ガリぞうの「得手不得手」とは?長所を活かした立ち回りの重要性を解説【収支日記#126:2022年7月26日(火)~8月1日(月)】 (3/3)

ガリぞうの「得手不得手」とは?長所を活かした立ち回りの重要性を解説【収支日記#126:2022年7月26日(火)~8月1日(月)】 eyecatch-image

7月30日:思い出のホール~B店

 

今日はJANBARI.TVのホール攻略番組「我流の真理」の収録でした。内容は番組を観て頂くとして、今回は我流の真理のコンセプトに合わせて、高評価を頂いている「思い出のホール」第4弾です。

 

場所は札幌市豊平区で、短期間に攻めた時期もありましたが、主に通い詰めた時期は1999年から2年ほどでした。通い始めたきっかけは好きな機種の新台入替でした。長時間並んでまで打った機種は「シーマスター」。山佐のテトラ機第1弾でした。シーマスターを終日打ち、新台の面白さを堪能したものの、REGに寄りすぎたおかげで成績はチョイ負け。ボーナス確率は設定6以上だったので、「明日も据え置いてくれるかも?」という思いで翌日も朝イチから来てみました。

 

一番で店内に入り、前日打ったシーマスターのところへ向かう途中、ハナビのシマを通ると不可解な台に気付きました。先頭で入店したのに、ハナビのシマで風鈴が揃っている台があり、払い出し表示に「10」とあります。これは開店前に店員さんが遊んだのか、それとも前日の閉店前に風鈴揃いのまま終わった状態がそのまま残っているのか。だとしたら、このB店は設定変更対策が甘く、これを使った高設定狙いができるかも……?

 

B店のイベント日は日曜と月曜で、それぞれシマの20%で設定6を使うと謳っています。ならば、前日の閉店前にハナビで狙い台数台に小役の払い出し表示を出しておき、翌朝PAYOUTが消えている台は設定変更=上げ?という作戦を立てました。で、実際にやってみると、払い出し表示を仕込んだ3台中、1台だけPAYOUTが消えていて、この台を減算値判別してみると設定5以上確定で大成功。その後、毎週のように日曜・月曜と通う日が続きました。

 

その2ヵ月後。手探りで始めていたインターネットのホームページ上で要望があり、日記を書き始めるようになりました。B店での実戦内容も日記に書いていましたが、店がバレると致命傷なので、当然ながら店名や機種構成の詳細は伏せておきました。そんな、とある朝。毎回15分も並べば先頭で入場できたハズのB店に、開店前から先客を発見。B店に並んでまで打ちに来る人を初めて見たので少し驚きましたが、気にせず開店を待ちます。

 

朝9時になり、入場開始。先客は何を打つのかと見ていたら、私が前夜に仕込んでおいた3台のハナビで払い出し表示が消えている台に直で着席しました。さすがに驚きを隠せない私に先客が一言。「今日は俺の勝ちですね。」どこの誰かも知らない人から驚愕の文言が告げられました。どうやら私の日記からホールを探し出したようです。当時の私は映像に出演しておらず、ライター活動も始めていませんでした。そもそもインターネット自体が普及していない時代です。P-worldさえ存在せずパチンコ屋を探すだけでも大変だったでしょうから、どうやって見つけたのか分かりません。それでも私は自ら発見した勝ち方の法則を誰かに悟られ、それを奪いにくる人を目の当たりにしました。こういう人もいるのだと知り、その後は稼働店がバレる事に敏感になっていきました。

 

2ヵ月の夢の生活を失った翌週。B店の新台入替のポスターを眺めながら考えていました。「ハナビの設定6はフル攻略でも114%だけど、スノーキーって6で121%あるんだよな……。」B店に新台で入った平和のスノーキーというノーマルタイプの甘さが気になって色々と調べてみると、どうやらBIG中のハズレ確率に大きな設定差があると判明。設定1で1/6、設定6で1/180とあれば、数回BIGをひけばすぐに見えるでしょう。払い出し表示仕込みにより朝イチで114%を打てていたハナビは見ず知らずの人と戦わねばならなくなったので、しばらくはスノーキーで掘り起こし作業をしてみる事に。初日の日曜は3台目で設定6にたどりついて大勝ちできたので、翌月曜も勇み足で朝イチから来てみると、一つ気付いた事がありました。

 

前日の設定6実戦の閉店前に最終ゲームを1BET消化でボーナスを狙って終えたハズなのですが、出目は変わっていないのにBETランプが3BETになっています。もしや平和の新筐体は設定変更されるとBET表示が強制で3BET表示に変わる……?と言う事は、前日の閉店前に最終ゲームを1BETや2BETで終えておけば、ハナビ同様に朝イチで設定変更が見抜ける=上げ狙いの設定6(121%)が打てる?翌週に試してみると、やはりこちらも正解だったようで。私は毎週日曜・月曜に打てていた114%を失いましたが、ステップアップした121%が確実に打てる生活を手に入れました。しかし、ハナビの一件もあり、私がスノーキーを固め打ちしている事、そしてBETランプによる変更判別でツモれている事は日記上でもしばらく内緒にしておき、半年ほど週2で稼がせて頂きました。

 

時代は流れ、2017年。しばらく行っていなかったB店はパチンコ併設からスロ専に変わっていて、「定量制」なるシステムを始めました。定量制として用意された5台が12時に開放され、このコーナーの台はボーナスを消化し終えた時点で差枚数が+1500枚を超えた時点で即打ち止めとなり電源が落とされるシステムのようです。この定量制のデータを採取し続けてみると、どうやら設定は4~6の何れかと判明。ならばと通うようになりました。ちょうど16年続いた漫画が雑誌の廃刊と共に終了し、稼働時間も取れる頃だったので、当時の私はサザンアイズの設定Cを狙えない日はこの定量制で凌いでいました。ちなみに、半年ほどでお金を貯めて買った当時の車「サザン号」、実は稼ぎの半分は定量制だったりします。ただ、「定量制号」と名付けるとこのシステムの説明が面倒なので、設定C=サザン号というキャッチーな名前を冠してました。

 

大きく分けて、時期的には二度にわたりお世話になったB店。何か恩返しができないかと考えました。高設定をツモれるという唯一の能力を疑われぬよう、稼働圏となる北海道のホール法人とはお仕事をしてこなかった私ですが、6号機ジャグラーの設定変更挙動を撮らせて頂きつつ店の宣伝をすればお互いwin:winなんじゃないかという企画を立てました。そんな案を依頼すると、B店は了承してくれました。閉店後のB店を借り、マイジャグラーVの設定変更挙動を撮らせて頂き、しっかり宣伝もさせて頂きました。

 

>>【動画】ガリぞうの稼働日誌~2022~#15

 

収録させてもらった2ヵ月後。「閉店のご案内」という悲しいLINE通知が届きました。

 

最後に顔を出す事もできない出張中の悲しい出来事でした。おそらくは私が一軒を突き詰めて攻略しようとした初めてのホールだったと思います。このB店から始まったホール攻略論が、それを目的とした「我流の真理」の収録にも活かされているのかもしれません。B店の皆様へ。お疲れ様でした。

 

以上です。来週からは3ヵ月ぶりの稼働のみ月間の始まりです。お楽しみに。

 

 

ガリぞうの収支日記#126 年間収支+42704枚

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