ガリぞうの「得手不得手」とは？長所を活かした立ち回りの重要性を解説【収支日記#126：2022年7月26日(火)～8月1日(月)】 (2/3)

7月27日：法人別の特色

 

パチンコホールは法人によって傾向を大別できる場合があります。

 

その昔、某法人の出店した店舗が流行らない理由をその地域に住んで調べて欲しいと代理店から依頼がありました。この話は以前にも書いたので過程を割愛しますが、結論の一つに「ハナ文化の東海でジャグ推しが過ぎた」というのがありました。その地域で成功している3店舗はジャグで抜いてハナは利益を取っていなかったのですが、依頼のあったホールは真逆の営業をしていました。他の地域で成功したジャグ推しスタイルを貫いた結果、失敗したと言えます。逆に言えば、調査依頼のあった法人は「地域を問わずジャグ推し」という特長があると思われます。

 

その昔、知人のパチスロ生活者が「布おしぼりを自分が打っている台まで持ってきて筐体を拭いていたら出禁になった」と言う方がいました。私も同じ法人の別店舗で朝イチから初代キングパルサーを打っていて、128G回したところで余った2枚を持って台移動しようとしたら「開店から1時間はコインを持っての台移動禁止&出玉を流すのも禁止」と言われ、手元のコイン2枚の処理に困った事があります（キンパルは3BET専用機）。この法人は店舗を問わずパチスロ生活者に理不尽なほど厳しい傾向があると思われます。

 

こうして法人別の特長を知っていることで対応しやすくなる場合もあります。今回は、そんな傾向のおかげで何とかなった日の収録実戦記です。

 

今日は愛知県で「プロスロ13」の収録です。と言っても、完全な初見店かつ初見の街なので、朝イチから自信を持って攻められる状況にはありません。ただ、この店舗と同じ法人の別ホールでは何度か打った事があり、それなりに特長も捉えられていたので、その時の情報を流用してみようかと思います。その特長とは、強力な寄せ傾向です。別ホールでは収録じゃなく来店だったのですが、実戦日の前日データを見ると凱旋の稼働とグラフがおかしい事に気付きました。1台平均7000G以上回っていて、かつ突き抜けたグラフも多々見られたのです。

 

調べてみると、どうやら前日は凱旋やハーデス色の強い演者さんが来店されていたようで。その寄せ傾向が強いとお客さん達も知っているから全台ブン回りだったのでしょう。実際、私の来店日にも朝イチからジャグラーが秒で埋まり、そのまま終始高稼働でした。加えて今回の収録日には某予想サイトの順位三傑が「マイジャグラーV」・「ファンキージャグラー2」・「アイムジャグラーEX-TP」とくれば、分かりやすい事この上ありません。どの道、初見店なのでピンポイントじゃ絞り切れないですし、今回は平均設定の高さを見込んでジャグラーの一点勝負にしてみます。

 

前日の下見では、どの台番号がカド台なのかを確認しておきました。これを把握しておく事でシマ別の集計データを取りやすくなりますので。

 

朝9時、開店。入場は107人中、102番。一応ジャグラーのシマへ真っ直ぐ向かいますが、残念ながら1台も空いていません。だとするなら他機種を打っても良かったのですが、せっかく「平均設定の高さを見込んでジャグラーの一点勝負」という作戦を立てたのですから、せめて午前中はその通りに動いてみます。

 

10時半前。何も打たずジャグラーのシマの様子を伺っていると、アイムの一角だけが異様に強く見えてきました。そんな中、その一角で空き台を発見。データは546G・BIG=1・REG=0。数字は微妙ですが、少しでも放置していればすぐに取られてしまいそうなくらいの客量ですし、この一角の強さと平均設定の高さを信じられるならこの台も打てるハズ。

 

 

※*印はチェリー重複の意。

 

食事休憩中、データサイトから各シマの状況を確認すると、やはり私が打っている1列10台が最も好調に見えます。また、場所別で見ると、カド台やカド2が平均して良さそうです。

 

 

 

お昼休憩から戻って以降、BIGを重ねて出玉の安心は得られました。ただ、私の台のREG確率は1/360と微妙。それでも相変わらず私が打っている1列10台は絶好調で合算でもREG確率が設定5,6の近似値になっています。そんな中、私が打っているシマで好調なハズのカド台が空いた模様。データを確認すると、3218G・BIG=12・REG=13（1/247）。私の台よりも優秀です。

 

この1列が全台じゃない可能性と、カドやカド2に寄せている可能性も考慮するなら、ここは移動しておくべきでしょうか。

 

 

 

 

 

500前後のハマリを2度くらい、持ち込んだ出玉は全てのまれてしまいました。ここで席を立ち、再度各シマを確認。やはり私が打つ1列や、各機種のカド1・カド2は相変わらず好調のようです。ならば、ここはグッと耐えて続行すべきでしょう。

 

 

 

 

3度目の追い銭後は特に大きなハマリを見せる事なく出続けてくれて、終わってみれば2000枚overの出玉を流しての快勝でした。推定設定は5or6。私の実戦データに加え、傾向が全て合致していたので、初見店ながらそれなりにツモれていた自信もあります。

 

今日は予想サイトで名前が挙がっていた3機種や、カド1・カド2が強い傾向、そして1列10台の強さを把握していたから粘りきれたのもありますが、やはり強力な演者寄せの法人という事前情報にも助けられた感があります。法人別の色を知っておく事も昨今のパチスロで勝ってゆくには大事だなと改めて感じた収録実戦でした。

 

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

 

>>【動画】プロスロ13 第129弾【前編】

>>【動画】プロスロ13 第129弾【後編】