも、こんな時代で1年近いブランクを簡単に埋められる訳もなく。そんな中、エヴァまごは私を救ってくれました。ネトゲ廃人復帰したての私は、元ヘビーユーザー・現ライトユーザーみたいなモノでしたから、少しずつ復帰していく過程で攻略要素の低さが私にはありがたかったです。

 

4号機時代のように、減算値判別により30分で設定を見抜けたり、リプレイハズシで毎ボーナス200枚単位で他者との差がついたり等、射幸心を煽る攻略要素はなくなってしまいました。しかし、目の前の数字が頼りになるレベルの設定推測や、ボーナス成立後の小役抜き(ベル)等、5号機の範疇で可能な攻略感を浸透させ、スリープユーザーの復帰に貢献しました。ある意味、一度はネトゲに移行しスリープユーザーとなった私を現場に戻すきっかけを作ってくれた機種とも言えます。

 

すぐには思い出せませんが、筐体を目の前にすればベル抜きの打ち方も蘇るのかなぁ。久しぶりに触ってみたいです。

 

4号機の撤廃により一度は心が離れたユーザーに対し、5号機で可能な範疇を妥協させた「エヴァまご」。6号機でもユーザーが妥協して打てる機種の登場を心待ちにしています。

 

 

新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~ ゴールを決めろ!フリースロー

 


 

2027

 

エヴァまごで4号機時代の攻略好きなユーザーが少し帰ってきたものの、一撃好きな打ち手までは当然ながら5号機に魅力を感じていませんでした。

 

「もう5号機で一撃性ある魅力を求めるのは無理なんだろうな」

 

そんな空気を払拭してくれた機種が2027でした。独特の世界観と、成立したボーナスを揃えず小役ナビを発生させて出玉を伸ばすという斬新なシステムで一世を風靡しました。その一撃性や設定6で116%というハイスペックという事もあり、瞬く間に人気を得ていきました。

 

ボーナス成立後のRT時に抽選されるバトルモード(以下、BM)に当選すると、3択のベルがナビされて純増+1.8枚/GのART状態になります。このARTが20Gワンセットで最低でも70%継続し、長く続くほど大量出玉に期待できます。通常時に777が揃うと高継続(95%)確定のバトルモードに突入し、その成立確率に大きな設定差(設定1-6間:1/1638~1/819)があるので、一粒で二度美味しい役でした。20GのARTが最大95%で継続していくのですから、そりゃ破壊力も大きくなります。

 

あ、そうそう。あくまでボーナス成立中のARTなので、ナビ無し時にボーナスを揃えてしまわない打ち方が必要でした(懐かしーっ!)。ART中は左に赤7・青7・BAR図柄の3択ベルをナビしてくれるのですが、ボーナス入賞役はBARの3つ揃いなので、私は中押しで赤7を狙って打っていました。こうすればボーナスの入賞を避けつつART中の赤7揃い(=設定差)も把握できて一石二鳥でした。

 

パチテレのS-1グランプリという番組の黎明期に出演させてもらった際、2027でとんでもない下ブレなイレギュラーがありました。推定高設定の2027をツモり、早々に自力BMを当選させた最初の20G内で777をひいてしまい、そのまま1セット20Gで終了。BM中の777揃いは格上げ等の抽選が一切ないので、ただの高設定挙動を1つもらえただけになります。続いて再び自力でBMに当選させた最初の20Gでまたしても777が揃い、これも1セットで終了させるという、生死がかかっているなら発狂間違いなしの展開をくらった事がありました。

 

それでも今思えば、私の残念なヒキ弱自慢なんかより、そんなアツさを5号機時代に復活させてくれた功績の方が遥かに大きかったのだと感じます。それほどに5号機初期は業界全体に悲壮感が漂っていましたから。

 

あれから14年。当時は2027年の世界など遠い遠い未来だと思っていましたが、あと6年なんですね。月日の流れは早いものです。

 

ちなみに私の最高記録は2320Gの3566枚。コメント欄にて皆様の継続自慢をお待ちしてます。

 

 

継続数2320G

この記事を共有

いいね!する

881

関連記事

ランキング

  • 24時間

  • 週間

  • 月間

TOPに戻る