ガリぞうがジャグラーで目の前の数字を優先した理由とは？【収支日記#124：2022年7月12日(火)～7月18日(月)】 (3/3)

7月17日：目の前の数字を優先した日

「ジャグラーは目の前の数字より根拠」と何度も言ってきました。設定が確定せず、高設定濃厚演出さえ存在しないジャグラーでは、目の前の数字だけに頼らず高設定が使われている他の理由を用意した方が安定するという意味です。極端な例を挙げるなら、

・朝イチからストレート1000Gハマったけど信頼度100%の高設定確定札が刺さっているから粘り続ける。

・1000GでBIG=5,REG=5のペカ確率1/100と優秀だけど全台系探しの中で他の5台が全て朝イチからストレート1000Gハマって捨てられたのでヤメる。

と言った感じです。しかし、実際に用意できる根拠は、ここまで極端じゃない場合の方が多い訳で。そんな時、目の前の数字とどう折り合いをつけるのか。今回は、そんな場面に出くわした日の収録実戦記です。

今日は福岡県久留米市のスロ専で「プロスロ13」の収録です。このお店は収録させてもらい始めて丸2年になりますが、毎回「設定状況で面白がらせよう」としてくれていると感じる稀有なホールの一つです。もっと言うなら、「きっと今日も何か楽しめる設定状況なんだ」と信じながら立ち回る事で成果を得やすいホールとも言えます。

ちなみに、これまで結果を出せてきた王道の読み筋は、

・入場番号が早ければ推定半5,6と思しきメイン通路のマイジャグラーor番長

・入場番号が遅ければ分析を発揮しながらの全台系or末尾系or並びで高設定の何れか狙い

です。

前回も前々回も抽選番号が良かったので、メイン通路のマイVでニブイチを射止めツモれています。しかし、今回は収録日が土日祝の三連休の真ん中だからか、プロスロ13収録日の動き方が認知されてきたのか、過去最高レベルの450人という設置台数以上の並び人数という壁があります。そんな中、私の抽選番号は……199番。どうやら前回・前々回で成功したメイン通路狙いは難しいようです。

10時、入店。

一応メイン通路のマイVと番長を確認しに行きますが、やはり満席。だとしたら、並び+末尾で7番のファンキーを……とも思いましたが、何れの末尾7番も埋まっているので、ここは末7隣のファンキー2で様子を伺いつつ自身の分析力に頼る事にします。

※*印はチェリー重複の意。

設定別信頼度が示す通り、この程度では高設定の可能性を棄却しきれません。しかし、高設定とは到底思えない数字と、並びで入っているとしても隣の末尾7からさらに向こう側へ伸びているとしか思えない状況に嫌気がさします。今日は並べたり機種単位で固めたりしている日なのかもしれないと、席を立ち各シマを散策。

すると、サンダーVライトニングで調子良く出ている台があります。これを全台系とするならば、攻める価値はありそうです。少なくとも今のファンキー2を打ち続けるよりは。

※ボーナス後の数字はライジンゾーン継続ゲーム数。

いくら打てどもシマ合算の数値が改善されません。加えて私の台のデータも微妙とあれば、これ以上打ち続ける意味を見出せません。

また、このサンダーを打っている最中に何度も店内を徘徊しましたが、それらしき傾向も探し出せません。さすがに今日はお手上げかとギブアップしかけたところで、あまりにも凄すぎる良さげ台のアイムの空席を発見しました。

ざっと見た限り、この台に高設定が入っている根拠は思いつきません。根拠のないアイムなど、ミスった時のリスクの方が大きいので本来なら避けるべきです。しかし、これほどに圧倒的なREG確率は容易に見過ごせません。高設定が使われているだろう根拠の薄さと、優先しちゃいけないのに強力過ぎる目の前の数字を天秤にかけた結果、ここは打っておくべきと判断します。そもそも目の前の数字だけで設定1,2をほぼ棄却できているからと言うのもありますが、今日は傾向問わず各機種に正解が散りばめられているという店内状況も私にそう判断させました。

ちなみに。「BIGだって設定差があるのだから意識すべき」という意見も良く聞きます。設定差のある役を意識するのは当然です。特にアイムの場合、設定5,6のBIGとREGはほぼ同じ確率ですから、BIG1/165・REG1/462と確率が逆転していてもおかしくない訳で。では、仮に設定1と6で乱数分子が1つだけ違ったとすればどうでしょうか。

私だったら、確かに設定差はありますが、完全に無視します。設定差のある役を意識するのは当然ですが、その差の大きさがどの程度意識するべきかについては一考の余地アリだと私は思います。と言う訳で、BIGは圧倒的に設定1以下ですが、設定差の大きいREG確率的には完全に合格点なのでここは打ちます。

※*印はチェリー重複の意。

はい、笑ってやってください。ビックリするほどのREG連に、設定値の安心は得られたものの、出玉は全くついてこず。おかげで出玉はのまれ、既に24K分の貯玉を使っているのに、さらに追い銭させられます。いやいや、例え目の前の数字だけでも高設定の自信があったから打ち始めた訳で。見返りの小さいアイムではありますが、心が折れるまでは続行してみます。

時間ギリまで打ちきっての実戦終了。出玉を流すと966枚。後半一気に押し寄せたBIGのおかげで、3万分近い投資（1288枚）のほとんどを回収する事ができました。

乏しい根拠よりも目の前の数字を優先する稀有な例になりましたが、これはアイムだったから成功したように思います。マイVやファンキー2では、根拠レスの台でここまで上の自信が持てる数字になかなか出会えないですから。そういう意味では、例えリターンの少ないアイムでも打つ意味のある場面は存在するのだなと改めて感じました。

たかがアイム、されどアイム。

一寸のアイムにも五分の期待値。

5号機時代から何度も言ってきた言葉です。

以上です。過労死を身近に感じるハードスケジュールの真っ最中ですが、家族以外にも皆様の存在が私を頑張らせてくれます。「貴方の動画のおかげで負けなくなりました。」、「貴方の漫画を読んで勝てるようになりました。」と言ったお話を一度の収録で何十・何百と聞く度に「これからも頑張ろう」と思えます。

あと何年続けられるか分かりませんが、これからも収支日記共々、ガリぞうというパチスロライターをよろしくお願いします。