ガリぞうが「全リセ」よりも「設定を上げ下げした台のみ変更」を好む理由とは？【収支日記#175：2023年7月4日(火)～7月10日(月)】 (2/3)

7月8日：全リセの善悪

 

「強イベで全リセされていない事が悪」となったのはいつからでしょうか。高い競争率を突破し、期待して打ち始めたら据え置き挙動で「前日の低設定の据えかよ」という憤りの声が集まった結果なのだろうと理解はできます。では、前日も当日も設定1の台に座ってしまったとして、前日1の据えが判明して早々に捨てられる場合と、リセットが入っているからと回し続けた結果設定1だと判明する場合とどちらが良いのでしょうか。個人的には全リセよりも設定を上げ下げした台のみ変更されている方が好みです。

 

天井狙いやゾーン狙いの立ち回りは、言うなればプラス期待値の部分のみ打つという行為です。こうした動き方は現状の稼ぎ方の主流とも言え、確実に1台いくらかのプラス期待値を積めますが、その効率の良さは別のところにもあります。それは、マイナス期待値の台を一切打たずに済むという事です。高設定狙いでは毎日朝イチから設定6に座れる神業でもない限り、どこかで低設定を触る事になり、マイナス期待値を積んでしまいます。低設定の据え置き台は、このマイナス期待値を即座に捨てて、被害を最小限に食い止められる可能性があります。

 

その昔、20年以上前は「全リセ=低設定台を隠す行為」として、ユーザーからはあまり良く思われていませんでした。それがいつしか「店内の全台に高設定の可能性を持たせる事が正義」に変わっていきました。高設定が入りやすい狙い台を絞るという面倒な行為が好まれず、その日の強い店に行けばどの台に座っても高設定の可能性が高いという楽な立ち回りが正義に変わっていった結果だと認識しています。もっとポジティブに捉えるなら、20年前よりもユーザーの勝ちへの意識が広まったとも言えます。いずれにせよホール側から見れば、「低設定の据え置きを隠す行為」が正義として周知され、ウィンウィンの関係を築けている現状に安堵している古くからの関係者もいる事でしょう。もう1度言いますが、個人的には全リセよりも設定を上げ下げした台のみ変更されている方が好みですが。

 

今日は大阪府大阪市で来店実戦です。こちらのホールには戦いやすさを感じています。設定状況に意味があったり、たどりつけた高設定が4,5までじゃなく6まで見えたり、どんな機種にも可能性があったりと、戦いやすさの理由は多岐にわたります。そして、前述の通り、「全リセじゃない」ところも戦いやすさの1つです。以前にスマスロ北斗を朝イチから打ち、833Gを超えて据え確認し、即座に捨てられたおかげで他機種の推定高設定を打てた事もありました。いつも通り、今回もまずはリセ確認から入っていきます。

 

入場抽選は140人中76番。いつも強めのハイスペ系ジャグラーは厳しそうですから、定番の北斗から入ってみます。

 

 

 

朝イチは天国から入り、その後も天国滞在率が高く、早い初当たりで悠々自適なスタートに安堵していたら……。

 

 

 

スコーンと天井までハマってしまいヤメ。スマスロの設定狙いは6のみ正義だと考えを改めているので、少しでも5以下らしい挙動を示されたら捨てるようにしています。かと言って店内は混雑しており、空席の中から今日の高設定に合致する狙い方が可能な台は空いていません。そこで一旦食事休憩に行き戻ってくると、スマスロ鏡に1台だけ高設定の可能性が見える空席を発見。この台を打ちながら今日の狙い方の正誤確認をしていきます。

 

 

※…ADはアメリカンドリーム、dcaはドリームカムズアゲインの意。

 

軽いゲーム数で初当たりをひき、ボーナス後・AT後共に終了画面で高設定示唆を確認。

 

 

 

その後も初当たりは軽く、2度の引き戻しも含めて一気に2000枚まで出玉を伸ばせました。

 

 

 

さらにチャンス目当選やCZ、さらには弱チェ+ボーナスという高設定挙動のオンパレードで期待感も高まったところで時間切れに。クレジット表示には2730枚とあるので、スマスロ北斗に入れた27k（1350枚）の投資を回収し、日当まで得られてしまいました。スマスロ鏡にとても詳しかった隣の方にこの台を譲り退店。

 

今の時代、「全リセじゃない」事もホールの色の1つになりつつあります。一般客を「騙そう」としているのか、「楽しませよう」としているのかも、ユーザーに伝わりやすい時代です。これからも、今日のお店のような優良店を選んで稼働していきたいです。