ガリぞうが閉店間際にハナビで追い銭した理由【収支日記#72：2021年7月13日(火)～7月19日(月)】 (3/3)

7月17日：公的にパチスロを打つ意味

 

わざわざ動画内で口にする事ではないと思い、自ら暗に設けているシバリがあります。大きなくくりで言うと、収録時には「名前が知られているパチスロライターだから可能な事」を避けるようにしています。もう少し分かりやすく言うと、「一般の方が真似ができない事」を避けています。

 

例えば、面識のない方から高設定台を譲ってもらう事は知名度が成せる技であり、誰もが真似できる訳じゃないので収録時には極力避けたいです。捨てられる可能性の高設定台を見つけてスマートに空き待ちする手段は一般の方にも真似できるでしょうから動画内でもやるようにしています。

 

面識のない方から「俺の台で6確出ました！」と有益な情報を聞けるのも知名度故であり、誰もが真似できる訳じゃないので収録時には極力聞きたくないです。私の収録時に誰かが6確のツイートをしている可能性を考えて「ガリぞう」の名前でのエゴサは一般の方にも真似できるでしょうから動画内でもやるようにしています。

 

高設定を打つ事だけが目的ならば、地元で稼働していれば収録時の2倍以上の期待値を積めます。それでも収録現場で立ち回っているのは、何度も言うようにパチスロの勝ち方を伝える事を目的としているからです。今週は、そんなシバリとの葛藤が何度も訪れた実戦記です。

 

今日は福岡県久留米市で「プロスロ13」の収録です。緊急事態宣言が出ていない限り毎月同じ日に実戦してきた店舗ですから、それなりの傾向は掴めています。

 

・特日はメイン島の番長3とマイジャグラー4が半56ないしそれに近い状況

・特日は全台系が数機種存在

・毎回ではないが末尾寄せが見られる日も

・毎回ではないが数台並びが見られる日も

・バラエティにも高設定の可能性

 

主だった傾向はこんな感じです。これにいくつかのアクセント(割愛)も踏まえて読み筋を立てていくと、結構な割合でツモれる環境と見ています。事実、この店での収録時の実戦値は約3万Gで103.5%。数々のシバリを設けているプロスロ13収録の中では、競争率の高い店舗ながら平均(102.4%)以上の成績を残せています。

 

今日の狙いも本命は番長3かマイ4。何れも取れなければ「新台は導入後の特日に全台系の可能性が高い」の読み筋から新ハナビを。これも取れなければアクロス系の全台狙い、もしくは末尾(3or7)寄せを攻めてみようと思います。

 

並び人数は366人。400台ちょっとの店なので、なかなかに厳しい競争率です。そんな中、私の抽選番号は184番。本命の番長3やマイ4は厳しそうです。ただ、入場が遅い分、ニブイチの番長3やマイ4に縛られず、早めに全台系狙いに切り替えられるとポジティブに捉えておく事にします。

 

10時、入店。いそいそと店内に入るも、メイン島の番長3やマイ4は当然ながら満席。急いで新ハナビのシマに向かいますが、こちらも残念ながら空きナシ。続いてアクロスのシマに向かうと、末尾3番のハナビが空いていたのでこちらを確保してみます。後はRTリプ判をこなしつつ、隣人達の挙動と相談しながら進退を決めていきます。

 

 

※BIG後の数字は全て累計数で「BIG中ゲーム数.BIG中斜め風鈴回数_HC中ゲーム数.HC中ハズレ回数.HC中リプレイ回数#HG中ゲーム数.HG中ハズレ回数.HG中RTリプレイ回数」。

 

 

2回のBIGで40GしかRTリプ判をこなせてませんが、私の台だけじゃなく隣人達のHG中もボロボロでとても全台系には見えないので早々にヤメ。まだ判断は早計ながら各シマをチェックしてみると、やはり新ハナビの立ち上がりが3台とも良さそうに見えます。まだ開店から1時間弱しか経っていませんが、元々の本命機種ですし、ここは空き待ちがてら近くに設置の北斗創造で同じく全台系狙い+リセ狙いをこなしていきます。

 

 

 

1発目の宿命で通して激闘乱舞ゲット。これが意外に伸びてくれて800枚ほどの出玉を獲得できました。

 

ちょうどこのタイミングで新ハナビを打っている方から「2以上確定が出ました！」と、お声掛けを頂きました。新ハナビはフル攻略だと設定2でも104%あるので、ダミーで使うには甘すぎます。だとすると、やはり当初の読み筋通り、今日の全台系の1つは新ハナビなのでしょう。

 

ただ、これは私が収録中のパチスロライターだから視聴者さんから教えてもらえた情報です。教えて頂いた方は当然ながら親切心なのでしょうし、私も好意を頂き喜ばしい事なのです。しかし、これを勝ち方として伝えるとなると、「知らない人からも設定情報を得られるよう知名度を高めましょう」になってしまいます。今日の実戦はパチスロの勝ち方を伝える番組の収録ですから、新ハナビの1台で設定2以上確定が出た情報は知らない状態で今後の押し引きの判断をしていきます。勿論ですが、教えて頂いた方は全く悪くありません。悪いのは「純粋にピン稼働のパチスロの勝ち方を伝えていきたい」を譲らない頑固で頭の固い私です。

 

新ハナビは当分空きそうもないので他のあてを探していると、メイン島のマイ4に1台空席を発見。データを確認すると、約2000GでBIG=11・REG=6の合成1/117と、REG寄りながら設定6以上の確率でペカっていたようです。ただ、これが空くとなると相当ブドウ確率が悪かったのでしょうか。それとも何か用事ができたのか、はたまた連打後のハマリ(現在439Gハマリ)で萎えたのか。一応、メイン島のマイ4でこの台が良さげっぷりの何位なのか調べてみると、約40台中で12位。半56とするなら射程圏のようです。何れにせよ今はこのマイ4以外に打てそうな台も見当たらないので、この台を少し押してみましょう。

 

 

 

 

1000Gほど回してみましたが、メイン島内の着順はみるみる落ちていき、ついには20位以下のボーダーラインを切ってしまいました。いくらBIG寄りと言えど合成1/117の状態で捨てた前任者は、この状態が見えていたのでしょうか。何か私には見えていない押し引きの基準があるのかもしれないと考えながらこのマイ4を放流します。

 

ここで再び各シマを見て歩くと、やはり新ハナビは強そうに見えます……が、その内の1台を打っている方の仕草から空きそうに思えます。ならば、ここは再び空き待ちがてら近くの北斗創造でリセを拾いつつ様子を伺いましょう。

 

 

 

この台でも1発目の宿命で通して激闘乱舞ゲット。しかも、1台目もそうでしたが、ART中の激闘がモロ偶数寄りです。もしや北斗創造も全台系なんじゃ……と一瞬夢を見たりしましたが、やはり今日は元々の読み筋でもある新ハナビが堅そうなので、空いたら移動してみます。そんな事を考えながら回していたら、空きそうな仕草で新ハナビを打たれていた方が席を立ち、私の下へやってきました。

 

「高設定ありそうなんですがヤメるんで打ちませんか？」

 

まさかのお声掛けでした。これは私が収録中のパチスロライターで好意を持ってもらえているからなのでしょう。譲って頂けるのは当然ながら親切心なのでしょうし、私も好意を示してもらえて喜ばしい事です。しかし、これを勝ち方として伝えるとなると、「知らない人からも高設定台を譲ってもらえるよう知名度を高めましょう」になってしまいます。

 

今日の実戦はパチスロの勝ち方を伝える番組の収録ですから、譲って頂ける方がこのタイミングでヤメると知らない状態で北斗創造を打ち続ける事にします。勿論ですが、譲ろうとしてくれた方は全く悪くありません。悪いのは「純粋にピン稼働のパチスロの勝ち方を伝えていきたい」を譲らない頑固で頭の固い私です。

 

北斗創造を打ち続けていると、空いてすぐのタイミングでシマを通った方がデータカウンタを操作し着席してしまいました。我ながら不器用な自分に嫌気がさします。

 

一応、北斗創造の3台も悪くないですし、まだ触っていない最後の1台が朝イチ状態から2スルーで捨てられたので、リセなら宿命×3で当たりますからここは台移動しておきましょう。

 

 

 

夜19時。ちょうどリセ天井の激闘乱舞を消化し終えたところで新ハナビが再び空席に。データを確認すると、4678G・BIG=15・REG=13で合成1/167と設定1以下のデータです。ただ、他の2台は完全に設定6以上の数値を示していますし、元々の本命機種というのもあるので、おそらくはヒキ弱なだけなのでしょう。

 

現在、投資は8Kで持ち玉が200枚程度。ここは自信を持ってブン回してみます。

 

 

 

 

結局、閉店30分前までブン回し、ドル2箱半の出玉を獲得しての実戦終了。出玉を流すと2294枚。投資は北斗創造のおかげで10K(460枚)のみだったので、紆余曲折ありましたが今日は快勝となりました。

 

前任者のヒキ弱データと合わせてもボーナス合成確率は1/131と、ちょうど設定6の確率に落ち着きました。BIG中は偶数挙動ですし、HC中・HG中も高設定域で収まっているので、おそらくは当初の読み筋通り新ハナビが全台系(というか全6)だったのだと思います。

 

何度も言いますが、教えてくださる方や台を譲ろうとしてくださる方は一切悪くありません。悪いのは自身の生業にこだわり続けている頑固な私です。こうした隠れシバリについては動画内でもあまり話してきませんでしたし、今後も言及する事は少ないと思います。ただ、動画内で何か窮屈そうだったり歯切れが悪かったりした時は、「自ら設けた足枷にまたヤラれているのかな」と思いながら見てみると、また違った印象の番組になるかもしれません。

 

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

 

>>【動画】プロスロ13 第92弾【前編】

>>【動画】プロスロ13 第92弾【後編】

 

 

 

 

以上です。1ヵ月ぶりとなる基本スタイルの収支日記は1万文字以上の長編になってしまいましたが如何だったでしょうか。これを執筆している10月は収録案件だけで26本入っている超ハードな1ヵ月ですが、生涯の生業として考えている実戦記で手を抜く事はできません。次回以降も実戦部分に特化したコラムを提供していきますのでご期待ください。