【コンチ4X】エグすぎる破壊力と超シブい演出!4号機爆裂AT機時代のモンスターマシンを振り返る

【コンチ4X】エグすぎる破壊力と超シブい演出!4号機爆裂AT機時代のモンスターマシンを振り返る eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「コンチ4X」について。爆裂AT機時代に登場した機種ですが、システムが独特で超面白かったです。早速当時の思い出を振り返りつつ、どんな機種だった改めてチェックしてみましょう。どうぞ!

 

 

歴代2位の出玉率!すげえ!

 

設定6の実際の出玉率は166.6%くらいあった

 

『コンチ4X』はアルゼ(今でいうユニバーサル)さんが2001年の8月に放り込んだB+AT機です。AT機の凄さを世の中に見せつけて一時代を築いたサミーの『獣王』が2000年の12月なので、それから遅れること8ヶ月。ロデオさんの『サラリーマン金太郎』より4ヶ月ほど早く登場しました。ほぼ同じ時期の機種は山佐さんの『サイバードラゴン』です。

 

外見的な特徴としては『大花火』と同じハチマキリールを搭載していたこと。しかも今度のハチマキはガクガク震える機能付きでした。ただしこの時期はすでに液晶搭載機が幅を効かせ始めており、翌月には同じアルゼ系のメーシーさんから史上初の乳揺れ演出搭載AT機である『爆釣』がリリースされる事を考えると、ギミック的にはかなりおとなしい機種だったかと。

 

ですがそのスペックたるや見た目の大人しさからは想像もできない超絶爆裂機でありまして、メーカー発表はおいといて設定6の実際の出玉率はなんと166.6%くらいあったとか。ズバ抜けてる理由はいくつかありますが、たとえばBIGがBタイプで他のAT機より成立確率が高かった事。そしてREGが消滅型になっており常に1/79.5で抽選されていた事なんかが影響してると思われます。どういうことか。はい、BIGに関しては小役ゲーム中に15枚役の押し順の概念あり。AT中に成立したBIGはこれが全ナビになりますが、当時の型式試験はメーカーが押し順を指定できこれらを全部取りこぼすことができました。また色プラス押し順の「12択」を当てないと消滅してしまうREGもAT中は正しい押し順等を表示してくれるので揃え放題だったのですが、試験では揃えないようなってたと。……このようにして「実際の出玉率」と「メーカーの公表値」がかけ離れた機種というのが当時は当たり前にありまして、こいつはその中でも頭一つ抜けた性能でした。歴代一位の出玉率としてよく知られているのはテクノコーシンの『神輿』ですが、実は2位がこの『コンチ4X」なんですな。

 

ではこいつ、果たしてどんな機種だったのか?

 

AT「スーパーラッシュ(SR)」は純増10枚。継続ゲームは10or20or100ゲーム。100ゲームの選択率は3.6%。一度の抽選契機での最大上乗せ数は30セット。SR最終ゲームにリプレイを引くと問答無用で上乗せが発生するのも独特でした(ただしほぼ1セット)。この数字だけでもかなりすごいんですけども、この機種の凄さは別にあります。

 

当時のAT機にはひとつのトレンドみたいなのがあって、それが「高確率状態中に特定のフラグを引くとAT抽選」というもの。コンチ4Xもご多分に漏れず「低確率状態」と「高確率状態」のふたつの状態を持っていますが、メインのAT役となるのが「ボーナス(BIG・REG)」だったのが独特でした。しかも上にもちょっと書きましたが、コイツはREGが「消滅型」という珍しいものになっており、成立ゲームで揃えないと無くなっちゃうんです。なので通常時のREGは中々揃える事ができない。しかし一旦ATに入るとそれが全ナビされる上にかなり頻繁に来る。つまりREGの分のメダルをもらえる上にATの上乗せ抽選が発生すると。なので消化中はREG来いREG来いと祈りつつ打つことになります。薄いとはいえSR100中に複数回REGやBIGを引き、そんで大量上乗せチャンスであるJACハズレやら1G連なんかをカマすともはや洒落にならんくらい出ると。そんな機種でした。

 

 

演出もシブくて好きだった

 

SRの恩恵がデカい分演出矛盾とかが超嬉しかった

 

さて「面白かったかどうか」ですが、筆者はコイツのことを非常に面白く打てました。AT機って通常時お通夜モードで打つのが基本だったのですが、コイツは頻繁にREGが成立し12択チャレンジが発生します。当てればとりあえず最低5%。高確率状態なら最低25%でSRに突入するんで馬鹿にできない。これがめっちゃいいアクセントになっていました。

 

というか演出面でみてもハチマキリールとフラッシュ主体のゲーム性が非常にシブく、特にSRの発動トリガーになってるハチマキリールのX揃い(4回揃ったら次のゲームからSR)なんかは初見では何が起きてるのかわからずイラっとしたものの、仕様を知ったら手に汗握るものになったり。またリプレイ時にフラッシュなしでSRの潜伏が濃厚になったり、フラッシュそのものの対応役が揃わなかったり。前述のごとくSRの恩恵が超デカい分、演出矛盾とかがケツ浮くほど嬉しかったなぁ……。

 

あと今振り返るとナビの音声も独特で良かった。「レッド!」「グリーン……」ってやつで、何かグリーンがすごいテンション低かったような。この辺は今聞くとそうでもないのかもしれませんが、あの頃は「グリーンさん何があったんだろう」とずっと思ってました。

 

 

業界豆知識あしの 画像3通常時中押しで消化してた

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