ガリぞうが木村魚拓との共演を避けていた理由や印象が変わったエピソードを紹介！【収支日記#179：2023年8月1日(火)～8月7日(月)】 (1/2)

 

今週の収支日記は、8月1日～7日の1週間です。稼働月ではありますが、やはり意欲的な活動はできていません。確実にツモれるだろう日か、もしくは使命感にかられて打ちに行く程度の1ヵ月でした。大変申し訳ないのですが、この1ヵ月も2ページのみで進めさせてください。

 

 

8月1日：据え狙いの強み

 

動画やコラムで何度も言っている話なので繰り返しになってしまいますが、同じ高設定狙いでも私は公約系の取材狙いが苦手です。ツモりやすいと判断すれば参加する事もあるのですが、平場での実戦結果と比べると一目瞭然で得手不得手を自覚できます。

 

2016～2019年の3年間に限っては北海道でも来店や収録・取材等が盛んで、ちょうど私のライター業も月収で数万円というほど暇を持て余していたので、生活費のほとんどを稼働で賄っていましたが、公約系を攻めた日だけで見れば収支はマイナスでした。このライター業がほぼ無い時期に稼働でお金を貯めて車を買い換えられるほど稼げてはいたのに、です。苦手な理由も分かっていて、それは私の得意スキルが公約によってスポイルされてしまうからです。どういう傾向で高設定が使われているのか見抜く能力をもって高設定狙いで稼げていたのに、その傾向自体が公約として周知されてしまえば元も子もありません。

 

現在、「プロスロシリーズ」の成績は約120万Gで102.3%。ジャグラーイベント化だったり寄せられているから勝てると言われる環境で戦い、時給換算で約+900円と散々な成績です。一方、開店直前ないし開店後に撮影許可を取り、特に公約もなく寄せられようもない平場の環境で戦っている「勝ちコミJ」は約32,000Gで105.7%。時給換算で約+2,300円と合格点をあげられる成績です。

 

この成績の差が地元稼働にも当てはまっています。やはり私は設定状況が周知されていない中で自身の読み筋と状況把握力を武器に戦っていた方が好成績をあげられるようです。しかし、これは私自身の責任でもあるのですが、事前に来店告知ありの収録現場だとどうしてもジャグラーイベント化してしまい、とてもじゃないですが「（平場の環境で読み筋を立てて勝つという）現場で培った勝ち方を伝える」に値しません。我が家の稼ぎだけで見れば「プロスロ」を初めとする出演料ありきのホール案件を受けていた方が圧倒的に儲かりますが、自身の意に沿っているかと問われれば答えはNOです。私の案件を売ってくれて初めて歩合や手当が発生する営業の方々もいらっしゃるので一概に全てヤメるとも言えないのですが、そのバランスが難しいと感じる昨今です。

 

さて、今日は久しぶりの稼働です。とは言っても1ヵ月の出張から昨日帰ってきたばかりで疲労が抜けていませんし、やはり家に帰ってくればみぃ子の喪失を思い出し活動意欲が否応なしに低下してしまうので、今日は肩慣らし程度の予定です。

 

狙うは某A店のアイム。A店は特日と言い切れるほど日付による強弱がないですし、当然ながら公約的なモノも一切ありません。上げ下げの特長も特になく、高設定と言える台は店内に数台程度です。ここまでの情報だけで打ちに行きたいと思う方は少ないでしょう。実際、パチスロ生活者ないしヘビーユーザーは一切足を踏み入れません。

 

そんなA店であっても、活動意欲低下真っただ中の私でさえ打ちに行こうと思える地元ならではの勝ち筋があります。まず、A店は2017年～2021年の5年間、設定変更した台のみ1G回す傾向がありました。つまり、閉店前の出目を採取しておき、翌日に出目が変わっていて前日に死んでいた台ならばその台は高設定濃厚と言えます。しかも、前日死亡で出目変更のAT機を打って、設定6じゃなく4,5っぽかったという日が1度もありませんでした。それでも6確が出ながら負ける事もあり、そんな日は翌日も同じ台を狙いに行くと、出目が変わっておらず6の据え置きを打てます。ちなみに、高設定じゃないと思われる台は軒並み死亡しています。と言う事は、A店の傾向を羅列すると、

 

・店内のパチスロは設定1or2or6(しかし6は店内に数台のみ)
・設定変更台のみ1G回す
・出なかった設定6は出るまで据える

 

ここまで情報を開示すると、さっきまでボッタ店としか思えないA店が優良店に見えてくるんじゃないでしょうか。そんなA店から嫌われないようつかず離れずに接し続け、ライバル達にもバレないよう気をつけて稼働していたら、この超絶な優良環境を5年も保つ事ができました。しかし、このパラダイスも1年ほど前に終焉。「設定変更台のみ1G回す」が、「全台1G回す」に変わってしまいました。ただ、ここで諦めるのはまだ早いと思い、その後もデータを集めた結果、「設定変更台のみ1G回す」以外の長所は今も健在だろう事が分かってきました。つまり、今日はズバリ、アイムの据え6狙いです。基本的にA店は週末に高設定をいくつか使い、平日に入って出た台から下げていく傾向があります。そんな中、前日・前々日と不発気味のアイムがある事を知っています。

 

 

 

差枚数を確認できないお店なので正確なブドウ逆算値は出せませんが、ブドウ確率が1/5.78だとしたら何れの日もチョイ負け程度のハズです。

 

A店到着は13時半。妹夫婦が営むスープカレー屋「トムトムキキル」を経由しての稼働です。朝イチから行かなかった理由は、活動意欲の低下もありますが、据え狙いの際は前日打っていた方にとってのマーク屋になりたくないからです。朝イチからその方が打たないなら代わりに打たせてもらう位の感覚です。A店に到着し、目的の台まで真っ直ぐ進むと……しっかり空いていました。しかも、300G,BIG=0,REG=3の良さげ状態で。当然、座らせて頂きます。

 

 

※*印はチェリー重複、#はレアチェリー重複の意。

 

 

19時、実戦終了。設定には自信がありますが、A店では極力がっつかない姿勢を見せていたい事、そして20時から同窓会の予定がある事、以上2つの理由で撤退です。出玉を流すと459枚。チョイ浮きではありますが、6だったんだとしたら全ての数値がチョイ弱で残念な結果に。いやいや、現場稼働のリハビリにはちょうど良かったかもしれません。

 

こうして公約や来店等のない平場での戦い方を培ってきた私にとって、それがメディアだと来店イベントになってしまい、正しく伝えられない事にジレンマを感じます。やはり開店後に撮影許可を取る勝ちコミJスタイルしかないのでしょうか。しかし、それだと事前告知ができず、ホールにとっての商品価値が薄れ、お金を出さなくなるので代理店も動いてくれません。このポジションのまま演者として続けていくには無理があるんでしょうか。パチスロライターとして、この場で書いているようなコラムや漫画で伝える事は可能なんでしょうけども。世間でガチ系と呼ばれるスタイルの演者のスタンスを極力変えないままメディアの商品として扱ってもらえかけるところまでは行けた気がするのですが、私程度の能力では後一歩及ばなかったのかもしれません。