【ビタ攻略】島唄・ツイストの「強制BIG放出打法」はホントに効いたのか?

【ビタ攻略】島唄・ツイストの「強制BIG放出打法」はホントに効いたのか? eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「島唄(ツイスト)のビタ攻略」について。出来る派と出来ない派で論争が起きたりしたちょっと珍しいタイプの攻略話です。どうぞ!

 

 

仕組みを解説

 

ビタ押し成功=BIG強制放出?

 

オリンピアの「島唄30」は2001年に発売されたストック機でした。パトランプ搭載で「キュイン」と鳴ればボーナス。しかもBIGだったらそれ以降80%でBIG1G連がループしちゃう。この連チャンは「REGフラグ」が契機となって1/3の抽選で行われ、そのREGは連チャン終了後(ストック切れor80%の抽選漏れ)にこれまた1G連の形で放出されると。つまりストックされるのはBIGだけ、という仕様でした。翌年には通常サイズのコインに対応した兄弟機「ツイスト」も登場。こっちはリール配列を含めて全く同じゲーム性です。

 

さてこの島唄。めっちゃ面白かったのですが、実は稼働当時にとある打法が流行していました。それが「強制BIG放出打法」というもの。「REG成立時の1/3でBIGが揃う」というのを逆手に取り、BIGしか揃わない位置でビタ押しする事によりそのうちBIGがホントに揃っちゃうぜ、というものでした。まあ確かに配列だけみれば1枚がけで中段にボナ図柄を狙うことで出来なくはなさそうに見えます。が、当然リール制御的には「REGのときはREG」しか揃わないわけで。幾らBIGを狙ってもキックします。

 

いま思うとなんとも眉唾な話なのですが、当時はこれが「出来る」「出来ない」でちょっとした論争のような状態になっており、筆者の周りにもすげーやってる人がいました。で、当然成功しない。成功しない人は往々にして「やりかたが悪いからだ」という認知バイアスに陥るので、そのうち「半コマビタしかだめ」とか「1/4ビタしか効かない」という風に難易度自体もエクストリームな方向に高まっていき、最終的には「難しいのでほとんど成功しないけど攻略法自体は存在する」という派閥が誕生。この派閥が勢力を伸ばすことになります。ちなみにパチスロ必勝本でおなじみの宇惨臭蔵さんの著書『パチスロ攻略法全史』によると(当時の攻略誌には)「リール制御を解析した結果、攻略は不可能と書かれているが……」という記述あり。明確には否定されていません。

 

そう。実は「出来る!」あるいは「出来た!」という説が根強いのもこの攻略法の面白いところで、多分これをお読みの方にも「いやいや、出来たし」と思った方は絶対いるはず。筆者は「人が作りしものには必ずエラーがある」という考え方ゆえ、まあ十中八九はウソテクだと思いますが、絶対にあるわけがねぇ! と断言することはしません。できた「かも」しれん。

 

 

真面目に考察してみる

 

まず無いと思うけど「ある」とした方がロマンがある

 

はいこちらの攻略法。筆者がリアルタイムで体験した当時の状況を整理するに3つの期に別れてるように感じます。

 

1)出来るらしいぞ期
2)出来ねぇよ期
3)すげー難しいけど存在はする期

 

1)は発売からわりとすぐ来ました。ちょっと正確な時期は覚えてないんですけど、半年とか? でもすでにツイストは出てた気がするくらいの時期。当時よくホールで顔をあわせてた兄ちゃんが「おいこれやってねーのかよ!」みたいな感じで目の色変えて教えてくれたのが最初です。この時は「出来ない」とかそういう話は一切なく、純粋に「存在するもの」として試されていました。ただもちろん成功しない。なのでそういう台は何回かチェックされたのち「ストックがないのだろう」とされていました。また当然目押しミスによりREGを揃える人も多数いると同時に、もともとBIGが揃う制御だった際にビタミスしてBIGが揃う事もあり。これは「成功」とされていました。

 

やがて時を経て2)出来ねぇよ期がやってきます。時を経てつっても1週間くらいでしょうか。いきなりピタリと誰も試さなくなり、パトランプをキュインキュイン回しながら何十回もチャレンジしている人が白い目で見られ始めます。んでここで「1/4ビタ」なる初耳の単語が登場します。難しいのは精度が足りないせい。これはおそらくこの時期まだ攻略法を試してた人が言い始めた事なんだと思われますが、これがやがて3)すげー難しいけど存在はする期の幕開けに繋がります。

 

でこの3)すげー難しいけど存在はする期は超長く、いってしまえば現在もそう。これは何故かというと筆者のように「まあまず無いだろうけども明確に否定できる材料もない」という人が大勢いるから。あと「あったとした方がなんとなく面白いから」というのもあります。ロマンですな。この辺は人によるかと思いますが「無い!」と断言するよりかは温かいですし、ギスギスした論争よりも「かもね」くらいのノリのほうが疲れない。んでそれが成立するくらい、この攻略法は絶妙に「かもね」がしっくりくる立ち位置にありまして、だからこそ「出来ねぇよ」と封殺されることなく現在まで語り継がれてるんじゃないかと思われます。

 

 

業界豆知識あしの 画像3まあ出来ないだろうけどね

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  • 1:2022-08-26 09:01:00攻略法の類は昔から全く信じなかったので、やったことありませんね。開発者がそんなミスをするはずないと。振り返ってみれば昔のパチスロは穴だらけだったのですけれども。パチンコの方も、連チャンシステムが解明されていない機種ありましたよね、麻王とか。

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