【P咲-Saki-全国編】従来のシリーズ作品から大きく変化したスペックや演出を試打レビュー!
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です。
今回は三洋物産さんから登場する注目の新台「P咲-Saki-全国編」の試打レビューをお届け。スペックや演出、ラッシュはどんな感じだったか筆者の独断と偏見に基づいて各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
新ギミック群が様々な演出で大活躍!
まずはギミック面から。2014年に登場した「CR咲-saki-」、そして2019年に登場した「P咲-saki- 阿知賀編」以来約4年ぶりの登場となる本機ではギミックを一新!盤面の上下には2枚のサブモニター、右上には主人公である「咲」、下部には「エトペン」、右下には麻雀牌…と多種多様なギミックが搭載されております。
各ギミック作動時はこんな感じ。全ギミックが作動する大当たり告知時のインパクトもさることながら各ギミック(特に2枚のサブモニター)は通常時からラッシュ中まで様々な活躍の場面が設けられており、単なる賑やかしではなくギミックが主役となる演出が用意されていたのはこの項目的にかなり高ポイントです!
お次は出玉関係の盤面構成。こちらはおそらく、先日登場した「P聖闘士星矢 超流星LIGHT」含む最近の三洋系機種ではお馴染みの造り。並以上の造りだとは思いますが溢しポイントの位置(アタッカーの真上)はちょいと気になるところ。そんなにクセの悪い台はないことを願いたいところですが…大当たり消化&ラッシュ消化の両方に影響があるので本機を実戦する際はなるべくチェックすることをオススメします!
ギミックはこれまでの「咲」から一新。麻雀系作品では普遍的なモチーフである「麻雀牌」のギミックも斬新なデザインになっていたり、全体的にかなり力が入っていると感じました!盤面構成に関してはそれほど悪くはないのですがやはり大当たり&ラッシュ中共にある程度の溢しは発生してしまったので、欲を言えばもう少し影響の少ない場所に配置、もしくはそもそも溢しが発生しづらい造りになっていると良かったですね。☆は4つ!
「咲-saki-」とは思えぬ尖り方!?通常大当たりに時短があれば…!
特図1
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R | 時短10000回転 | 53% |
2R | 時短なし | 47% |
本機は初当たり確率約1/319.9の一種二種混合機。「阿知賀編」では甘デジver.以外が設定付きでしたが今作は設定非搭載機となっております。まずは通常時に関してですが、初当たり時の内訳がこちら。10R大当たり(1500発)=ラッシュ突入、2R大当たり(300発)時は引き戻しのチャンスなく通常時へ…とかなりメリハリのあるタイプになっております。ここで気になったのは、これまでの「咲-saki-」ではスタンダードだった通常大当たり時の時短がなくなってしまったこと。もちろん今作ではその分初当たりの半数以上が10R&ラッシュ性能もアップと目立つ強化点もあるので一長一短…というか好みによってはプラスに感じられると思いますが、時短引き戻しがパチンコ最大の快感だと思っている僕としてはこの変化は少々残念に感じてしまいましたね。
お次はラッシュについて。本機ではいわゆる下位ラッシュ&上位ラッシュ的なモノは存在せず、「超即ヅモRUSH」一本勝負。通常時の内訳に関してはちょっとネガティブな意見も語りましたが、その分ラッシュ性能は非常に強力なモノになっております。
「超即ヅモRUSH」は10000回転の時短となっており、実質大当たり確率は約1/27.6なので突入時点で大当たり当選はほぼ約束された状態。重要なのはどの大当たりに当選するかで、内訳は「10R+時短10000回転(=ラッシュ継続)」が81%、「2R+時短ナシ(残保留で引き戻しの可能性アリ)」が19%となっています。これまでの「咲-saki-」とは異なり一種二種混合機での登場となった本機ですが、実質的なゲーム性としては馴染み深いバトルタイプに近い感じに仕上っていました!
また、今作では「2R+時短ナシ」に当選してしまった場合でも残保留(最大4個)による抽選「ラスヅモチャレンジ」に突入。これは一種二種混合機だからこその新要素となっておりここでの引き戻しも含めるとトータルのラッシュ継続率は約84%!4回転での引き戻し期待度も約14%と十分現実的です。最初に述べたように僕は引き戻しがパチンコ最大の快感だと思っているので、この「ラスヅモチャレンジ」の存在はかなり評価できますね!
1番大きな変化があったのは通常時で、これまでの「咲-saki-」とは異なり初当たりがかなりメリハリのある内訳に。昨今はこのような仕様の台がヒットすることが多かったので当然の変化なのかもしれませんが、個人的な好み&「咲-saki-」というコンテンツであれば通常時の時短搭載を含めもう少し遊びやすいイメージを持てるスペックの方がマッチしたんじゃないかなぁ…というのが本音ですね。逆にラッシュのゲーム性はかなり好み。バトルタイプっぽいゲーム性は継承されていますし、「ラスヅモチャレンジ」という一種二種混合機だからこそのお楽しみがあるのも高ポイントです。スペック&ゲーム性に関しては☆4つ!
様々な展開から大当たりに期待できるバランスへのシフトは好印象!
スペック&ゲーム性で大きな変更点があった本機ですが、通常時の演出面も刷新。1番印象的なのは「P咲-saki- 阿知賀編」において通常時の要だった「闘牌カードシステム」がなくなり、どちらかといえば初代に近いオーソドックスな演出構成&演出フローになっていたことです。
といっても本機からの新演出が多数搭載されているので新鮮味は十分。「P咲-saki- 阿知賀編」が好みだった方には残念な変化かもしれませんが良くも悪くも「闘牌カードシステム」が信頼度に与える影響が大きすぎた印象があるので、様々な展開から大当たりに期待できるように感じられる本機の演出構成は個人的にかなりアリだと思いました!
個人的に通常時で心配していたのは演出バランス。というのも「P咲-saki- 阿知賀編」にはあまり詳しくないのですが初代はそれなりに打ち込んでおり、あくまで主観で言えば演出バランスは割と崩壊気味(それでも好きだったのですが)だった印象が強いんですよね。ただ、今作に関しては大当たり時の変動こそ激アツ演出や金系演出の複合が多く派手な感じではあるものの、驚くような激アツハズレは未確認。数百回転程度のサンプルなので全てを知ることができたわけではないものの、それなりに納得できる演出バランスになっていると感じました。
通常時の演出も大きく刷新された本機。「闘牌システム」を軸とした演出構成よりも様々な演出に一喜一憂できる本機の方が好みだったので、個人的にはかなり好印象でした。演出バランスも今回試打した限りでは心配しないで良い仕上りだと感じたので、☆は4つ!
イケイケ感は間違いなく過去最高だが、個人的には麻雀バトルをもっと楽しみたかった…!
お次はラッシュについて。システム面についてはすでにご紹介しているのでここでは演出面を中心にレビューします。まずおさらいをすると、「超即ヅモRUSH」は時短10000回ですが右打ち中の大当たり確率は約1/27.6なので実質大当たり濃厚。大当たり内訳は「10R+時短10000回転(=ラッシュ継続)」が81%、「2R+時短ナシ(残保留で引き戻しの可能性アリ)」が19%なので、基本的には10R大当たり当選に期待、残念ながら2R大当たりだった場合は「ラスヅモチャレンジ」での引き戻しに期待するゲーム性となっています。
そして注目の演出面。これまでの「咲-saki-」はそもそも一種二種混合機ではなく純粋な確変ループタイプだったので王道バトルをじっくりと楽しめる演出フローでしたが、本機の場合10R大当たり当選時は基本的に先読み→即当たり系演出での告知。そしてバトル演出発展で2R大当たり(「ラスヅモチャレンジ」突入)のピンチ(10Rの可能性もアリ)といった感じになっています。一撃3000発以上のボーナス(保留連告知)搭載なども含め昨今のトレンドが盛り込まれており爽快感は間違いなく過去最高レベル。ただ、やはり「咲-saki-」のラッシュ(確変)中といえば麻雀バトルの緊張感が醍醐味だったので、爽快感はそこそこにもう少し麻雀バトルの比重が高いゲーム性を求めていた…というのが正直な気持ちですね。
ただ、これはこれでやっぱり今までの「咲-saki-」にはなかった魅力を感じられるというのも事実。今回試打した限りではバトル演出の発生率は低め(煽りだけはちょいちょい出る)で発展するとかなり危機感があるのですが、そこからバトルに勝利できた際、もしくは敗北→「ラスヅモチャレンジ」で引き戻しに成功した際はめちゃくちゃ興奮できました!
通常時以上に大きな変化があったラッシュ中の演出。これまでの「咲-saki-」にはない魅力もありますし昨今のトレンドもしっかり押さえているので、好きな方にはかなりハマると思います!ただ、昨今はバトルタイプのゲーム性を楽しめる機種が希少な存在なので、僕としては本機がその需要を満たしてくれることに期待していたんですよね。初代をガッツリ打っていた僕としてはやっぱりバトルをもっと楽しみたかったので…ここは☆3つで!
ラッシュ性能重視の方には全力でオススメできる1台!
「P咲-saki- 阿知賀編」以来約4年ぶりの登場となる「咲-saki-」の最新作。スペック・演出・ギミックいずれも新要素がたっぷりの造りで非常に力が入っていると感じた1台でした!ラッシュ中の演出に関してはけっこう辛口レビューをしましたが、これはあくまで初代の印象が1番強く残っている僕個人の意見なので、「むしろこれを待っていた」という方もたくさんいらっしゃるかと思います。ラッシュ突入時のイケイケ感は間違いなく過去最高レベルに仕上っているので、新生「咲-saki-」を是非ホールでお楽しみください!
今回のレビュー結果
初代では「魚群柄演出」がハズレまくったのも今では良き思い出。
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