ガリぞうがジャグラーで目の前の数字を優先した理由とは?【収支日記#124:2022年7月12日(火)~7月18日(月)】 (2/3)

ガリぞうがジャグラーで目の前の数字を優先した理由とは?【収支日記#124:2022年7月12日(火)~7月18日(月)】 eyecatch-image

7月14日:考え方の変化

 

今日は「スロマンV(奇数月11日発売)」の付録DVD番組「ガリワサビ」の収録でした。この番組は今回の収録で最終回となります(漫画「プロスロNEXT」は続きます)。

 

一般的に言われる三大攻略誌(必勝ガイド・マガジン・必勝本)において、名前を出してもらったりカコミ程度の記事を書かせてもらったりした事は過去に何度もありましたが、複数ページにわたる連載モノの誌面のお仕事を頂いたのは、スロマンVがはじめてでした。そこで、この「ガリワサビ」最終回でも少しだけ触れた、私が抱いていた反骨精神的な感情とその移り変わりについてお話していきます。

 

その昔、パチスロ生活だけの人生を歩んでいた時期から、個人ホームページ(HP)を開設し世間にパチスロの勝ち方を伝え始めるようになった境目の頃。攻略誌を見ても書いていないネタや立ち回りをHPに掲載していたら、少しずつアクセスが増え、世間に認知されて今に至ります。駆け出しだった頃、主に頂いたお仕事は「スーパーパチスロ777(竹書房)」の漫画「プロスロ-パチスロで勝つ為の王道-」の原作でした。

 

今の時代では信じられないと思われる方もいるかもしれませんが、間違いなく事実なのでここに書いておきます。私は当時からパチスロの攻略にそれなりの自信がありましたが、連載が漫画誌で攻略ライターもほぼ在籍していなかったからか、攻略誌の一部の方達からまあまあな数の見下しを受けてきました。

 

「漫画なんて攻略誌の解析を無断転載して儲けてるだけでしょ。」確かに当時の漫画誌は無断転載が多かったです。実際、お金をかけて解析していた攻略誌は、無断転載で商売にしている漫画誌を良く思わなくても当然でしょう。しかし、まだネットが今ほど普及していない時代に、私が漫画で初出しして世間に広まったいくつかのネタが攻略誌に載せられた事もありました。

 

「漫画はリール配列もメチャクチャだから。」今では考えられないかもしれませんが、当時の漫画では絵で登場するパチスロのリール配列が間違っているなんて事も珍しくありませんでした。攻略誌よりも漫画誌の方がパチスロ情報誌としてプライドを持って接していた人が少なかったのかもしれません。さすがにこれは反論しにくいですが、あえて言うなら「漫画とは想像の世界であり人間は"かめはめ波"を打てたりしない」でしょうか。

 

「貴方は漫画でしょ。自分は〇〇(攻略誌の出版社名)だから!」攻略誌の出版社名を高らかに告げられ、明らかなマウント発言を投げつけられた事もありました。

 

こうした偏見から漫画誌全体を見下げていた方は一部だったかもしれませんが、こうした事象が少しずつ私に反骨精神を与えていったのは必然だったのかもしれません。攻略誌の方々がたどっている道を歩き、いつか追いつき追い越してやる。漫画誌だからこそ伝えられるパチスロの勝ち方を示してやる。攻略誌に載っていない独自のネタで支持を得てやる。そんな感情を何年か抱き、しきりに攻略誌の面々の情報を集めたりもしていました。

 

しかし、ある日にふと思いました。攻略誌の誰かがたどっている道は、本当に私がやりたい事なんだろうか。負けたくない、見返してやるという感情が自分のビジョンを見失わせているんじゃないだろうか。改めて自分自身を見つめ直してみると、攻略誌への反骨精神は私がたどりたい道じゃない事に気付きました。

 

・私はおせっかいやきな性格で誰かの役に立っていたい

・パチスロで勝つ為の情報発信以外に誰かの役に立てる能力がない

・日々の稼働で得た勝ち方を発信する事でエンタメとし、毎日パチスロを打つ事を許されたい

・過去に迷惑をかけた嫁へ償いたい

・ずっと北海道で過ごしていたい

 

私がやりたい事・得意な事は、攻略誌の面々がたどっている道とズレている気付きました。

 

誰かを目指すとか誰かを超えたいという意識は目標が実在しているので分かりやすいでしょう。実際に私もそうでしたから。ただ、人は誰もが立場も能力も考え方も違う訳で。目標とする誰かと同じスタイルで超える事だけが本人にとっての大正解じゃないかもしれません。誰かを目指すじゃなく自分の中の理想や目標を目指すように考え方を変えてからは、何かに対する敵対心にも似た感情が湧かなくなり、自らを向上させる為だけに時間を使えるようになりました。

 

こうして、自分だけの理想を目標に変えて何年か経ち、三大攻略誌へのライバル心が薄らいだ頃に頂いた「スロマンV」及び「ガリワサビ」の依頼は渡りに船でした。若く尖った頃なら拒否していたかもしれませんし、もっと老いていたら隠居を優先していたかもしれません。加えて、私が反骨精神を抱きにくい、パチスロライターとして似たスタイルのワサビさんが共演相手だったと言うのもあり、違和感なく入っていけたのもありがたかったです。

 

振り返ると、人の考えは時間を経て変わっていくんだなと改めて感じます。既に50歳を超え、折り返しまくっている人生ではありますが、これからも良い方向に変化していけたらと思います。

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