【スマスロ ストライク・ザ・ブラッド】A+AT機期待の星!待望のパチスロ化を果たした注目機種を試打レビュー!
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です。
今回お届けするのはエンターライズさんより登場する「スマスロ ストライク・ザ・ブラッド」。電撃文庫さんの誇る人気作品が初のパチスロ化、そしてスマスロでは珍しいバランス型のスペックということで個人的にかなり注目している1台です。今回はショールームで試打を行わせていただきましたので、通常時~AT中までの所感を独断と偏見に基づいて各項目5段階評価でレビューしていきたいと思います。
なお、導入前ということで細かい数値などについてはわからないところも多く予想も多分に含んだレビューとなっておりますので、本機を実戦される際には是非「なな徹」にて解析情報をチェックしてからお楽しみいただければと思います!
あの頃の記憶が蘇るシンプルなゲーム性!
本機は獲得枚数の異なる2種類のボーナス(リアルボーナス)と純増枚数約1.4枚/GのATを搭載したA+AT機。現在市場で活躍しているスマスロはAT機(擬似ボーナス含む)がメインでこの手のタイプはまだラインナップが揃っていないのでかなり希少価値のある1台ですな。
近年のA+AT機やA+ART機では、通常時はボーナスやレア小役そしてチャンスゾーンなど多彩なAT(ART)当選契機が用意されているのがスタンダードな設計ですが、本機はなんとチャンスゾーン非搭載というのが大きな特徴。AT当選ルートはボーナスorレア小役からのみ(もしかするとゲーム数契機があるかも?)というかなり硬派な設計になっています。それもあって全体的な打感としては5号機初期~中期頃のA+ART機にかなり近いモノを感じたので、あの時代を経験している方にはたまらないハズ。通常時&AT中のゲーム性に関してはこのあとの項目でより詳しくレビューさせていただきます!
設定 | ボーナス確率 | AT確率 |
1 | 1/199.8 | 1/311.9 |
2 | 1/199.8 | 1/295.7 |
3 | 1/199.8 | 1/273.3 |
4 | 1/199.8 | 1/223.7 |
5 | 1/199.8 | 1/201.8 |
6 | 1/199.8 | 1/178.6 |
※なな徹調べ
お次はスペック面の数値についての評価。こちらが現在判明している各種数値になりますが、ボーナス確率は全設定共通でAT確率に大きな設定差が設けられているのが特徴です。もしかするとレア小役確率の差なんかはあるのかもしれませんが、今回試打を行った限りではATに突入さえしてしまえば設定の高低の影響はさほどなく、己のヒキで勝負できるスペックになっている印象を受けました。
昨今の機種(特にスマスロ)はAT中の出玉性能に顕著な設定差が設けられている機種が少なくありませんよね。高設定を打てた際には得も言われぬ高揚感を味わうことができますが、誰もが簡単に高設定を打てるわけではないので本機のように公平感のあるATを楽しめる台が登場したのは非常に喜ばしいことではないでしょうか♪
昨今の機種にしてはかなりシンプル(特に通常時)なゲーム性になっており、5号機初期~中期のボーナス+AT(ART)機が好きだった方には間違いなくブッ刺さる1台。ただ、チャンスゾーンがないことや控えめなATの純増枚数なんかは、若い世代の方や昨今のAT機が好みの方だと少々物足りなさを感じてしまうかもしれません。筆者としては懐かしい気持ちで楽しめたので満点評価といきたいところですが…ここは☆4つで!
パチスロ本来の楽しみがここにアリ!
通常時の目標となるのはボーナス&ATへの当選ですが、本機のボーナスはリアルボーナスなので当選契機はもちろん小役(主にレア小役)のみ。一方ATの当選契機となるのはレア小役&ボーナスとなっており、状態(低確・高確・超高確)によってAT当選率が変化するという王道のゲーム性になっています。チャンスゾーンが非搭載であること、そして現時点では規定ゲーム数によるAT抽選や天井システムなんかの搭載は明らかになっていないので、それらも非搭載であると仮定すれば本当に5号機初期のA+ART機が現代にそのまま蘇ったかのようなゲーム性って感じですな。良くも悪くも基本的にレア小役を引かないと何も始まらないゲーム性なのでどうしても虚無の時間は生まれてしまいますが、逆に言えばボーナスやATに当選していない状態や(超)高確率以外であればスパッとヤメやすいという点は本機ならではの魅力ですね。
レア小役成立後はボーナスやAT当選を煽る前兆&連続演出が発生。まずはボーナスについてですが、こちらは3~4G程度の前兆を挟んだ後に連続演出へ発展するというのが基本的な挙動。リアルボーナス搭載機ということで、擬似遊技ではないリーチ目もしっかり楽しめる造りになっています。リーチ目の停止パターンはいくつかありますが、特に左リールにチェリーやスイカまで滑ってきた際はリーチ目停止の大チャンス。レア小役成立後に左リールがこれらの停止形をとった際はドキドキです! ただ、リーチ目が停止することなくボーナスに当選しているパターン(ボーナスフラグによって異なる?)もいくつか確認。ボーナス当選か否かがリーチ目で丸分かりだと演出をほとんど楽しめなくなってしまうので、このあたりはかなりバランスの良い設計になっていると思いましたね。
お次はAT抽選関連。まず通常時はボーナス&レア小役によってAT抽選が行われており、AT当選期待度に関わる複数の状態が存在します。超高確率示唆である「ヴァトラーの客船」であればレア小役成立時のAT当選期待度やボーナス当選時の「エピソードボーナス」期待度も大きく上昇しているようで、通常時におけるかなりの叩きどころになっています。
レア小役(主に強レア小役)が成立した際にボーナス非当選だった場合は、数ゲームの前兆を挟み前兆ステージ「監獄結界」に突入すればAT当選に期待。最終的に連続演出で最終ジャッジが行われます。演出フロー自体は王道の造りなので特別語ることはないのですが、レア小役成立から「監獄結界」突入(しないこともある)までのゲーム数が一般的な機種よりも少し短めに設計されている印象を受けました。あからさまに「こんなんじゃ絶対当たってないだろ…」みたいな演出を長い間見続けるのは中々シンドいので、そういったストレスを軽減しつつ前兆演出のドキドキ感はしっかり楽しめる絶妙な長さに調整されていた気がしますね。
もう1つのAT当選契機となるのがボーナス。ボーナスによるAT抽選の詳細は不透明な部分も多いのですが、今回打った感触的にはおそらくボーナス当選時点の抽選(=ボーナス&ATのW抽選)とボーナス消化中の小役による抽選が行われているのかなと予想。ちょっと気になるのは「BIG BONUS(&EPISODE BONUS)」で約114枚、「カレイドBONUS」で約47枚(いずれも枚数は多少前後します)…と獲得枚数がかなり控えめなところですね。ボーナス確率が全設定共通で約1/199.8ということを考慮すれば個人的にはギリギリ許容できる範囲ではあるのですが、できれば「BIG BONUS」は150枚くらい獲得できると嬉しかったなと思います!
通常時の抽選システムや演出の流れなんかに関しては本当に5号機初期のA+ART機そのままといった感じ。ここ数年のパチスロシーンでは「デキレ」なんて言葉が生まれたりもしましたが、当然本機の通常時にはそんなものを感じさせる要素は一切なくレア小役の成立に一喜一憂しながら楽しむことができました。リーチ目停止の頻度や前兆ステージ突入までのゲーム数だったり、ユーザーがストレスを感じずに満足できるゲームバランスを追求している印象を受けた点もGOOD! あとはボーナスの獲得枚数…せめて「BIG BONUS」の方だけはもう少しボリュームアップしてくれると最高でしたね。とはいえパチスロの醍醐味を存分に味わうことができ大満足でしたのでここは☆5つで!
ここぞのレバーオンに気合が入る秀逸なゲーム性
本機のATは純増枚数約1.4枚/G。ATの行先を決定する「ヒロインジャッジメント」、そしてメインパートである「ヒロインタイム」で構成されています。ここでも通常時と同じくチャンスゾーンは非搭載となっているのが大きな特徴。レア小役による継続ストックやボーナス当選に期待、そしてボーナス中も継続ストック抽選が行われている…といった感じで、AT中に関してもかなり5号機初期を彷彿とさせるゲーム性となっていました。
AT初当たり時は「ヒロインジャッジメント」に突入し、ここでの成立役によって次ゲームからの移行先(「ヒロインタイム」の種別)を決定。〇〇を引いたら何%で…みたいな感じではなく、左1stベル=「ヒロインタイム 雪菜」、レア小役=「空隙の魔女」突入といった感じで完全に成立役とリンクしております。その為通常時と同じく「デキレ感」を一切感じることなく(本当に無いハズですが)非常に好感が持てました。ここは個人的に本機で1番のお楽しみポイントだと思っているので、別の記事にて「ヒロインジャッジメント」の魅力をさらに詳しくご紹介したいと思います!
ヒロインタイムの種類 | 詳細 |
バトル | 基本となるAT |
雪菜 | チェリー成立時の 継続ストック 当選期待度アップ |
紗矢華 | チャンス目成立時の 継続ストック 当選期待度アップ |
浅葱 | スイカ成立時の 継続ストック 当選期待度アップ |
ラ・フォリア | ヒロイン図柄揃い (継続ストック当選) 発生期待度アップ |
空隙の魔女 | 全役での 継続ストック 当選期待度アップ |
※パン君調べ
「ヒロインジャッジメント」の後はメインパートである「ヒロインタイム」に突入。継続ゲーム数はいずれも30Gで固定となっておりますが種類によって上記のような特徴が存在します。これによって「うひょ~ここでチェリーを連発するなんてウマすぎ!」だったり、「あぁ…さっきの『ヒロインジャッジメント』で中1stベルを引けていれば…」といった感じの興奮や落胆を味わうことができました。噛み合った時はマジで楽しい!
ボーナス中ももちろん継続ストック獲得のチャンス!
ここでのレア小役はストックへの期待はもちろんのこと当然ボーナス当選の可能性も存在。ボーナス&継続ストックの同時当選という、盆と正月が一緒に来たような感動はA+AT機ならでは。レア小役が成立しただけでその先の期待がめちゃくちゃ膨らみますね。
このAT中全体を通して気になったのがスペック・ゲーム性の項目でも少し触れた純増枚数及びハズレの成立頻度。特にハズレの成立確率は体感で1/3~1/4くらいはあるように感じたので、強レア小役後なんかにナビが非発生だった場合もめちゃくちゃ熱いというワケではありません。まぁこれは本機だけではなく現在のレギュレーションでA+AT機を作る場合致し方ないところなんですけどね。ここまで何度も5号機初期のART機っぽいと表現してきましたが、ここだけは明らかに感触が異なる部分でしたのでしっかりとお伝えしておきたいと思います。
昨今の機種の中ではシンプル寄りの造りではありますが、「ヒロインジャッジメント」の存在によってメリハリが生まれかなり満足感の高いゲーム性に仕上がっていたと思います。純増枚数とハズレの頻度は気になってしまいましたが…まぁここはメーカーさんも望んでこうしているわけではないハズなのでね。☆は4つで!
設定判別は比較的イージーな部類かも?
まずは設定判別要素について。現段階で具体的な数値が判明している設定差はAT初当たり確率のみ。本機の場合ボーナス確率は全設定共通なので、通常時のレア小役契機とボーナス契機(当選時&消化中の抽選)によるAT抽選に設定差が設けられているものだと思われます。各契機や状態ごとの細かい数値は判明していませんが、AT初当たり確率は設定1で約1/311.9~設定6で1/178.6と大きな設定差があるのでね。ボーナス確率とAT初当たり確率の設定差がどちらもほどほどの機種より、本機のように片方だけガッツリ設定差がある方が判別難易度は下がるのかなと思います。
「設定判別(設定差のある要素や設定示唆演出の詳細)」についてはこちら
お次は定番の設定示唆演出。今回の試打を行った感じだと、「AT終了画面」「『ヒロインタイム』突入画面」「『カレイドBONUS』消化中の登場キャラクター」などでいくつかのパターンを確認。本機は昨今のAT機と比較してシンプルなゲーム性であることを踏まえると、これらの演出の内いくつか、もしくは全てが設定示唆演出である可能性も十分考えられますね。AT初当たり確率の差がかなり大きいことも含め、設定判別はそれなりにしやすい部類である…というのが現時点での印象です!
お次は立ち回り要素について。具体的にいえばゾーンや天井狙い、ポイント狙いといったところなのですが…前述の通り現時点ではゲーム数によるAT抽選や天井システムの存在は未確認。また、チャンスゾーンも非搭載ということで、強いて挙げるならば現状狙えるポイントは(超)高確率状態のみといった感じです。ただ、今回の試打において1つ気になった挙動がありまして、ボーナス終了時に何かしらのポイント獲得を示唆しているであろう演出の発生を確認できました。また、ボーナス入賞時に液晶下部が発光→「EPISODE BUNUS」突入という流れも確認できたことから、一定ポイント数を獲得した後のボーナス当選でAT突入濃厚となる「穢れ」システム的なものが搭載されているのではと予想しております。恩恵がAT当選のみなのであればさほど強力ではありませんが、本機においては数少ない貴重な立ち回り要素となりそうですね。
ここに関しては他の項目以上に筆者の予想がモリモリなのであくまで参考程度に。詳細は今後更新されるであろう「なな徹」にてしっかり情報をご確認していただければと思います。とりあえず試打を行った段階の評価は☆4つで!
A+AT機の時代到来なるか
スマスロでA+AT機というだけでもとてつもない価値がある本機。通常時・AT中共にちょっぴり気になる要素はあったものの、パチスロとしての魅力&本機ならではの熱いポイントもしっかりと用意されておりめちゃくちゃ面白かったです。筆者は原作の「ストライク・ザ・ブラッド」を未履修ということで失礼ながらさほど期待していなかったのですが、今回の試打を経て印象は一変。もしかするとこの機種がパチスロシーンの流れを変えるのかもしれん…と感じさせてくれる1台でした。☆は4つ!
今回のレビュー結果
通常時のゲーム性がマジで懐かしかった
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