ガリぞうが4号機ジャグラーの立ち回りから現在にいかせるポイントを模索【収支日記#102：2022年2月8日(火)～2月14日(月)】 (2/3)

2月13日：番外編コラムその2.駆け出しパチスロライターのギャラ

ほぼ回復したものの医師から定められた期間中は家から出られないので、溜まった原稿を処理していた1日でした。そこで今回は「原稿料」についてのコラムでも。最近はYouTubeで暴露系の動画が流行しているようなので、便乗して私も記事で書いてみようかと思います。ただ、誰かをネタに使い迷惑をかけるのは性に合わないので、ドMらしい自分らしく自らの話を暴露していこうかと。ネタは駆け出しの頃の私で、いちパチスロライターのギャラについてです。

i-modeサイト①の原稿料

時は2000年で、まだインターネットが黎明期の頃。ネット回線がダイヤルアップ接続から高速のISDNへと変わり、携帯電話もi-modeへの変遷期でした。この携帯電話で閲覧できるサイトも次々と登場し、私のようなローカルかつ駆け出しのパチスロライターにも仕事が来るようになりました。ただ、そこは新米ならではのつながりがあり、版元と私の間には複数のライターをまとめる親元のような作家さんがいて、原稿料もその方個人から振り込まれる事になりました。

約1500文字前後の実戦記を書き、原稿料は1本3,000円。いくら中抜きされていたかは知りませんが、当時だといつでもツモれるハナビの設定5を1時間回せば稼げる金額でしたし、半年ほどで辞めさせて頂きました。ただ、この半年で作家さんからは物書きとして多くの事を学ばせてもらえましたし、安く働かされた事よりも感謝の気持ちの方が大きかったです。

i-modeサイト②の原稿料

当時は次から次へとi-modeサイトが立ち上がり、一大ムーブメントとなっていました。そんな中、新興勢力の会社と直接の取引が始まり、週1で実戦記を書かせて頂く事に。原稿料は1本5,000円と①よりも少し上がりましたが、それよりも自らのパチスロスキルを認めてくれてのオファーだったので、ギャラ以上の執筆意欲を持たせてくれました。当時は何かしら小技を発見したら優先的にこの②のサイトで寄稿し公開していました。
やはり「生活費はパチスロで賄える」という大前提があるからギャラよりも達成感を優先させられるのだろうと思います。

i-modeサイト③の原稿料

時代がそうさせたのか、流行りに流行ったi-modeサイトの中で大きな会社との直接取引も始まりました。とても大きな会社なのでギャラにも期待しましたが、間に代理店が入っていたからなのか、週イチで約1500文字前後のコラムを書いて1本5,000円でした。ただ、このコラムを書く立場だったからこそその後の仕事にもつながったと感じるので、これはこれで満足しています。仕事は金額だけじゃなく「その後の広がり」も見るべきなのだと学んだ案件でした。

i-modeサイト④の原稿料

やがて版元と直接お仕事をする事になりました。①とは会社が違うので単純には比較できませんが、この時の原稿料は①同様に約1500文字前後の実戦記を書いて週1本15,000円でした。社会の縮図を少し学んだ気がしました。しかし、この会社と取引し始めて半年ほど経った頃、原稿料の振込が滞るように。1ヵ月6万円ほどですが、10ヵ月分ほど未払いのまま倒産してしまいました。版元と直接取引していると、こういう時に自ら責任を取りダメージも受けねばならないという事を学びました。

衛星放送の出演料

とある番組にお呼ばれし、千葉県での収録に出演させて頂く事になりました。私以外にも何人か出演され、皆様何かしらの肩書きがありましたが、私はどこかに属していた訳じゃないので名前だけで出る事に。この日の出演料は1本15,000円。当然ながら実戦費は自腹ですし、北海道からの交通費・宿泊費も出ないので完全に赤字です。この時は「東京で自身のHPのオフ会をやるついでに出演して旅行代を少しでも浮かせよう」的なノリで出演した記憶があります。

私がフリーの売れないローカルライターだったからかもしれませんが、当時は連載を何本かかえようともそれだけで生活するには難しい程度の稼ぎしか得られませんでした。それでもこうして続けてこられた最大の理由は「パチスロが好きだから」に他ならないでしょう。好きなことを仕事にしているから自然にクオリティを維持しようとできますし、どんな労力も苦にならずやり遂げられると思っています。