【ホラーパチスロ】蒸し暑い夜に打ちたい?ホラーパチスロの歴史を振り返る

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ホラーパチスロ」について。いままでどんなのがあったかちょっと振り返ってみましょう。どうぞ!

 

 

戦慄&デスバレー。

 

ホラーパチスロの元祖は
IGTの「エイリアン」?

 

まず何をもってホラーパチスロとするかですが、これ「音楽が怖かったり」「パネルが嫌だったり」とかまで含めると何が元祖か良く分からなくなる事必至。なので今回は4号機以降かつ液晶搭載機、さらにちゃんとホラーであることを標榜してるものに限って紹介していきます。

 

とりあえず前提として、パチスロにはじめて液晶がついたのはパチンコから遅れること10年後の1999年、サミーの「ゲゲゲの鬼太郎」でした。そしてこれ実は「ゲゲゲの鬼太郎」がそもそも最初の液晶搭載機にして最初のホラーパチスロなんじゃねぇか説も今思いついたんですが、ちょっとそれについては疑義あり。

 

「ゲゲゲの鬼太郎」はもともと「墓場(の)鬼太郎」という紙芝居および貸本用漫画シリーズからスタートしておりまして、この時点では明確にホラー(というか怪奇漫画?)として描かれておりました。が、その後に内容を少年誌向けにチューンしていくことで徐々にブレイク、ついにはアニメ化する際に「タイトルがお茶の間向きじゃねぇ」ということで「ゲゲゲの鬼太郎」に改題し今に至ると、そういう流れがあります。

 

なのでパチスロになった作品が「墓場の」でなく「ゲゲゲ」である以上、これをホラーとするにはちょっと抵抗があります。妖怪漫画ではあるんですが、ホラーなのかと問われると……。ねぇ? というわけでここでは液晶付きホラーパチスロの元祖から鬼太郎は除外。

 

じゃあ液晶付きホラーパチスロの元祖は一体なんなんだというと、おそらくその3年後、2002年にIGTが出した「エイリアン」なんじゃねぇかなと筆者は思っています。いきなり洋モンのSFで申し訳ないですが、明確にホラー映画とのタイアップですし、液晶もしっかりついてる。ただ怖いかどうかは全然別。ですがここではあくまでそういうのを狙って作られとるということで、初のホラーパチスロの栄冠をこいつに授ける事にします。違ったらスマン。でも多分これ。

 

ちなみにIGTはその翌年に大花火に激似の機種である「アダムスファミリー」をブチかましてます。これもまた果たしてホラーなのかどうか微妙すぎるんですが、一応原作のジャンルは「ホラーコメディ」なのでこれも関連度高めです。

 

と、ここまでタイアップものが続いてますがオリジナルIPのホラー作品でいうと、2004年のアビリットの「デスバレー」が初出なんじゃないかと俺は思っています。同年にネットがオリジナルホラー作品(といっていいのか微妙ですが)「十字架」を出してるんですが、デスバレーの方がちょっと早い。ただしデスバレーは液晶じゃなくてドットマトリクス搭載なんで、液晶搭載! という原義を重視するのであれば「十字架」が初のオリジナルホラーパチスロになるのかなァ……。

 

 

5号機からはしっかりホラー。

 

5号機では「怖さ」に
振り切った機種が
続々と登場

 

と、ここまではホラーなのかどうか微妙な作品が続きましたが、5号機からは一気にガチの作品が増えてきます。有名なのは2007年にアリストクラートが出した「恐怖新聞」と同年のエールの「戦慄」ですな。両方ともかなりイヤな怖さの名作です。それから山佐がホラーゲーム初のパチスロ化である「バイオハザード」をブッパし、同時に自社IPで「バウンティ・キラー」を投入。KPEは「悪魔城ドラキュラ」をホラーチックに仕上げてブチカマしてきました。

 

んでいよいよ真打ちである藤商事のホラーシリーズのスタートが2014年。最初は「パチスロリング 呪いの7日間」で、これを機に定期的に「貞子」あるいは「伽椰子」をモチーフにした台が続々とリリースされるようになります。藤商事のすごい所はギミックで怖がらす、というショッカー的な要素をブチ込んでる所で、最初は手が落ちてくるだけだったのが、近作では「液晶の保護ガラスが手前に傾いてくる」という天才的なアイデアも投入。結構マジでビビります。

 

5.9号機ではネットが「闇芝居」をリリース。ホラーアニメのパチスロ化はこれが初? ヒエロニムス・ボスみたいな世界観もイヤなんですけども、なにより「告知音のインパクトでビビらす」という奇策に走っており、だいぶ憎たらしい気分になる独特のホラーパチスロでした。

 

続いて6号機になるとついにあの伝説の怪作「パチスロ零-ZERO-」が登場します。これ「怖がらす」ことに全力を出すとこうなるんだな、みたいな演出が盛り沢山で誰も居ないホールで打ってるとホントにイヤな気分になる名作でありました。せめて「怖くないモード」みたいなのを搭載して告知音をオフに出来ればよかったんですけども、それやるとオフにするのがマナーみたいになっちゃうんでね。音量固定というのはかなり英断だったと思います。バラで打ってると隣から舌打ちされますけどね。

 

 

業界豆知識あしの 画像1怖いというか気持ち悪い台の代表は「ダイナマイトマン」だと思う

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