ガリぞうが過去のジャグラー記念日実戦を振り返る【収支日記#101:2022年2月1日(火)~2月7日(月)】 (3/3)
2月7日:思い出のホール~P店
良い企画を思いつきました。その名も「思い出のホール」です。私が過去に通った1店舗に絞り、ピン稼働でどのように戦ってきたのかを、当時の情勢や交流も踏まえて記事にする回顧録です。当時の技や店とのやりとりが誰かのお役に立てたら幸いです。
~P店との思い出~
4号機の技術介入機全盛期の頃から店の存在は知っていましたし、稀に顔を出す事もありましたが、客層が自分に合わないと感じて通うまでには至りませんでした。その数年後、アステカやホットロッドクイーン等のハイスペック機に必ず設定6が使われるという激アツイベントを始めた時も何度か足を運んでみましたが、開店前の並び時にどっちが先に並んでいたかで他客同士の揉め事が始まり、殴り合いの喧嘩を目の前で見せられ、やはり通う事はありませんでした。
みたび噂を聞いたのは現Slot Bar REGの加藤さんからで、時代は5号機中期の頃でした。「毎週日曜に全6を2ヵ所入れていて夜20時には札刺しで発表もやってますよ。」4号機当時の嫌な思い出があったので乗り気ではなかったのですが、美味しい情報を教えてくれた加藤さんの男気を立てる為にもと再び足を運んでみる事に。
当然ながら朝イチからの発表はなく、朝イチ全台センター777並べなのでガックンによる全6探しも難しそうです。ただ、客層的には4号機当時の面影がなく、競争率的にもキツくなく、傾向さえ掴めば戦えそうな空気を感じました。
翌週の日曜の前夜。私はP店の下見に行き、閉店前に初代エウレカセブンで変則押しをしていました。中・右と赤7を狙って中段にテンパイさせて放置。これを2台仕込んでおいて翌朝を迎えます。朝イチでこの2台のエウレカを打ち、中・右リールのみでガックンチェックすると、2台ともスルッとリールが回りました。朝イチ中段777並べは大体が手回しですが、既に中段に止まっている7を再び揃え直す事は少ないので、そのリールのみ手回しされずガックンチェックができるという小技です。これによりエウレカが全6の可能性を朝イチ1Gで捨てる事ができ、この日は結局バラエティコーナーの6台並びでツモれました。
味をしめた私は、翌週もエウレカとマジハロで中段に赤7を止めておいて翌朝に備えます。しかし、翌朝に事件が起こります。エウレカで中段に赤7を止めておいたハズが、全台中段に白7が揃っているのです。マジハロはカボチャ揃いでした。明らかに私の手の内がバレたようです。ただ、「仕込むのはヤメてもらえませんか?」という注意じゃなく正当に対処されたので、普段なら危機回避で通わなくなるところを、この時は「まだやれる」と判断しました。ただ、少なからず店側から好まれてはいないだろうという自覚はありましたが。
その後も店側との面白いやり取りが続きます。何故か朝イチでツインエンジェル3のマイスロが全台Lv77になっていながら全6とは全く無関係だったりとか。何故か朝イチで全台筐体が開いている状態で客が入場し終わってから慌てて店員が「申し訳ありません!」と扉を閉めに来るという怪しい動きを見せながら全6とは全く無関係だったりとか。ただ、こうした行き過ぎた店側の罠が私に消去法を与えました。何か仕掛けられた機種は全6の対象外なのだと。この消去法も利用した状況判断で、後ヅモも含めトータル107%以上の成績を残せていました。
しかし、その後も毎週データを取り続けたのですが、全6対象の明確な傾向は掴めず。ただ、1つ面白い傾向を見つけました。このP店、全6対象機種以外にも単品で設定4を使うのですが、この投入場所が必ず内カド(シマ外通路から遠い機種カド)だという事に気付きました。つまり、機種単位の内カドを狙って打てば、例え全6対象から漏れていたとしても設定4の期待値を積める可能性が高いという事です。この傾向を掴めたおかげで、ツモれた日の平均実戦割は109%と高いだけじゃなく、全6にたどりつけなかった日のみのデータを集計しても約104%とそれなりにやれていました。
そんなある日の事。広告規制により、夜20時に札刺しで発表ができなくなったようで。その代わり、夜20時に特定の機種のみリモコンで台データの無制限ランプを点灯させる事で、目立たぬよう全6機種の告知をするようになりました。告知方法が変わっただけで全6の存在は同じなので、P店に通う我々にとっては特に問題ありません。
ただ、当時この店を例に広告規制を題材にした漫画の原作を書こうとしたのですが、この無制限ランプの話をそのまま絵にすると私の通う店がバレてしまいます。そこで、漫画の中では創作で告知方法を「夜20時に該当機種のBGMを店内で流す」に変えました。驚いたのは、その1ヵ月後。P店での夜20時の全6機種発表が無制限ランプの点灯から「機種BGMを流す」に変わったのです。しかも、おあつらえ向きに休憩所には発売されたばかりの私の漫画雑誌が置かれていました。私含む常連にはツモらせまいとしていたP店ですが、こんな時は自ら寄せてきてしっかり宣伝に使うしたたかさがあると感じました。
時代は流れ、毎週のようにアイムの6台並び以外に当たりが見当たらない状況が続き、私の足も遠のいていきました。そして、さらに時は流れて数年後。P店が閉店するという非常に残念な一報を頂きました。好かれていなかった自覚はありますが、私もパチスロライターの端くれですから、こんな時は取材意欲がわきます。
閉店してしまうのなら、これまでは避けてきた店側との密なやりとりも問題ないでしょう。P店の店長と、その店に通った常連(私)の奮闘記的な対談記事を書かせてもらえないかと事務所に申し入れをしてみました。返答は「お断りします」でした。やはり私は嫌われていたかもしれない事、そしてその上で出禁になるほど嫌われてはいなかった事、私が店に通い続けるかどうかの押し引きの判断は間違っていなかった事を理解しました。
今は時代が違うのでP店のような面白味のあるホールは少なくなってしまいましたが、あの頃の思い出をこうして記事に残す事で当時の時代背景や古き良きホールを再現できたらと思います。
以上です。自宅待機により来週も稼働ゼロなので、こんな感じの雑感コラム3本になります。実戦記が書けないので退屈かもしれませんが、それでも良ければ来週もお付き合いください。
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