【貯玉総額】全国のホールに預けられている貯玉総額は○億円!

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「貯玉」について。筆者も当然いくらか貯めてますが、これ果たして総額でいくら位あるのかチェックしてみました。どうぞ!

 

 

貯玉ってなんや。

 

およそ76%のホールが貯玉補償基金に加盟している

 

はい、我々が普段使ってる「貯玉」「貯メダル」という便利なシステム。今では日本全国津々浦々のホールでほぼデフォになってますが、このサービスはもともと各店ごとに独立して行われており、その源流を探るのはもはや不可能であるとの事。

 

つまりはお店がそれぞれ台帳をつけ、ああこのお客さんは幾ら預けておるとか、今日何個下ろしたから残数は何個であるとか、そういった形でアナログ管理がなされておったわけです。どこ発祥であるか、あるいはいつ誕生したかは不明。おそらくはパチ屋さんの歴史のかなり早い段階から存在していたと思われます。だって誰でも考えつくので。

 

ただ、この方式には数々の問題があります。

 

例えば帳簿の紛失・改ざん、あるいは倒産時の扱い。特に一番最後のやつはクリティカルな話であり、実際に運営会社を相手取った訴訟などに発展した例もあるとの事。これを憂い、「貯玉」というものをより安全・確実に運用するために官民が連携し生まれたのが「貯玉補償基金」なる管理団体です。

 

誕生は1992年4月。これに先立ちジャパンネットワークシステム(J-NET)による貯玉・再プレイシステムが市場に投入されており、アナログ帳簿による個別管理から徐々にデジタルベースのネットワーク管理に移行していくことになります。

 

「貯玉補償基金」は「一般社団法人 貯玉補償基金」として法人化されつつ現在も存続。細かい運用ルールに関しては紆余曲折ありつつも基本的には変わらず。日々、我々が安全に貯玉を利用できるよう稼働しています。

 

具体的に何をしてるかというと、公式ホームページの冒頭にモロに書いてあるとおり「貯玉補償基金は、加盟店が経営破たん等の事由により、会員の皆様から預かっている貯玉/貯メダルの払い戻しが不能となった場合に会員の皆様の貯玉/貯メダルを補償します」と、その存在意義は非常にシンプル。

 

2021年12月末の段階で加盟店舗数が全国6169店。矢野経済研究所の調査では2021年12月末の全国ホール数が8139店舗。したがっておよそ76%のホールが貯玉補償基金に加盟してるぞと。そんな感じになります。

 

もちろん貯玉サービスをそもそも行っていない店舗もちょいちょいありますし、そういう所は基金に加盟する意味はないわけで。貯玉サービスを行っている店舗にフォーカスすれば当然この数字はもうちょい伸びる。というか、おそらくですけど貯玉サービスを行っている場合はほぼデフォルトで加盟して然るべき、あたりまえのサービスです、くらい思っても良いんじゃないかと思います。

 

 

その総額は……!

 

貯玉の総量規制は実現が難しい?

 

そしてそんな「貯玉補償基金」。加盟店の貯玉・貯メダル総額は果たして幾らあるでしょう。これ当てずっぽでよいので考えてみてください。いいですか? ちょっと衝撃です。いいですか?

 

はい答えは1500億円。だそうです。

 

ほんまかいな、と思う方も当然おられるかもしれませんが、これは貯玉補償基金の理事会で発表された数字であるとの事。当然ながらメチャクチャ巨額です。あまりにもデカすぎる。実はコレに関しては「補償原資は大丈夫なんか」という不安の声があることなどから、だいぶ前から問題視されており、貯玉総量の規制の声がたびたび取り沙汰されておりました。

 

現在は基金側に対し、ホール4団体が「総量規制」の実現を働きかけている段階。一方で基金側はシステム的な話として「総量規制は難しい」という回答をしているそうです。んでこれあくまでも「総量」の話なんですな。各店ごとの話じゃないです。各店毎でいうと、すでに貯玉の上限というのは設定可能。今回は店舗の枠を飛び越えた「総量」の話です。

 

これちょっと分かりづらい構図かと思うのですが、この苦難の時代においてはどのホールにとっても「倒産」「閉店」というのは対岸の火事じゃない。その際に訴訟リスク等を可能な限り抑えるために基金に参加してる(当然コストもかかってます)のに、そこが補償できなくなっちゃう可能性があるならそこは是正してほしい。

 

一方で基金側としては、個別の店舗ならともかく各プレイヤーがどの店舗に何個貯めてるかなどの情報を統合して「総量」を規制するのはシステム的に厳しい。なのでちょっと上手いやり方を考えさせてくださいと。そういうので足踏み状態になっていると。

 

あくまで筆者の読み解きですが、そういう状況で「話が進んでない」というのが現状のようです。

 

んー。なるほど。プレイヤーにとっては「便利さ」しかない貯玉システムですが、その運営には意外と苦労があるようで。利用する際には「ありがとうございます」と心のなかで一礼してボタンプッシュするようにします。

 

 

業界豆知識あしの 画像3会員カードの全国共通化しかねぇ!(絶対無理)

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22
  • 1:2022-11-02 12:15:23少し前に、出禁になったプロが、系列店全部出禁&貯玉没収という話がありましたが、やはり同じ経営ならば店舗に関わらず個人に紐付けされているようですね。それなら一枚のカードにしてくれればいいのに。

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