【ステージ】パチスロで数ゲームごとに背景や演出バリエーションが変化する仕組みを最初に搭載したのは?

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ステージ」について。これはパチンコ盤面の話じゃなく、主にパチスロに搭載されている演出上の「ステージ」のこと。「高確率ステージ」とか「前兆ステージ」とかもそうなんですけど、まずはベーシックに「通常時の何も無い時のステージ」ですな。これを初めて搭載したのは……?

 

 

山佐は偉大なり。

 

ステージ初搭載機種は
「タイムクロスA」

 

はい冒頭でまずネタバレすると、パチスロの演出において「ステージ」という概念を最初に搭載したのは2000年の「タイムクロスA」でありました。メーカーは当然「山佐」さん。これはもうめちゃくちゃ面白い機種でありました。筆者も大好き。この機種は「ステージごとに演出のルールが違い」また「原始時代ステージに至ってはリール制御まで変化する」という非常に斬新な作りになっていたのもあり、ステージごとに打ち方を変えるという楽しみ方が存在していました。

 

んで「演出が変わるのがステージである」とするなら、タイムクロスから4ヵ月後に出た「ドンちゃん2」は史上初の「自分で選択できるステージ」を搭載していました。こっちは連続演出を除き演出自体は共通、ただし出現率と信頼度が違うというものです。この辺は6号機でリメイクされたA PROJECT機でもほぼ再現されていましたな。

 

これらは「通常ステージ」なのですが、「前兆ステージ」について考えるのもなかなか面白いです。最も有名なのは恐らく「吉宗」の「高確率」なんですが、初搭載はそれよりずっと前。2002年に登場した、タイムクロスの続編である「タイムパーク」です。いやいやそんなんねーよと思うかも知れませんが、かの機種には「エアプレーンステージ」なる(ボーナス成立後の)プチRT中に移行しやすいステージがあります。プチRT中じゃない時も移行する振り分けがあり、その際は「ガセ」となる。つまり種アリ・種ナシがしっかりあって、ボーナスの数ゲーム前に移行するわけです。公式でもこれを「ボーナスの前兆!?」と表記しておるゆえ、もうこれは元祖前兆ステージと言って良いと思います。んでこれに関しては初の「前兆ステージ」であると同時に初の「フェイク前兆ステージ」でもあるゆえ、歴史に与えた影響というのは極めてデカいと言わざるをえない。要するに山佐さんは凄いという話であります。

 

 

尖りすぎてたアレ。

 

演出の発生確率を
小役ごとに設定できる
機種もあった

 

ステージの厳密な定義はないんですけども、筆者は「ドン2」の例もあるので「背景の絵の違い」よりも「演出ルールの違い」のほうが重要なんじゃないかなと思っています。それでいうと扱いが難しいのが「演出のカスタマイズ」で、これは考えようによっちゃ自分でオリジナルステージを作ってるとも言える。

 

2001年12月にデビューしたアルゼの「サンダーVII」は業界初の演出カスタマイズ機能搭載機だったんですが、初っ端から飛ばし過ぎてかなりイカれた事になっていました。最近のカスタマイズといえば激アツカットインの出現率とか魚群の発生率とかなんですが、こいつのカスタマイズはなんと演出のパターンのみならず発生確率も小役ごとに設定可。しかもMAX99%まで設定できるので、例えばスイカとチェリー時に99%で予告音がなるようにしとけば、常に三連V狙いで消化可能(たまに1%来て取りこぼすけど)。

 

なぜあの「サンダーV」の後継機にAT付けて演出カスタマイズを載っけたのかは今となっては謎なのですが、この時出てきたペプシマンみたいな主人公(?)は結局その後登場せず。

 

さらにそのちょい前に出た同じ筐体の「ヘラクレス」は史上初の敵キャラ選択機能を搭載。敵の種類はATのゲーム数に直結しており、長さによってクリア難易度が変化するというものでした。これはCZ中のステージ(対戦相手)を選べた、という意味では初の機種だった気がします。

 

あとは初の「確定ステージ」はアリストクラートの「マッハGOGOGO」の草原ステージだと思います。これは移行した時点で何か当たるヤツ。ガセがない、という意味では初の確定前兆でしょうか。今だとプレミアムステージみたいなのは色々とレインボーに光ってたりして派手極まりないんですが、ただの草原ですからね。当時はひっそり移動して「お、やった」ってなってたもんです。

 

 

業界豆知識あしの 画像1アリストは地味だけどアツいみたいなの多い気がする

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  • 1:2023-11-06 19:01:44液晶搭載の最初の頃の機械って今みたいに派手ではなくシーンとしている場面も多かったので、見えない怖さとワクワク感が共存して独特の高揚感がありました。

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