【P宇宙戦艦ヤマト2202 超波動】これぞ「ヤマト」の新形態！シリーズ最新作のスペックや演出を試打レビュー！

こんにちは！ななプレス編集部のパン君です。

ビスティさんから登場する「P宇宙戦艦ヤマト2202 超波動」の新台レビューをお届け！スペックや演出の出来がどんな感じだったか、筆者の独断と偏見に基づき各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。

なお、本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

「P宇宙戦艦ヤマト2202 超波動」の解析情報はこちら

歴代シリーズから全てが激変。「ヤマト」ならではの尖った何かが欲しかった！

・ラッシュ突入率＆継続率は共に約77.5％（※）！

・通常時＆ラッシュ中共に3000ボーナス（10R×2）比率が約25.0％あるぞ！

・初当たり時での通常大当たりは2R（約300個）かつ時短ナシというのがちょっとキツイかも。

・ラッシュは高速消化×ロングSTという近年のトレンドを取り入れたゲーム性だが個性的な要素に乏しい。

※…コスモリバース（ST回数リセット）を含む。

※1…大当たりと時短図柄の合算。
※2…コスモリバース（ST回数リセット）を含む。
※3…144回転+リザルトでの4回転。
※…大当たりはV入賞に限る。
※…出玉は払い出し。
※…液晶の表示に従わなかった場合、本来の性能で遊技できない事があります。
※…コンプリート機能搭載機。

今作は初当たり確率約1/319.7のミドルスペック機。各状態での大当たり内訳からラッシュのゲーム性まで、これまでに登場したシリーズ機とはかなり毛色の異なるスペック＆ゲーム性での登場となります。特徴的なのはラッシュ突入率と継続率が共に約77.5％（※）、そして3000ボーナス比率が通常時とラッシュ中共に約25.0％と、状態に左右されない期待感を持てる設計になっていること。特にラッシュ突入率は初当たり=ラッシュ突入タイプの機種を除けば現行機の中でかなり上位ですな。最近のミドルスペック機は丸1日打ってラッキートリガーやラッシュに1度も入らなかった…なんてこともありますが、本機であればさすがにそんな目に遭う機会はそう無いハズ。一撃性能に特化したタイプより満足感を重視するユーザーにオススメできるスペックだと思います！

※…コスモリバース（ST回数リセット）を含む。

大当たり内訳

特図1

気がかりなのは、通常大当たり（初当たり時）は2R（約300個）かつラッシュ突入のチャンスが一切ないということ。このおかげで優秀なラッシュ突入率＆ラッシュ性能を両立できているのは重々承知しておりますが、最近の機種は通常大当たりでも十分な時短が付いていたり、現実的に次の初当たりに期待できる出玉を獲得できるものがほとんどなのでね…。例えば2～30回転くらいの時短があるだけでもガッカリ感が大きく軽減されるので、ここはもう少し頑張って欲しかったですな。

通常大当たり時のキツさは否めませんが、全体的に見れば成功体験を味わいやすい絶妙なバランスになっていると思うので「これを求めていた！」というユーザーも少なくないのかなと。ただ、ちょっと丸く収まりすぎてる気もするんだよなぁ。超高継続タイプだったり一大トレンドを生み出した実績のあるシリーズなので、どこか1つ本機ならではの尖った要素があると良かったですな。☆は4つ！

「スペック詳細・大当たり内訳」はこちら

演出の偏りが気になる…

・スペック違いではなく正統後継機！演出面もしっかり刷新されているぞ！

・ギミックデザイン＆アクションはド迫力！演出との絡みも秀逸で「これぞヤマト！」というワクワク感を味わえた。

・初当たり時に「ヤマト発進ゾーン」が絡む頻度が高すぎる感。

・当たる時は激アツ演出がモリモリ絡む。もう少し意外性のある初当たりパターンも欲しかった！

今作では液晶演出＆ギミックを一新。パワーアップした「ヤマト」らしい大迫力の演出を楽しむことができました！

しかし演出バランスでは気になるポイントがいくつかあり、今回の試打では初当たり時の多くが「ヤマト発進ゾーン」絡み、そして激アツ演出がモリモリ発生することがほとんど。熱そうな演出自体の発生頻度はそう高くなかったことからメリハリ型の演出バランスとも言えるのですが、せっかく新演出が多数搭載されているのでもっと色々な演出が絡んだ初当たりパターン＆意外性のある初当たりパターンも確認したかったですね！

たまたま偏っただけの可能性は否定できませんが、今回の試打では残念ながら初当たり時のバリエーションに乏しい印象を受けてしまいました。新演出やギミックの出来自体はかなり良かったので、演出バランスにもうひと工夫欲しかったですね。☆は3つ！

「通常時の予告演出・信頼度」はこちら

「通常時のリーチ演出・信頼度」はこちら

ラッシュ中は文句なしの演出バランス！

・先読み演出＆即当たりがメインという昨今主流の造りだが、3パート構成になっているので飽きずに楽しめそう！

・「000」揃い→「3000」揃いへ変化や、大当たり当選時に発動する「波動砲ギミック」など気持ち良いポイントが多彩。

・保留変化の出現頻度＆信頼度が絶妙！

全体的にかなり僕好みの演出バランスだったのですが、特に気に入ったのは多彩な先読み演出の1つである保留変化です。同タイプのラッシュ搭載機ではハナから保留変化は点滅保留がメインで信頼度がそこそこ…というものが多くありましたが、本機の場合は青や緑そして赤といった色付きの保留変化もしっかりと存在。となれば点滅保留なんてほぼ期待できないものかと思いきや2～3割ほどが大当たりに当選、そして色付きの保留であれば高確率で大当たりに当選といった感じでした。あくまでメインは点滅保留でほどよい期待感がありつつも、そこから数回転の間に色付きへの昇格が発生するかにドキドキ。もちろん保留変化がなくとも当たることもあり、とにかくなにかしらの演出が発生すれば現実的に大当たりの期待を持てる印象でしたね！

通常時とは打って変わってラッシュ中の演出バランスは非常に好印象。個人的にこの手のタイプのラッシュに求める理想形にかなり近かったですね。ゲーム性も含め消化していてめちゃくちゃ気持ちいいラッシュでした！☆は5つ！

「シンプルモード」はガセ演出の大幅カット機能？

・いつものビスティ系機種と同じくカスタマイズ機能の項目数は控えめ。

・「シンプルモード」は一部のユーザーにかなり刺さるかも？

個人的に注目しているのは「シンプルモード」。説明にある演出がどれに該当するのかは不明なのですが、今回これを設定して実戦したところ先読み演出なんかはもちろんのこと、変動中の何気ない予告演出（セリフやステップアップなど）などもデフォルト状態より出現頻度が下がっている印象を受けました。あまり長時間は打てなかったので確信は持てないものの、ほぼ無演出でのリーチ発展→ノーマルリーチ止まりなんて挙動も確認できたことから「信頼度の低い演出を大幅にカット」するようなカスタマイズ機能になっているのかなと予想しております。かなりメリハリのあるゲーム性を楽しめそうなので、「リーチにもかからないような信頼度の低い演出なんか見たくない！」という方にマストな機能となるかもしれませんね！

ストレスが大幅に軽減されそうな「シンプルモード」にはかなりの可能性を感じました。他のカスタマイズ機能も少数精鋭ではあるものの実用的なものばかりなので不便はないのですが、やっぱり今の時代だと少々物足りなさは否めませんね。☆は3つで！

「通常時の演出カスタム機能」はこちら

「RUSH中の演出モードとカスタム機能」はこちら

今後のさらなる進化に期待！

今までの「ヤマト」とは変化しているところも多いので歴代シリーズファンからの反応が気になるところではありますが、挑戦なくして進化はありませんからね。各項目で厳しい意見も述べましたが、ありそうでなかったラッシュ突入率＆ラッシュ性能のバランス、そして通常時からラッシュ中まで楽しめる「波動砲ギミック」作動時の快感など本機ならではの魅力はしっかりと感じることができました。☆は4つで！

今回のレビュー結果

「P宇宙戦艦ヤマト2202 超波動」の解析情報はこちら

やっぱり「波動砲」は気持ちいい！