ガリぞうが重視する「ホールの傾向読み」の加点要素とは？【収支日記#99：2022年1月18日(火)～1月24日(月)】 (3/3)

1月22日：ホールの傾向を読む加点要素

 

パチスロで高設定を狙う際、「傾向」・「理由」・「根拠」等、自身の台から得られた設定推測要素以外の部分に良し悪しの基準を求める手法は今に始まった話じゃありません。こうした根拠等の話をすると、凡そ2通りの見解に分かれます。

 

「数字以外にも目を向ける事でツモ率が上がった」

「根拠なんかいくらでも操れる」

 

どちらが正しいでしょうか。答えは「どちらも正しい」です。目の前の数字以外にも目を向けて収支が格段に改善された人達がいる事は紛れもない事実です。ただ、私に言わせれば、1つの根拠で10年以上凌ぎ続けられた環境など無く、常に怠る事なく根拠作りのアップデートが必要です。

 

また、その頼みの綱となる根拠を変えるも変えないも全ての権限がホール側にある事も正論です。しかし、例え「サイコロを振って決めている」としてもその店がランダム設定という根拠を作れますし、そもそも根拠云々の話をしている時点で高設定がどこかにある事実は隠せていません。以上の話を踏まえて私なりの結論を出すなら、「根拠作りは所詮ホールの掌の上だけど設定の傾向を捉えようとする行為は減点よりも加点要素の方が多い」でしょうか。今回は、そんな根本の考え方を示せたかもしれない収録実戦記です。

 

今日は兵庫県尼崎市でJANBARI.TVの番組「我流の真理」の収録です。梅屋君と私が各々の視点で独自にホール攻略を目指す番組です。とてもやり甲斐と面白味を感じる企画で、私が今最も力を入れている番組の1つでもあります。

 

そんな訳で今回の収録ホールについても色々と調べてきました。まず設置機種の比率が珍しく、全148台ある中80台以上がジャグラーという偏りが見られます。そして、この収録当日は取材等も特に入らず、我々の収録案件のみという状況のようで。となると普段からの傾向を探らねば的を絞れないので、ジャグラー全80台×過去1週間分(7日間)で延べ560台分のデータをまとめてみました。

 

その結果、同じ1週間の中で何度も高設定が使われている台と、ずっとベタピンなんじゃないかと思われる台がいくつか見られました。もしかしたらこの店は高設定を使いたがる場所があるのかもしれない……？そんな思いで狙い台を絞り込み、台番号とシマ図を照らし合わせてみると、どうやら私が見つけた高設定の入りやすいと思われる台のほとんどはシマの目立つ所にあるようです。なるほどそういう店ならば後は入場抽選次第だと納得して勝負に挑みます。

 

入場抽選は110人中、6番。これなら狙い台を確保できる可能性は高そうです。私の狙い台はSアイムに2台、マイジャグラーVに2台の計4台。何れも1週間のトータルデータが平均設定3以上ある台ばかりです。

 

10時、いざ入場。まずはマイのシマに向かい、狙い台の空き状況を確認すると、本命の1台が空いていたので早速確保。これで一先ずは安心です。後はこの台のデキと同じ狙い台達の状況と相談しながら進退を決めていきます。

 

 

※*印はチェリー重複の意。

 

800Gほどを回してREG1回と設定差の大きいバケをなかなかひけませんが、1000G程度の試行では何も見えてこない6号機ジャグラーですから、まだまだ勝負続行です。ただ、他の狙い台達もさほど良くないのが心配点でしょうか。

 

 

 

2000Gほどを回してみますが、やはりREG確率がついてきてくれません。加えて他の狙い台達も微妙となれば、やはり不安を拭いきれません。ただ、私の左隣のカド3は2000Gほど回されてボーナス合成1/78と明らかな高設定挙動を示しています。

 

ここで一旦席を立ち、他のシマを確認。すると、梅屋君が打つSアイムのカド台含め、カドから3台以内の目立つところに高設定が散見されるように見えます。「同じ台ばかりに高設定が良く入っている印象」という私の読み筋と、現状の「目立つ所ばかりに高設定が入っているように見える印象」を合わせると答えは1つです。

 

そんな中、バラエティの一区画のカド～カド3で当たりの台と思われながら空きそうな1台を発見しました。「かまいたちの夜」です。

 

他2台は撃沈していて、かまいたちだけが1000枚ほどのプラスになっています。一応目をつけながらうろうろしていたら案の定空席に。確保して台移動です。

 

 

 

 

カド～カド3で当たりがないシマは見当たらないので、この場合の正解はこの台だと信じてしばし回してみます。

 

 

 

大きなハマリを一切見せず、右肩上がりで出玉が伸びていきます。通常時のベルや1枚役C、BIG中の1枚絵、RT中ハズレ確率といった設定差の大きい部分も軒並み高設定ないし設定6以上の数値を示しています。やはり今日は正解の形にたどりつけたのだと信じ、残り時間をブン回しに使う事に。

 

 

 

 

18時、実戦終了。打ち始めた時間が遅かった事、そして初収録店舗と言う事もありお声掛けが多かった事もあり2000Gさえ回せませんでしたが、設定推測的には文句ナシの結果になり満足です。ただ、RT中のベルリプが圧倒的奇数寄りだったので、設定は6じゃなく5だったのかなと。ちなみに梅屋君が打つSアイムのカド台も快勝で推定6だったようです。

 

確かに何かしらの傾向を信じても、裏切られる事だって多々あります。しかし、過去26年間のパチスロ生活で、疑ってヤメた時の後悔よりも信じて粘りきった時の成功率の方が圧倒的に高いから、私は今でも根拠を優先してパチスロを打っています。

 

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

 

>>【動画】我流の真理 第13～16話(1/4)

>>【動画】我流の真理 第13～16話(2/4)

>>【動画】我流の真理 第13～16話(3/4)

>>【動画】我流の真理 第13～16話(4/4)

 

 

 

 

以上です。来週はほとんどの地域で5号機が完全撤去となる2022年1月末の最終週です。こんな時、撤去対象機種に設定を入れるかどうか把握しておく事で、その店の新台旧台の扱いが見えてくる事もあります。そんな視点も踏まえた実戦記をお楽しみに。