「星矢」「ルパン」「北斗」の登場で4月は慌ただしくなる?POKKA吉田が最新のスマパチ&スマスロ事情を解説!

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令和5年になりました

 

みなさま、新年明けましておめでとうございます。

 

さて、三洋物産が聖闘士星矢(スマートパチンコ)の型式試験適合をこのほど公表した。実際には聖闘士星矢が適合したことしか公表していないが、販売用型式であることは間違いない。

 

仕様等はいずれ公表されると思うので詳しくは触れないが、スマートパチンコ特有の性能になっている。出玉設計の詳細はわかっていないが、大手メーカーの三洋としてふさわしいものと言えそうだ。

 

一応、予定としてはぱちんこメーカー組合である日工組としては、一気に複数機種を同時リリースしたい、というところ。これはまあまあマスト気味になっており、聖闘士星矢だけでは導入開始とはならないことから他メーカーの適合状況も待たれるところだ。もちろん日工組のスパマチ本格導入の目標は4月であり、ゴールデンウィーク商戦に間に合うようにということになっている。

 

現在、スマパチ型式の適合は徐々に出てきている。が、各社、販売用型式としての設計なのか、ダミースペックなのか、あるいは販売用型式ではあるがもう少し攻めた性能にしたものを本当は販売したいとか、さまざまな思惑もあるので、適合の数だけで状況はなんとも言い難い。4月スタートとしてその時期に「○○を販売する」という明確な意思を日工組内で共有できるメーカーがいかほどあるかの話になってくる。

 

なお、数はそのときに日工組が判断することになるが、昨年、スマスロのときは4機種(3機種が11月、1機種が12月)であった。このあたりが目安の数となりそうだ。

 

また、昨年末にサミーがスマスロ北斗の適合情報を公表した。こちらの導入予定は4月。スマパチよりも先になるか同時になるかはスマパチの日程が読めないのでわからないが、同時期に導入される予定だ。

 

この北斗、今のところ3万台が予定されている。6号機において3万台という数字はかなり多い方になるのだが、それでも現在、スマスロ市場では最も注目を浴びている未導入新機種と言ってもいい。

 

通常、遊技機メーカーはPS問わず、新機種の販売情報をあまり早い段階では公表してこなかった。対ホール法人であってもそれは似たようなものであり、よほどの上位ランク法人(これは大手が多いが、必ずしも大手とは限らない)を除けば、存在や採用コンテンツ、性能に関する情報及び実機の披露は、WEB上で当該メーカーが情報アナウンスするタイミングと同じくらいのときにホール法人も知る、というのが一般的な流れである。

 

昨年のスマスロのときは日電協(+日工組)のプレスリリースが9月1日にあって、11月21日導入開始の情報が出てきた。これは2ヵ月以上早い情報解禁であるが、スマート遊技機の初導入という業界の歴史上エポックメイキングなことになるため例外とすれば、スマスロ北斗やスマパチ聖闘士星矢の情報解禁日はかなり早くなっている。

 

しかも聖闘士星矢はつい一昨日くらいの情報解禁(適合情報は先週業界の一部では共有されていた)が、スマスロ北斗は4月導入予定機種を12月に情報解禁しているし、初代を踏襲しているということもアナウンスしたし、しかも現在、実機をホール法人などに見せている段階である。

 

業界レートとしてはかなり早い段階でのこういった営業活動なのだが、実際にはスマスロ北斗に対する期待感はホール関係者の間で日に日に強まっていく。

 

同じように早いアナウンスであっても聖闘士星矢について、ホール関係者がどのように期待しているか、徐々に明らかになっていくだろう。また、北斗や聖闘士星矢が成功すれば、情報解禁を直前まで絞るメーカーが減っていくトレンドになっていく可能性もある。

 

ということを書いていたら、たった今、日工組からプレス向けにアナウンスがあった。ちょうどいいのでここで少し触れると、スマパチの販売が正式に決まったとのこと。

 

アナウンスの要点はまとめると次の通り。

 

・販売機種「e聖闘士星矢超流星EHTA(三洋物産)」「eルパン三世ザファーストH4YZ3(平和)」
・今年4月から(詳細日程は各メーカーに要問い合わせ)
・上記2機種以外も準備でき次第登場する、それは各メーカーが発表する

 

オリンピア・平和がスマスロに続いてスマパチも先行するというのはかなり興味深いことだろう。同グループはゴルフ事業も合わせて、かなりの分野を幅広く、それぞれしっかり事業展開している業界でも珍しいグループだ。また、6.5号機のキャッツアイを販売台数上から事実上の6.5号機としての1号機と解すれば、これまたオリンピア・平和グループが先行したことになる。

 

聖闘士星矢、ルパン、そしてスマスロ北斗、それぞれ4月に登場ということで、しばらくホール関係者はあわただしくなる。当たり前だが、スマート遊技機を欲しい台数分設置できる環境をそれまでに準備しなければ導入できないわけだ。半導体の調達状況は改善してきているが、需要が特に今から3月にかけて旺盛になることは目に見えている。このため、ユニット業者も供給量を増やしているが、すべての需要を満たせるかどうかはまだ不透明。だからサミーも三洋も早めに情報解禁したのかもしれないし、日工組もプレス向けに17日付でアナウンスしたのかもしれない。

 

今年もスマート遊技機からぱちんこ業界が始まると言えるだろう。

 

では、みなさま、本年もどうぞよろしくお願いします。

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  • 1:2023-01-19 12:16:07昔あったメダル式の雀球はスマパチってことになるのでしょうか

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