ガリぞうが過去に犯した立ち回り上のミスを告白！失敗があるからこそ学べる！？【収支日記#158：2023年3月7日(火)～3月13日(月)】 (1/3)

 

今週の収支日記は3月7日～13日の1週間です。

 

 

3月9日：打たない事の優位性

 

パチスロで勝てている人ほど、期待値が見込める台以外を触りません。高設定台でも天井狙いでも、その台ないしその状況を打ち続けてプラスになり続ける台のみを打とうと努力しますし、期待値がマイナスの可能性を出来る限り追わない努力もしています。ただ、ホールから目をつけられたり他客から毛嫌いされるような目立つ行動は避けるべきであり、人知れず高設定をツモれていたり期待値の高い天井狙いができると理想です。

 

その昔、まだ4号機時代の頃。「スノーキー」というフル攻略だと設定6で121%あるA400のノーマルタイプがありました。この機種は設定変更されるとBETランプが強制で3BET点灯する（レバーを押しても回らない）という仕様でした。つまり、前日の閉店前に1BETや2BETで消化しておいて、翌朝3BETに変わっていたらその台は設定変更されているという変更判別が可能でした。とあるイベント日の前夜にスノーキーの狙い台3台を1BETで消化して帰った翌朝。3台中2台が3BETに変わっていました。正解は1台のみのハズなので、おそらくどちらかが下げで、どちらかが上げになります。この2択から1台に絞って打ち始めて間もなく、もう1台の3BET台も他の年配客が回し始めました。お昼前まで打ち、私の台はBIG中ハズレ過多により設定6を否定。（スノーキーのBIG中ハズレは設定1で1/6、設定6は1/180）2択の設定6をハズしたようです。もう1台の狙い台+変更台を見ると、既に1箱ほど出している様子。ここで諦めて他機種を掘っても良かったのですが、打ち筋から「ノマれ始めたらヤメるかも？」と思い、出玉を流して一旦帰宅。雑用を済ませてからホールに戻ると、やはりもう1台の狙い台は空いていました。この台が見事に設定6で、閉店まで粘って約4000枚の出玉獲得に成功。他機種で掘って抱えていたかもしれない負債を免れ、確実に設定6と思える台のみに照準を合わせた好結果でした。この時、もし露骨に張り付いて空き待ちしていたら年配客はヤメなかったかもしれないし、他の同業に怪しまれて簡単にツモれる優良な環境が早々に終わってしまったかもしれません。目立たぬように動きつつ高期待値を得る事も、パチスロで生活していく上で必要なスキルだと思います。

 

さて。今日は埼玉県で「プロスロ13」の収録です。このお店は高設定の入りやすい条件がハッキリしています。

 

・壁沿いのマイV、円形シマのファンキー2、カド～カド3といった目立つ場所に高設定を使う
・何かしらの機種を全台系にして目立たせる
・並べて高設定を使って目立たせる
・目立つ設定値（ハナビ通の設定H・サザンアイズやバンバンクロスの設定C等）を使ってアピール

 

と言った感じで、勝たせて次回も来てもらう為じゃなく、その場で出玉をアピールする為の高設定を使いたがる傾向にあると個人的には見ています。加えて、定期的に収録させてもらっている埼玉県の同法人3店舗の中でも、今日の実戦店はツモれた際に設定6まで見込める最たるホールです。ツモれさえすれば大きな期待値を積めるので、高設定を目指そうとする意識にも拍車がかかります。ただ1つの問題点は、競争率が高い事。今はコチラのホールで最も稼働の上がる日が私の収録日らしく、普段は特日でも朝イチの並びが2桁人数だったりする事もあるのに、今日は600人overの並びが発生しています。そんな中、私の番号は……336番。いつものような後方と言う訳じゃないですが、少なくとも自信を持って強い場所と言える一角に座れるような番号ではありません。

 

10時、入店。一応、強いと思しき場所を見て歩きますが、当然のように満席です。設定1でも甘い機種で時間を潰しつつ空き台を待つ手も考えましたが、いつも以上に競争率の高い今日は午前中を状況把握の専念のみに使う事としました。

 

12時。まだ開店から2時間なので断定こそできませんが、やはりいつも通りに目立つ場所へ高設定を固めて使う傾向は変わらないように思えます。だとしたら、目立つ場所の良さげが空くか、固めて使っているように見える中で唯一不発の空きを狙うかのどちらかでしょうか。そんな中、カド台のファンキージャグラー2が空席になりました。台を確保してデータを見ると、1861G,B=5,R=4,合成1/206。ブドウシミュでも1/6.06と微妙な数字です。加えて周囲もさほど強くない為、ここは放流しておきます。

 

13時。先ほど放流したカド台のファンキー2が、2190G,B=8,R=7,合成1/146と回復しています。少々の後悔が胸中に浮かびますが、やはりあの時点では根拠が薄かったと判断し、自身を納得させます。

 

14時過ぎ。前述の高設定が使われやすい場所の1つ、カド～カド3の一角である、カド2のマイジャグラーVが2249G,B=6,R=7で空席になりました。さほど良い数字じゃないのですが、カド台は逆算ブドウ1/5.43と絶好調ですし、カド3は2744G,B=9,R=19,合成1/98と凄まじい確率で当たっていますので、固めて入れる説を追う手はありでしょう。ブドウシミュによると、カド2も前任者のブドウ確率は1/5.74と悪くなさそうですし。加えて、打ち手の所作から空く可能性も見えます。実際に空いた際、優先的に台確保できる隣で空き待ちしながら打つ手も悪くありません。

 

 

※*印はチェリー重複、#はレアチェリー重複の意。

 

1631G,B8,R5と可もなく不可もない展開で推移している中、自身のBIG消化中に鬼強だったカド3が空席になりました。このBIGを消化し終えたら台移動しようとしたのですが、残念ながら間に合わず、他客に取られてしまいました。空いた瞬間にカメラを止めて（orカットして）台を確保し、BIGを消化し終えた後に「ちょうど今カド3が空いたので移動します。」と言えば済む話と考える人も多いでしょうけど、私は普段からこうしています。掛け持ちの定義は人によりそれぞれです。例え自分自身が「ボーナス消化後に必ず即移動するんだから掛け持ちじゃない」と判断していたとしても、ホール側も同じ定義だとは限りません。店から嫌われない措置として、こうした場合に私は普段からボーナス消化後に台確保するようにしています。勿論、今回のように優秀台を逃すリスクもありますが、このスタンスのおかげでパチスロ生活26年でも出禁ゼロでいられています。今回はタイミングが悪かったと諦めて、後は3台並んで入っている事を祈りつつブン回すのみです。

 

 

 

 

 

 

22時過ぎまで粘っての実戦終了。出玉を流すと2395枚。各種数値も最後まで高設定域ないし設定6以上で推移しましたし、何なら最後にはカド3よりも優秀なボーナス確率で終われました。やはり並べて使っていたのでしょうか。朝イチであぶれた時には想像もし得なかった結果に驚きます。ちなみに、迷いつつも打つ事をヤメておいたカドのファンキー2は微妙なままで、取れるなら打ちたかった円形シマのファンキー2は推定6と思しき台が多数ありました。

 

今日大きな勝ちを得られた最たる理由は、カド2のマイVで粘りきれた事より以前にあったと思います。やはり、朝イチから設定1でも甘い機種で安い稼働に走らなかった事、そして根拠の薄いファンキー2に手を出さなかった事だったんじゃないでしょうか。パチスロで勝つ為には、高設定を打つ事よりも低設定を打たない事。そんな格言を体現できて大満足の1日でした。