【P化物語】今の時代だからこそ嬉しいバランス型スペック!9年ぶりに登場する「化物語」最新作のスペックや演出を試打レビュー!

【P化物語】今の時代だからこそ嬉しいバランス型スペック!9年ぶりに登場する「化物語」最新作のスペックや演出を試打レビュー! eyecatch-image

こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。

 

Sammyさんから登場する最新台「P化物語」の新台レビューをお届け! スペックや演出の出来がどんな感じだったか、筆者の独断と偏見に基づき各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。

 

なお、本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にてご確認ください!

 

「P化物語」の解析情報はこちら

 

 

「ぱちんこCR偽物語」を彷彿させる満足感重視の2スペック!

 

P化物語 スペック・ゲーム性☆5

 

[319ver.]スペック

 

基本仕様
タイプ ミドル
仕様 ST機
大当たり確率
(左打ち時)
約1/319.7
大当たり確率
(右打ち時)
約1/67.1
RUSH突入率 100%
RUSH継続率 約78%
賞球 1&2&6&15
カウント 10カウント
ラウンド 2R/3R/10R
大当たり出玉
※払い出し個数
2R:約300個
3R:約450個
10R:約1500個
時短回数 100回転
潜伏確変 非搭載
遊タイム 非搭載

 

 

[199ver.]スペック

 

基本仕様
タイプ ライトミドル
仕様 ST機
大当たり確率
(左打ち時)
約1/199.8
大当たり確率
(右打ち時)
約1/68.5
RUSH突入率 100%
RUSH継続率 約77%
賞球 1&3&5&10
カウント 10カウント
ラウンド 2R/3R/10R
大当たり出玉
※払い出し個数
2R:約200個
3R:約300個
10R:約1000個
時短回数 100回転
潜伏確変 非搭載
遊タイム 非搭載

 

「化物語」シリーズとして2作目となる今作は「319ver.」と「199ver.」の2スペックを同時リリース。初当たり当選で必ずラッシュ(ST)に突入することや、ラッシュ中の大当たり内訳は10R大当たりが80%であること、上位ラッシュ&下位ラッシュのような概念は存在しないなど、全体的なゲーム性や機種コンセプトは両スペックで共通。初当たり確率の差はラッシュ突入率(わずか1%ですが)や、アタッカーの賞球数(=大当たり出玉)といったところでバランスを取っています。このあたりは「パチンコCR偽物語」に近い造りですな!

 

P化物語 2図柄揃い

 

 

ヘソ入賞時

 

P化物語 ヘソ入賞時円グラフ

 

ラウンド 電サポ 振り分け
10R ST100回転 1%
3R ST100回転 99%

 

初当たり時の内訳は両スペック共通。最近ではラッシュ突入率100%タイプの機種はめっきり数を減らしているのでそれだけでも非常に価値がありますな。初当たり時の10R大当たりは1%のみということでオマケ要素ではありますが、これもきっと全体的なバランスを意識してのことなのでしょう。

 

 

P化物語 右打ち中 残り99回転

 

本機のラッシュである「特別ノ刻(スペシャルタイム)」は100回転内での大当たり当選を目指すSTタイプのゲーム性。本機は「パチンコCR化物語」シリーズの後継機ですが、ラッシュのゲーム性は「パチンコCR偽物語」にかなり近い造りになっていますね。

 

 

P化物語 右打ち中 拾死一生 絵馬保留 5図柄テンパイ 帯電ボタン一撃

 

P化物語 右打ち中 7図柄揃い

 

スペック 大当たり確率 継続率
319Ver. 1/67.1 約78%
199Ver. 1/68.5 約77%

 

両スペックの違いは大きく分けると2種類。まず1つ目は大当たり確率及びそれに伴うST継続率の違いですが、それぞれの数値がこちら。丸1日ではおろか1週間、1ヵ月と打ち込んでもデータを集計したりしない限り到底体感できない程度の差。初当たり確率が優遇されている「199ver.」でもしっかり連チャンを楽しめる設計になっているのはめちゃくちゃ嬉しい!

 

 

P化物語 右打ち中大当たり 手持ち3000over

 

スペック 賞球数 10R当選時の
払い出し出玉
319Ver. 15個 1500個
199Ver. 15個 1000個

 

そしてもう1つの違いはアタッカー賞球数及びそれに伴う大当たりの獲得出玉。ここは継続率とは異なりしっかりと差が設けられているポイントなので、もしかすると「199ver.」の出玉に満足できない方もいるかもしれませんね。ただ、初当たり確率が約1.5倍違うにも関わらずラッシュ突入率は共に100%ということは当然ラッシュ中の性能においてバランス調整が必要。それが継続率か、大当たり出玉か、はたまたその両方か…となるわけです。そしてこのあたりは好みによるところだとは思いますが、僕としては大当たりに当選する瞬間の快感、そしてその連チャンに期待するドキドキ感を味わえる場面が多ければ多いほど嬉しいのでね。継続率関連の数値の差は極わずかに留め、大当たり出玉の方でバランスを取っている今作のスペック設計は個人的にめちゃくちゃ好みです。

 

「化物語」シリーズの最新作として登場する本機ですが、2スペック同時リリース×ラッシュ突入率100%×ロングSTタイプであるなど、スペック&ゲーム性はまさかの「ぱちんこCR偽物語」を継承した造りとなっておりました。「パチンコCR化物語」のような確変ループタイプに期待していた方はガッカリしたかもしれませんが、ロングSTタイプは今最もユーザー支持率が高いといえるゲーム性ですからね。なおかつ最近では珍しいラッシュ突入率100%タイプということもあり、遊びやすさや満足感重視のユーザーにとっては「待ってました!」という1台になっていると思います。そして先ほども触れていますが、ライトミドルでもしっかり連チャンを楽しめる設計になっているのも激推しポイント。☆は5つです!

 

 

「化物語」の魅力を引き立てる「異和感フロー」を搭載!

 

P化物語 通常時☆5

 

P化物語 通常時 擬似3 PUSHボタン出現

 

P化物語 通常時SP ひたぎブッフェ 1図柄テンパイ

 

スペック・ゲーム性においてはどちらかといえば「偽物語」の系譜という印象を受けましたが、演出面はもちろん「化物語」の映像を中心(+劇場版「傷物語」も!)に構成。通常時に関しては予告演出やリーチ演出の構成、そして全体的な演出フローや雰囲気なんかも「パチンコCR化物語」に近い造りになっております。新演出もしっかり用意されているので新鮮味はありつつ、どこか懐かしい気持ちで楽しむことができましたね。

 

 

P化物語 通常時 八九寺DJ演出 導入

 

P化物語 通常時 八九寺DJ演出 提供(有)継続 八九寺セリフ「ごらんの提供でお送りいたします」

 

「化物語」の世界観を見事にパチンコに落とし込んだ数々のオリジナル演出は圧巻の一言。「パチンコCR化物語」を初打ちした時に、「このタイトルはSammyが手掛けてくれて良かった~」と感じたのを思い出しました。

 

 

P化物語 日常ステージ その貮 異和感開始

 

基本的な演出は「化物語」の正統後継機っぽい感じの造りですが、本機ならではの新要素が存在。それが「和感フロー」と銘打たれた独自の演出フローです。本機の通常時は変動中に液晶の上下が反転したり、BGMにノイズが混じったり無音になったり…といった感じで随所に「異和感」を覚える演出が発生することがあり、これらの演出は発生すればするほど当該変動での大当たり期待度がアップするといったゲーム性。最近の機種だとこの手の違和感系演出はラッシュ中の演出モードとして採用されていることが多い印象ですが、通常時のゲーム性として取り入れられているのはかなり珍しい気がしますね。どこかミステリアスな雰囲気漂う「化物語」という作品と非常にマッチしており、他のパチンコ機では味わえない独特な空気感を生み出していました。

 

 

P化物語 通常時 異和感GET 異和感BGM変化その2

 

P化物語 通常時 異和感発生 化物語ロゴ消灯その1

 

「異和感」発生時はユーザーの選択によって発生する演出やその後の展開に変化が生まれるというのも大きな特徴。「異和感」に気づけた際はボタンをプッシュすると「異和感蒐集」成功となり、液晶上に発生した「異和感」の内容を表示。そしてボタンプッシュを行わなかった場合(「異和感」に気付けなかった場合も含め)は、基本的(カスタムにより異なる)に液晶上での告知は非発生となっております。ボタンプッシュ(=「異和感蒐集」)を行った場合のみ発生の可能性がある演出なんかも存在するみたいなので本機の全てを知り尽くしたい方はそうするべきだと思いますが、熱い演出が出まくってお隣さんからの注目を集めてしまうのが苦手な方もいるハズ。ユーザーの好みに合わせて任意で選択できる造りになっているのは嬉しいですな。

 

 

P化物語 通常時 赤「怪」発生

 

P化物語 通常時 日常ステージその参 メメセリフ「きみは合うたんびに違う異和感を連れているなあ」

 

また、ボタンプッシュを行った際は「シリアス系演出」、行わなかった際のメインは「コミカル系演出」をメインに展開…といった感じに、その後の演出傾向にも影響を与えるというのも珍しいポイント。どちらも捨てがたいのですが個人的にはシリアスな雰囲気の方がより「化物語」らしさを感じるので、導入後しばらくは積極的に「異和感蒐集」を行って楽しもうと思います!

 

通常時の演出は「ぱちんこCR化物語」らしさを踏襲しつつ「異和感フロー」という新要素を追加。前作も「化物語」という作品が持つ独特な空気感を上手くパチンコに落とし込んだ素晴らしい造りでしたが、本作ではさらに磨きがかかっていましたね。予告~リーチまで演出ボリュームも非常に豊富でかなり打ち込み甲斐のある通常時になっていると思います! ☆は5つ!

 

 

一切の手抜きを感じない3種類の演出モードを搭載!

 

P化物語 ラッシュ中☆5

 

P化物語 右打ち中 ST選択画面 虹色探索ST

 

まずは軽くスペック面をおさらい。本機のラッシュ「特別ノ刻」は100回転内の大当たり当選を目指すSTタイプのゲーム性となっておりラッシュ継続率は「319Ver.」が約79%、「199Ver.」が約78%。ここ数年はオール10Rタイプが主流でしたが本機では両スペック共に10Rが80%&2Rが20%という振り分けタイプになっております。ラッシュの出玉性能だけでいえば特別高いわけではないのですが、初当たり=100%ラッシュ突入タイプですからね。本機のようにまったりと穏やかな気持ちで楽しめるラッシュを待ち望んでいた方は少なくないハズ!

 

 

P化物語 右打ち中 特別ノ刻(スペシャルタイム)突入

 

ラッシュ中の演出モードは3種類用意。ここも本機のスペックに近い「CR偽物語」を踏襲している形ですが、各モードの演出傾向はどれも他の機種であまり見たことのない非常に個性的な造りとなっています。先に全モードの共通事項に触れておくと、ST1~20回転目は即当たりメイン、ST21~90回転目はリーチ系メイン、ラスト10回転はボタン振動での大当たり告知がメイン…といった爽快感と満足感でバランスが取れた構成。また全モード共通演出がいくつか存在するものの、予告・リーチ共に各モードの専用演出が主体となっており演出ボリュームはかなりのもの。「化物語」シリーズに対する意気込みを感じますな。

 

 

P化物語 右打ち中 虹色探索ST 4テンパイ まよいマイマイ 横断歩道に虹落書き

 

P化物語 右打ち中 虹色探索ST 今回のレインボー リーチ中に虹色の落書きが出現した

 

さて、ここからは各モードをレビューしていきましょう。まずは「虹色探索ST」ですが、こちらは「虹色」がどこかで出現すれば大当たりという非常にわかりやすい造り。他の機種では演出カスタマイズ機能として「プレミアアップ」的なものが用意されていたりしますが、標準のモードとして「虹色」を主役に据えたゲーム性というのは中々斬新ですな。そしてこの演出モードは個人的に本機のラッシュで1番のお気に入り。というのも、前述の通り初代「ぱちんこCR化物語」時から「Sammyさんで良かった~」と思うくらい通常時の演出の出来にゾッコンだったのですが、この「虹色探索ST」中の専用予告やリーチ演出はかなり通常時に近い雰囲気なんですよね。また「虹色」発生による告知も「そんなところで発生していたの!?」みたいなパターンも確認。ゲーム性としては完全告知やプレミアアップモード的な印象を受けてしまうかもしれませんが、意外と「虹色」に気づけないまま大当たりに当選するパターンもあるのが面白かったです。

 

 

P化物語 右打ち中 残り53回転 モブと2人乗りする阿良々木

 

P化物語 右打ち中 1テンパイ 図柄強化ノ儀 盛盛チャンス

 

P化物語 右打ち中 2図柄テンパイ

 

お次は「図柄盛盛ST」。こちらのモードでスポットが当たるのはズバリ図柄。予告演出は豊富に用意されていますが主役となるのは本モード専用演出である「図柄盛盛CHANCE」で、図柄の数字が大きくなればなるほど期待度アップというこちらも単純明快なゲーム性になっております。最近だと各図柄に法則性を持たせた台はいくつもありますがシンプルに数字が大きければ大きいほど良いという造りは珍しく、歴代シリーズを打ったことのない方や「化物語」を知らない方でも楽しみやすそうですね。また、「虹色探索ST」はシリアス系の演出がメインなのに対し「図柄盛盛ST」はコミカル系演出がメインなので、明るい雰囲気が好きな方はきっとこのモードがお気に召すハズ。個人的には「パチスロ化物語」を思い出すような演出が搭載されていたのも嬉しかったです。

 

 

P化物語 右打ち中 2図柄テンパイ 血闘開始

 

P化物語 右打ち中 血闘ST キスショットセリフ「死んでくれ、我が主人!」

 

最後は「血闘ST」。こちらのモードは「傷物語」の映像を中心とした演出構成になっているのが特徴。リーチ演出は基本的に「暦」と「キスショット」のバトル演出のみとなっており、タイトル色や先制するキャラクター、そして攻撃の種類などなど…王道のバトル演出を楽しむことができます。「化物語」のパチンコでこの手の演出が搭載されているとは思わなかったのでかなり新鮮でしたね。バトルスペック系の機種が好きだった方にはこの「血闘ST」を全力でオススメします!

 

3種類の演出モードはどれも全く異なるゲーム性に仕上がっており各モードの専用演出も盛り沢山。どれも一切の手抜きを感じない作り込みで「これが1つの機種で全部楽しめるなんて…!」と感動しました。各モードごとの演出法則なんかもきっと用意されているハズなので相当打ち込み甲斐がありそうですな。☆は5つ!

 

 

通常時のカスタマイズ機能の作り込みがスゴイ!

 

P化物語 カスタマイズ機能☆4

 

P化物語 左打ち専用 先読みカスタム 先メメ告知

 

まずは通常時のカスタマイズ機能ですが、「推しキャラカスタム」「先読みカスタム」「キリンフラッシュカスタム」「蕩マークカスタム(一発告知)」「異和感蒐集カスタム」の5種類を用意。また、「先読みカスタム」であれば「ノーマル」「大チャンス」「ホチキス変化アップ」「先メメ告知」…といった感じで各項目ではいくつかの選択肢が用意されているなど、非常に充実したカスタマイズ内容となっております!

 

 

P化物語  左打ち専用 異和感蒐集カスタム ノーマル

 

P化物語 通常時 ホワイトボード「画面のどこかに異和感が発生中です あと3秒」

 

種類 詳細
NORMAL 液晶横にある「信号機ギミック」で
「異和感」が発生する
変動を告知
HARD 「異和感」発生で激アツ
EASY 「異和感」発生時は
ミニキャラで告知
オートモード 「異和感」発生時は
自動で蒐集する

 

目玉となるのは本機独自の「異和感蒐集カスタム」で、それぞれ特徴の異なる4つのカスタマイズ内容から選択可能。「異和感フロー」自体が他機種では味わったことのないような個性的な魅力を持っているのですが、この「異和感蒐集カスタム」を組み合わせることでさらに幅広いゲーム性を楽しむことが出来ます。最初は「オートモード」や「EASY」で本機への理解度を深め、ある程度慣れたら「HARD」を選択して自力で「異和感」を見つける楽しみを堪能するなんてのも良いかもしれませんね!

 

 

P化物語 右打ち専用先読みカスタム 大チャンス

 

続いてラッシュ中の演出カスタマイズ機能。こちらは「推しキャラカスタム」「先読みカスタム」「V-IMPACTフラッシュカスタム」の3種類と、通常時に比べてカスタム項目は若干控えめになっております。

 

 

P化物語 右打ち専用 V-IMPACTフラッシュカスタム 序盤多め

 

「V-IMPACTフラッシュカスタム」はラッシュ中専用の一発告知系カスタム。「ノーマル」「多め」「序盤多め」「終盤多め」の4種類が用意されており、発生しやすいタイミングまで選択できるようになっているのがかなり凝っていますね。ただ、周りに悟られずひっそりと超激アツの瞬間を察知したいという方もいると思うので、通常時にある「蕩マークカスタム(一発告知)」がラッシュ中にも選択できれば良かったなと思います!

 

通常時のカスタマイズ機能に関しては文句ナシ。それぞれのカスタマイズ項目にはさらに細かく選択肢が用意されており、長期間飽きることなく楽しめるようかなり作り込まれていました。あとはラッシュ中のカスタマイズ機能がもう少しだけ充実していれば☆5でも良かったのですが…実に惜しい。ここは☆4つで!

 

 

この時代だからこそ輝く1台

 

P化物語 総合評価(満足度)☆5

 

「パチンコCR偽物語」を彷彿とさせる遊びやすさ&満足感重視のスペック、そして先代の雰囲気を踏襲しつつ新搭載の「異和感フロー」によってさらに「化物語」の魅力を引き出した演出…! 「化物語」の後継機を待ち望んでいたファンを納得させる素晴らしい1台になっていたと思います。良くも悪くも少々出玉性能が上がり(尖り)過ぎている感が否めない昨今のパチンコシーンにおいて、このような台の登場を待ち望んでいた方は少なくないハズ。僕自身が「化物語」という作品そして「パチンコCR偽物語」のファンだったというのもありますが…今回試打を行った上で今シーズン再注目機種へと認定させていただきます! ☆は5つ!

 

 

今回のレビュー結果

 

P化物語 総合レビュー結果☆4.8

 

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