ガリぞうが悪戦苦闘？苦手な取材実施ホールで立ち回った結果【収支日記#137：2022年10月11日(火)～10月17日(月)】 (1/3)

 

 

今週の収支日記は10月11日～17日の1週間です。私にとって、翌年のビジョンが明確になりつつある1週間でもありました。

 

 

10月13日：新台との接し方

 

いつの時代も「新台」と言うワードは稼働意欲を促進させる響きです。新台を打つ場合、新しいゲーム性に興味をひかれワクワクする感情が一般的ですが、昔ながらのパチスロ生活者ほど「まだ見ぬ攻略要素を探る」という探求心もくすぐられます。基本的に収録時は勝つ事を最優先させているので攻略は二の次ですが、どうしても興味を持ってしまう場合もあります。今回は、そんな新台の収録実戦記です。

 

今日は福岡県で「プロスロ13」の収録です。このお店での実戦は3回目。初回・2回目共に空き台がほぼ無い状態からのスタートながら、何とか後ヅモでプラス収支を出せたという内容でした。過去二度の実戦を振り返るに、設定状況は強いながら競争率に阻まれるという印象です。

 

今日は分岐営業的な傾向のある取材と元々の並びで高設定を使いたがる傾向の二手で攻める読み筋を立てています。並び人数は233人。前回・前々回とパチスロの設置台数330台の約2倍ほど並んでいたのですが、今日は朝イチから見という最悪の事態にはならなさそうです。そんな中、私の入場抽選は168番。できればメイン通路のマイジャグラーVのカドから3台を取りたかったのですが、この番号では無理でしょう。だとしたら、前回（BOØWY）・前々回（NEWクレア）も全台系に見えるほど強かった新台狙いにしてみます。

 

10時、入店。新台の札が刺さる機種へ向かうと、しっかり空席のままで余裕の確保。機種はハードボイルドです。ほぼ設定推測要素が出ていませんが、自ら設定差を調べる気概で掘り起こしてみます。

 

 

※BRはバレットラッシュの意。数値は「ATゲーム数.累計ATゲーム数.累計AT中共通8枚役」。

 

現状で見えている数少ない設定推測要素は、

 

・ボーナス確率（特にREG）
・BIG中ハズシ時ボイス（数値は不明）
・REG最終ゲームのAT抽選（数値は不明）
・ラッシュ中共通8枚役（数値は不明）

 

と、明確に数値化されている要素はボーナス確率のみ。一応ボーナス確率は設定6以上で当たっていますが、BIG中のボイスは微妙です。AT中の共通8枚役については数値が出ていないので、「ハードボイルド 共通8枚役 設定6」で検索。すると、実戦値としていくつか数値が出てきました。その下限と上限は、1/100～1/55。とりあえずはコレを指針にしてみます。

 

 

 

一度も300G以上ハマらずに当たり続けてはくれるのですが、どうしてもBIG中ボイスが弱いままです。AT中の共通8枚役も1/200以下で、とてもじゃないですが優秀とは思えません。そんな中、左隣の台からBIG中ハズシ時に「マーベラス！」と聞こえました。現状、見えている数少ない設定推測要素で、これは設定2以上確定です。なるほど、並びで入っているんだとしたら、私の台も可能性は残されているのかもしれません。

 

 

 

立て続けに300G超えのハマリを三度もくらい、一時は3000枚overだったグラフも下降気味に。バレットラッシュ当選率の高さで何とか持ちこたえていますが、ボイスや共通8枚も高設定域とは到底思えません。それでも並びを意識し続行してみますが……。

 

 

 

 

トータルゲーム数が4000Gを超えたところでヤメ。理由は設定2以上が確定しながらも50%のラッシュが引けずに出玉を伸ばせていなかった左隣が空いたから。並びで入っている可能性は残っているでしょうが、設定2以上が確定している台との差を体感したいというのもありました。

 

と言うのも、この1台目を打っている最中、とある可能性に気付きました。8枚役の取得時、左に「BAR・BAR・リプ」をビタで狙うと、三択時はビタ止まりから中段に揃うのに、共通8枚役成立時はBARが下段までスベるように見えたのです。だとしたら、要ビタではありますが、共通8枚役は通常時から見抜けるという事になります。これを調べる為にも、僅かながら設定推測が進んでいる（設定2以上が確定している）台で試してみようと思いました。そうカメラ前で伝えつつ実戦再開です。

 

 

 

 

台移動は成功（？）で、出玉を少しだけ伸ばしての実戦終了でした。出玉を流すと2724枚。投資は9K（414枚）のみなので、+2300枚の浮きとなりました。

 

1台目では全く見られなかったバレットラッシュの緑に入ったのを確認し、「もしや高設定ほどラッシュのストックが多い？」という仮説も立てられました。しかし、「BAR・BAR・リプ」ビタからの共通8枚役の把握は断念。明らかにビタが成功しているハズなのに、共通8枚役が「BAR・BAR・リプ」から揃う事もあったので、スベった時は私の目押しミスだったと判断です。

 

これが3ヵ月前の話です。結論として、この共通8枚役を見抜く方法は半分合っていたようで。ただ、まさか共通8枚役が2種類あるなんていう可能性は全く考えていなかったので、これは自分の目押しミスによる誤認なのだと、この日は勝手に結論付けてしまいました。確かに1台目では共通8枚役取得時に左「BAR・BAR・リプ」ビタ止まりが多かった（=設定差の大きい共通8枚役Bを多く引いていた）からその可能性に気付けた訳で、ボイスは弱いながら本当に並びで高設定が使われていたのかもしれません。今回はニアミスで終わりましたが、こうして模索の中での仮説が正解につながるほど新台攻略への意欲が増していきます。
新台を打つ際は、その楽しさのみならず、探求心を持って挑むと面白さも倍増するという事を伝えたいです。