ガリぞうが重視する「ホールの傾向読み」の加点要素とは?【収支日記#99:2022年1月18日(火)~1月24日(月)】 (1/3)
今週の収支日記は1月18日~24日の1週間です。いよいよ5号機も撤去となり、6号機への完全移行が間近となった時期です。こうした業界変遷のタイミングでは、自身の立ち回りや判断基準も変えていかねばなりません。そんな中で私はどう変わっていけるのか。そんな課題と向き合いながら過ごした1週間でした。
1月19日:主観の相違
今日は埼玉県で「プロスロ13」の収録です……が、APチャンネルの諸事情により、この日の動画がまだ公開されていません。故に実戦記を書く訳にもいかないので、この日に打った機種にちなんで(?)今回はパチスロにおいて昔から良く勃発する「意見の相違」について考えていきます。
どんな人にも自身のスタイルを肯定したくなるもの。しかし、その感情が過ぎると他者否定に入ってしまう方も珍しくありません。意見の相違とは、そんなお話です。
主観の相違① 設定狙いvs天井狙い
高設定狙い主体で動くのか、天井狙い主体で立ち回るのか。稼働スタイルの言い争いで最もネタになりやすい話題の1つです。
高設定狙い主体で動いている人が天井狙いを揶揄する際の主張として、以下の文言を良く聞きます。
・期待値を得る手段としてあさましい
・店から嫌われやすい
・他客と揉めやすい
個人的な意見を言わせてもらえると、天井狙いをするだけならあさましさは隠せるようにも思います。ただ、その台を打ちたがっている理由が明白なだけに、偶然を装うのは設定狙いよりも難しいのかもしれません。むしろ、如何にあさましさを見せないかもスキルの1つになるんじゃないでしょうか。逆に天井狙い主体で動いている人が高設定狙いを揶揄する際の主張としては、以下の文言を良く聞きます。
・設定が確定していない状態ならマイナス期待値を積んでいるかもしれない
・よほどツモらないと稼げる額が低い
・得られる期待値にツモる労力が見合わない
個人的な意見を言わせてもらえると、設定が確定していなくても根拠打ちだけで稼ぎ続けられている方はたくさんいます。むしろ、設定を確定させずとも勝ち続けられるスキルのある人が高設定狙いの巧者とも言えます。頭数があるほど有利な点は避けられませんが、店選び等で柔軟に対応できたりもします。
ちなみに私は敵を作りにくい高設定狙い主体で動いています。
主観の相違② ピン稼働vsノリ打ち
「ピンvs軍団」も古くから討論のネタになりやすい相違です。ピン稼働の人がノリ打ちの方を揶揄する際、こんな意見が見られます。
・店や他客から嫌われやすい
・仲間内で揉めてしまう事も
・軍団系を禁止しているホールも
何をもって軍団とするかについても定義が必要ですが、立ち回り巧者な方達ほど軍団に見せない動き方をされています。情報共有もスマホだったり、急を要する場面でもアイコンタクトのみで済ませたりと、上手にノリ打ちされている方々もいます。ノリ打ちスキルが高い人ほど「嫌われやすい自覚」を持っています。逆にノリ打ちの方々がピン稼働の人を揶揄する際、こんな意見が見られます。
・情報共有が必須な時代に1人のみでは明らかに不利
・1人だと貯玉や持ち玉の共有ができない分、ギャップでマイナス期待値を生みやすい
・打つ機種に偏りが生まれやすい
特に設定状況が周知される公約取材系だとピン稼働は圧倒的に不利です。ただ、それは店を選ぶ話であり、1シマに数人しかいない店舗で数少ない高設定を掘りに行くなら、頭数がいてもハイリスクローリターンでしかありません。また、空いている店での軍団攻めは目立ちすぎて店からも目をつけられやすいでしょう。
ちなみに私は敵を作りにくいピン稼働主体で動いています。
主観の相違③ パチスロvsパチンコ
20年くらい前には良く言い争いを生んだネタの1つです。パチンコ専門で打っている方の主張としては、「パチンコは期待値(仕事量)が見えるがパチスロは設定値が見えないのでマイナス稼働を続けている可能性もある」でした。パチスロ専門で打っている方の主張としては、「パチスロはツモれば期待値だけで万枚を目指せるがパチンコは例えお宝台であっても期待値が低い」でした。しかし、最近はパチンコでも天井狙いができたり、パチスロの高設定域の出玉率が下がったりで、この言い争いは徐々に聞かなくなっていきました。
ちなみに私は遊技だけならパチンコも大好きですが、勝つ為の努力をしたいと思えるには至らないので、稼ぎを考えるならやはりパチスロのみです。何故かパチンコでは「好きこそモノの上手なれ」を発揮できません。
主観の相違④ ノーマル好きvsAT好き
もはや好みの問題とも言えますが、ハッキリと意見が分かれやすい論点とも言えます。ノーマルタイプが好きな人に見られがちなAT機への揶揄はこんな感じでしょうか。
・投資が深く出玉も荒い
・出目が単調で深みがない
・ヤメたい時にヤメられない
言っている事は全て正論ですが、出玉の荒さを長所と捉えるユーザー層も少なからず存在します。また、出目が単調故に「とっつきやすい」というライトユーザーにとってのメリットもあります。確かに深くハマっている時は他の本命台が空いても即座に移動できない場合もありますが、逆に言えばヤメ時がハッキリしているという長所でもあります。逆にAT機が好きな方々の言われるノーマルタイプへの揶揄はこんな感じでしょうか。
・一撃の夢を見られない
・リーチ目を覚えるのが面倒
・光れば当たるだけだと単調
言っている事は全て正論ですが、一撃の夢を見られない代わりに浅い投資で済む事も多くなります。また、リーチ目を覚えるのが面倒という意見も理解できますが、逆に言えば「覚える楽しみ」にもつながります。光れば当たるだけの機種はいくつかに限られますが、「光りさえすれば必ず当たる」という明快さとしても捉えられます。
ちなみに私は4号機時代から深い投資で嫁が不安そうな顔になるのを見ていられなかった名残もあり、今もノーマルタイプ主体で動いています。
誰だって自分がやっている事を正しいと思いたくなります。だからと言って、相反する動きを頭ごなしに否定するのも違うでしょう。パチスロで勝つ方法は期待値を積む以外にありませんが、期待値の積み方は1つじゃない訳で。私も4半世紀以上にわたりパチスロ稼働に費やしてきて思うのは、どちらが正しいじゃなく「片方の考え方に固執しない事」を念頭に置くようにしています。
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