ガリぞうが6号機アイムで粘り勝ち！立ち回りで伝えたかった意思とは？【収支日記#106：2022年3月8日(火)～3月14日(月)】 (2/3)

3月10日：学ぶ事

私は地域差についての見解が時代を追うに連れ変わっています。その昔、20年以上前は「地域差などない」と思っていました。日本全国どこへ行っても人気機種を打つならスペックに違いがないのだから、どこで打とうが一緒である、と。収録や来店案件で北海道以外でも打つ機会の増えたここ10年ほどは「確実に地域差は存在する」に変わりました。地域により客層や機種の需要が違うのですから、設定状況も変わって当然です。ただ、機種依存から設定状況依存の時代に変化していった事も私の見解を変えた一因に思います。

そして今は「地域差を知る必要がない」になりつつあります。そもそも大多数の人は同じ地域で立ち回っているのですから、地域差を知ろうとする時間を自身の稼働圏の情報収集にあてた方が建設的であると考えるようになりました。これが50歳現在の地域差に対する見解です。今回は、そんな地域差を目の当たりにした収録実戦記です。

今日は鹿児島県で「プロスロ13」の収録です。初収録店舗どころか鹿児島県自体が初なので、ホール以前に地域について色々と調べてみました。その結果、鹿児島県は情報が出回りにくいという事が判明。

私が知る限り、同じ九州で言えば福岡県はツイッター文化が強く、店名で検索すれば情報が山ほど出てきます。対して鹿児島県は情報網が閉鎖的なのか、いくら調べても上辺だけの情報しか出てきません。逆に言えば、地域密着型の法人が多いのかもしれませんが。

得られた情報と言えば、

・1の付く日が特日

これだけです。鹿児島県の特長なのか分かりませんが、外部発信の情報がほぼ皆無なのです。ネットからだとデータの閲覧も難しいので、読み筋を立てるのも一苦労です。店側からの「明日は〇〇収録来店」等の告知が許されている反動なのかは分かりませんが。

引用元：APチャンネル

しかも、情報を得られないだけじゃありません。収録日は10日なので、特日と思われる11日の前日という、一般的には稼働を避けたい日付になります。初見の地域に加え特日の前日に収録とあれば、やれる事は限られます。「特日の前日でも付け入る隙はあるのか」そんなお題を掲げながらの立ち回りになりそうです。

当日の朝。開店前の入場抽選は約200人中、8番。こんなに早い番号は久しぶりです。

朝10時、入場。今日は何がやれるのか状況を見極める事を優先したいので、まずは大怪我しなさそうな機種選択で、かつ偶然であっても高設定が見込めそうな台を選ぼうかと。まずは、特日が1の付く日と言う事で、「バーサスリヴァイズ」の末尾1番台を押さえようと向かいます。バーサスリヴァイズであれば新台で導入されて間もないという理由でも高設定を見込めそうという考えです。しかし、まさかの先客が。慌てつつも続いては「新ハナビ」の末尾1番の特等席的なカド台へ。コチラは空いていたので早速台確保です。この台を打ちながら設定状況を見極め、まずは「店を知る事」から始めたいと思います。

※BIG後の数字は全て累計数で「HC中ゲーム数.HC中ハズレ回数.HC中リプレイ回数#HG中ゲーム数.HG中ハズレ回数.HG中RTリプレイ回数」。

680G・BIG=4・REG=4と絶好調ではありますが、ありがたい事に今日はお声掛けの数が圧倒的に多く、この時点で既に3時間ほど経過しています。勝ちを目指す攻略番組としてはマイナスですが、集客案件としては大成功のようです。

なかなかフリーの時間を作れませんが、それでもホール情報を得ようと試みます。2度ほど店内を徘徊してみると、やはりジャグラーの稼働と出玉が圧倒的に見えます。過去数日の履歴を見る限り、今日ほど動いていた訳じゃなさそうなので、もしかしたらこちらの店舗は普段から収録や来店案件の色に寄せているのかもしれません。他だと番長ZEROが順調な様子。確かにお声掛け頂いた方の多くが「ここの店は番長ZERO推しです」と言われていましたし。

ちなみに、私の台の推測要素はHC中以外の大半が高設定挙動のようです。

閑話休題。皆様は、「ドンちゃん2」・「新ハナビ」・「バーサスリヴァイズ」の3つのアクロス系を設定推測しやすい順に並べるとしたらどうなりますか？私は、

1位：ドンちゃん2
2位：新ハナビ
3位：バーサスリヴァイズ

新しい機種ほど設定推測が難しくなると思っています。ドン2は半日打てば高低＆偶奇が、新ハナビは半日で高低が見え、バーサスリヴァイズは終日打っても見えない時がある程度の差を感じます。

この時点で今日の正解が1つ見えてきました。まず、今日の正解の1つはジャグラー。間違いなく平均設定が高いです。ただ、稼働も圧倒的で、常時ほぼフル稼働になっています。福岡県では全く見られない店舗も多かった「案件への寄せ傾向」が強い店舗なのかもしれないという情報を1つ手に入れました。

ちなみに私の台は、いくらRTを消化しても、HC中の数値の悪さとHG中の数値の良さに歩み寄りが見られません。まだ2000G弱なので試行が足りないのかもしれませんが、仮に5号機ハナビでツモれているなら「そろそろRTリプ判をヤメてブン回しに入ります」と言っていてもおかしくない頃です。ここまで回して全く分からない展開も珍しいのですが、どうせ大正解らしきジャグラーは空いていないので、空き待ちしつつこの台の答えが分かるまで回してみます。

20時。新ハナビで高低を見極めるだけでこんなに時間を使ってしまいましたが、ボーナス確率以外ほぼ全ての数値が低設定域に落ち着きました。この台の設定と合わせ、こちらの店舗での戦い方も見えてきたところで実戦終了です。おそらく今日の正解は、「普段から強い番長ZERO寄せ」と、「収録案件寄せでジャグラー全台系」だったのだろうと思われます。もし、またこちらの店舗で収録があれば、今日の情報も参考に立ち回ってみたいです。

出玉を流すと1357枚。投資は3K（150枚）のみなので、ツモれていた自信はありませんが日当だけ頂いてしまいました。設定1でも102%あるのでギリギリ許せるものの、ここまで設定が見えない事があるとは思っていなかっただけに怖いです。

新ハナビは設定推測が5号機ハナビよりも難しいながら、さすがに半日以上打てば高低くらいは見えてくると思っていました。まさか、終日近くRTリプ判を続けても高低さえ断言できない展開になるとは。今日の実戦で新ハナビに対する私の見解も少し変わりそうです。ジャグラー同様、アクロス系も6号機は設定の高低が圧倒的に見えにくくなった、と。

人は誰しも学ぶ生き物であり、年を経るにつれ考えが変わって当然です。きっとこれからも変わっていくと思います。自分に自信がない私は、いくつになっても頑固とはほど遠い存在のままでしょう。今後も多くの情報を取り入れ、いつまでも成長していきたいと思います。

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

>>【動画】プロスロ13・第109弾　前編

>>【動画】プロスロ13・第109弾　後編