ガリぞうの判断を鈍らせたのは「ヒキの強さ」?大勝の中で見つけた反省点とは【収支日記#162:2023年4月4日(火)~4月10日(月)】 (2/3)
4月8日:稼働不可の原因
すみません、あらかじめ伝えておくと、この記事はパチスロの話でもなければ特に起承転結もない、ただの自分語りコラムです。興味のない方は次のページに飛んでください。
私の最愛の娘とも呼べる三毛猫の"みぃ子"が腎臓病対策のカリカリと呼ばれるエサを食べなくなった日でした。
いよいよみぃ子がカリカリを食べなくなりました。
— ガリぞう (@garizo2) April 8, 2023
ガリにゃんやクマ太が旅立つ直前と同じ状態です。
チュールは舐めてくれるのですが、それでも日に日に衰弱しています。
コロナ禍前から腎臓を患ってましたし、年も17歳なので老衰に近いのかもしれません。
最期まで幸せを感じてもらえるよう努めます。 pic.twitter.com/qmy8A79N6J
みぃ子の腎臓悪化はコロナ禍の前後辺りから見られ、食物療法による現状維持を目指さなければもって半年と言われていました。それ以降、高額な医療用のエサや隔月の通院が始まり、みぃ子は3年も生きてくれました。しかし、みぃ子の頑張りも年齢には勝てなかったのか、この日を境に食が細くなっていきました。医療用チュールに変えるも1週間ほどで口にしなくなり、数日経つと水も飲まなくなってしまいました。いや、水の入った洗面器の目の前までは行くので飲みたがっているのは理解できるのですが、飲まないというより「飲めない」が正しいのかもしれません。唯一、私が洗面器に指を浸してみぃ子の口元に持っていくと、水滴のついた私の指を舐めて水分を補給してくれるくらいです。そんな生活が4月いっぱいまで続き、出張月の5月には毎日のようにみぃ子の病状報告を嫁から受け取っていました。
半日でも時間が空けば飛行機に乗り家に帰っていましたが、5月16日の18:15に出張中だった福岡の地にて嫁からのLINEでみぃ子の訃報が届きました。当たり前のようにホテルで号泣しましたが、このまま事実を受け入れてしまうと仕事が手につかなくなる事が明白だったので、出張が終わるまでは無理にでも現実逃避しようと決めました。そして、全ての仕事を終え、みぃ子のいない家に帰ったのが5月29日。それ以降からこの原稿を書いている今に至るまで、相当に強い自信のある日じゃなければ稼働に出る意欲がわかず、何か理由がなければ家を出る事さえなく、ただボーッとするだけの日々が続いています。大好きなお酒の席も来客や生配信等の理由なしでは1人で一切出る事なく、ほぼ全ての原稿も筆が重く締切過ぎに提出するという、活動意欲のかけらも見られない生活が続いています。
私の稼働意欲が極端に減る機会は過去に何度かありました。モチベーションと言い換えても良いでしょう。最初の意欲低下は1999年の初頭に借金地獄から抜け出した頃でした。もう必死の形相でパチスロを打たなくても良いんだという安心が脱力感に転化され、稼働に出る足がぴたりと止まりました。借金が無くなったと言えど生活費はかかりますし、例えパチスロをヤメるにしてもすぐには無理だったので、稼働意欲を取り戻す為に始めたのがインターネットのホームページでした。借金返済の2年半で培った自身のパチスロの勝ち方をホームページで発信して誰かの役に立つ自覚が芽生えれば稼働意欲も戻るかもしれないという作戦です。この作戦は思っていた以上に効果があり、すぐに稼働生活へと戻る事ができました。
2度目は2001年の7月でした。嫁の病気が発覚し、その理由が私との特殊な生活環境に起因しているかもしれないと知った際、これはヤメるしかないと判断しました。この頃はライター収入が月に3万円程度だったので稼働がなくなると生活できず、求人情報誌を買って本気で就職活動に動いていました。しかし、それを知った嫁から、「女はね、真剣に頑張ってる男の背中を見てるのが1番幸せなんだよ。キミはパチスロの話をしてる時が1番真剣な目をしてるんだよ。」と一喝され、嫁が私の稼働を必要としてくれているならと奮起し、再びパチスロ生活へと戻っていきました。
3度目は2006年の夏頃で、こちらも原因はハッキリしていました。某MMORPGにどっぷりハマって1日に10時間以上遊ぶようになり、稼働に出るのは月に3日程度という、思い出すだけでも恥ずかしい生活を半年ほど過ごしていました。今思えば、ちょうどパチスロ全盛と言える4号機時代から低迷期と言われる5号機初頭に移り変わる頃だった事も理由の1つだったかもしれません。稼働意欲が低下していた期間で言えば、この頃が最も長かったように思います。この時は数少ない実戦日に店かぶりしたグループ打ちの方からの喝メールが心に響きました。「多対一でも勝てる力があったのに最近の貴方を見てると残念です」的な内容のメールを頂き、そう思ってくれていた方達の気持ちに応えなければならないという責任感が再燃しました。また、1人ネトゲにハマる夫を背に、私の稼働予定帳を見て1人でバスを乗り継いで高設定をツモりに行っていた嫁の奮起もあり、稼働生活に戻ってくる事ができました。
こうして考えると、やはり私が自分の為だけに頑張っていた稼働生活は、最初の2年半で終わっていたのかもしれません。その昔、ヒロシヤングさんは自身の著書「パチスロで生きていく技術」の中で私を取材して頂いた際、タイトルを「原動力は罪悪感」と表現してくださっていました。大きな夢や野望がなく怠け者の私は自分の為に頑張れず、嫁や家族・身内・読者さん視聴者さんに対して何かしてあげたかったり罪悪感が芽生えたりすると動く力がわくようです。つまり、原動力の最たる源だった大事な大事な家族の1人を失ったので、生きる意味を削がれ活動意欲も無いのだと思います。
責任感が強い自覚はあるので、どんな境遇に置かれようとも仕事はやれますし、こうして今も筆を取る事ができています。ただ、パチスロ稼働に限っては、私の中で何かしら事件がある度に手が止まってしまうようです。この記事が公開される頃にどうなっているかは分かりませんが、こうして文面に起こす事によって1つ気付けた事がありました。私にとってパチスロは「唯一甘えられる存在」なのかもしれません。
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