ガリぞうの理想形、あえて目立たない「ステルススタイル」とは！？【収支日記#131：2022年8月30日(火)～9月5日(月)】 (2/3)

9月1日：自身の収録案件に思う事

昨晩は来客と深酒してしまい、危うく出張の飛行機に乗り遅れるところでした。

私は薄野（すすきの）へ呑みに出る際、車で行って帰りは運転代行を利用します。我が家の交通の便が悪いというのもありますが、長年利用している運転代行が安くて助かっているというのもあります。この運転代行会社は昔からしっかりしていて、どのドライバーさんでも安全・安心で送り届けてくれます。ほとんどのドライバーさんは私が寝てしまったとしても気付けば自宅に着いているので、本当に信頼できます。

「酔っ払い相手ですから面倒な客とか多くないですか？」

と質問しても、決してお客さんを貶めるような事は言わず、

「いえいえ、お酒を呑んでも自分で運転して帰ろうとせず代行を呼ぼうとする方達が相手ですから大丈夫ですよ。」

と、しっかり客観論を話してくれます。そう言われてみれば、確かに民度は高そうです。何度か人の入れ替わりはあれど、運転代行にしては離職率が非常に低いので、きっと従業員を大切にする会社なのでしょう。

この会社の社長さんも二種を持っていて、自らドライバーとして運転しています。この社長さんの生き様から私は自らの人生について考え直させられています。私はこの社長さんに運転代行してもらう事が最も多いのですが、まだ三十代でお若いのに、仕事に対する姿勢には目を見張るものがあります。まず、駐車場まで迎えに来てくれる度、有人の料金所の側に置いてある会社の名刺の在庫を確認します。そして、駐車場の従業員にも挨拶を忘れません。

また、お客さん一人一人の車を覚えていて、薄野の駐車場にその車が停まっているかどうかを確認し、見つけたら当日に連絡があるまで営業時間を延ばす事もあるそうです。合わせて、たまたま常連さんの自宅の側を通った際も、家の駐車場に車がなければ呑みに出ているかもしれないと気にかけておくんだとか。当然ながら接客も丁寧ですし、運転代行という仕事に真摯に向き合っているだろうと容易に想像できます。金曜土曜は何時間待ちになってしまう事もしばしばあるほどの人気になるのも頷けます。

しかも、これだけ運転代行業者の社長として素晴らしい器量なのに、容姿だけでも十分商売になるだろうと思えるほどのお綺麗な女性社長なんですから驚きです。話を聞くに、一度は超大手企業に就職するも、車が好きで車に乗る仕事をしたくて運転代行を選んだ、との事。安定した収入よりも豊かな人生を目指した結果、誰からも慕われる人に育っていったのでしょう。

やはりどの業界も「好きこそモノの上手なれ」なのだと思いますが、この社長さんと話をする度に今の私は耳が痛く感じます。私も、パチスロが好きで、パチスロで勝つ為の努力が好きで稼働してきましたし、その稼働をベースにパチスロライターとしても勤しんできました。しかし、今の私は大好きと言えるほど地元稼働でパチスロを打てていませんし、満足できるほど勝つ為の努力に割く時間もありません。パチスロの勝ち方を映像でも伝えられると意気込んで始めたYouTubeの動画も、今や本来の趣旨とは別に集客策としての意味合いが強くなってしまいました。

私は不器用な人生しか歩めない事など昔から自覚しています。そろそろ考える時期なのかもしれません。