【稼働貢献】最近よく聞くけど詳しいことは分からないあのホール用語について解説!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「稼働貢献」について。最近ちょいちょい聞くようになったんで一度チェックしてみましょう。どうぞ!
「人気」のバロメーター。
稼働貢献というのは「(全国の平均)稼働に対する(アウトの)貢献」という意味です。決して「(店舗の中での)稼働に対する(利益の)貢献」じゃないのでそこは注意。アウトについてはここを見ていただくとして、要は個店での実態や売上的な構成比率は無視し、その台の全国的な人気を見る数値であると考えてOK。これは「期間」に対する使われかたをしており、全体の平均より上ならば貢献とし、その長さを「週」で表します。例えば「◯◯の稼働貢献は◯週だった」みたいな感じですな。
全機種の平均値を基準に「合格」「不合格」を決める相対的な指標なので、これ自体をツールにして日々の営業に役立てるとかそういう類のもんじゃないです。例えば新台がグワっと出る週は稼働がそっちに持っていかれるんで一時的に平均を下回っちゃう機種なんかもあるでしょうし、絶対指標じゃない分ブレる。さらに店によってはめっちゃ力を入れてて「◯◯を打つならココ!」くらいの名物機種になってるヤツでも、あくまでも基準になるのは「全国平均」なので、そういう場合は指標と実態がかなり乖離することになります。また粗利への貢献じゃないのも重要。つまり持ち玉比率が高い機種はアウトが高くなって当然なんですけど、粗利としては全然赤字なんてこともありえる事になります。「いろはに愛姫」なんかその好例っすな。つまりスペックが甘い台はアウトが伸びて当然だけど、これとその他の機種を同じ指標で比べるのは少々乱暴であります。「稼働貢献週が長いから愛姫をいっぱい並べよう」という発想があり得ないのは直感的に分かるとおもうんですけども、つまり「稼働貢献が高い機種がホールにとって儲かる機種とは限らない」ということです。
一方でそういう一部の例外を除けば「アウトの全国的な平均値を上回ってる台」はユーザーの支持を集めてる台ということでもありますし、従ってこれはジャンプの漫画のキャラクターファン投票みたいな感じで人気具合、愛され具合を見る数字としてはかなり機能的な数字だと思います。メーカーさんにとっては「どういう台が求められてるか」の指標になりますし、またホールとしては中古機の選定においてはある程度威力を発揮するものでしょう。要するに今現在の営業に役立つもんじゃないけど、全体を俯瞰して「トレンド」をみる上では欠かせない数字なんですな。
DK-SISってなんぞ。
ちなみにこの「稼働貢献週」というのはDK-SISというホール向けの情報提供サービスの中で生まれた単語だそうです。これはダイコク電機という会社が提供してる有名なサービスなんですが、要はデータマシン(というかホールコンピュータ)で集積した情報を会員向けにフィードバックするヤツですな。同様のサービスは複数の会社が展開してるんですけども、それらのなかでもDK-SISは最もシェアが高く、現在40%ほどのホールがこのサービスに加入してるそうです。有名なサービスなので、ホール関係者じゃなくても聞いたことある人は多いかもしれません。今回の「稼働貢献週」を導き出すのにはまずアウトの全国平均をとる必要があるので、こういう全国に展開する会社が収集したビッグデータが絶対に必要になります。ホール側の個店とか個社が対応できる範疇ではなく、こういった形で全国に広く展開するデータ屋さんというのがいて初めて分かるものですな。
DK-SISが生み出したとされるホール用語はかなり多く、例えば今では当たり前に使われてる「TY」「MY」なんかもそうです。この辺は掘り返せば掘り返すだけ意味が分からん単語が出てきてドツボにハマる事になるんで、興味のある方は個別に調べてみてください。普通に打つ上ではほぼ役立ちませんが、そういう単語を使うと何となくカッコイイのでオススメです。
カバネリの稼働貢献超長くなりそう
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