6.0号機スタート【POKKA吉田コラム #46】

POKKA吉田 プロフィール

業界紙「シークエンス」の編集長という立場を持つ、ぱちんこ業界専門のフリーライター。独自の目線でぱちんこ業界に関する著作物を数多く出版している。

10月はなんと言っても大都技研のHEY!鏡の導入。

 

10月1日から導入が始まっており、この成否が今後の6.0号機を示唆するだろうということで、業界関係者の注目はかなり高い。

25,000台が完売したということでホールの注目が高いことは高いのだが、それよりもむしろ各パチスロメーカーの注目の方が高い状況だ。

鏡が成功すれば「6.0号機は期待できる」ということが、純増枚数制限がなくなったりという自主規制の「内容」ではなく「特定型式の実績」で裏付けられるからである。

 

6.0号機が期待できるということであれば、今後リリースされていく6.0号機の販売動向にも好影響となる。

一方で、仮に鏡の実績が大失敗ということになれば、「6.0号機は期待できない」という属性がついてしまう可能性がある。

 

この、実績によるイメージというのは、直近例としては5.9号機だ。

5.9号機はとにかく売れないため、パチスロメーカー組合の日電協が今年の6月に開催した通常総会で明らかにした平成29年度の証紙発給枚数は約41万枚。前年比約30%減という大幅減である。証紙発給枚数は新台販売台数なのでこれは深刻だった。

5.9号機のイメージはそのままメーカーの新台販売台数に直結するのだ。

 

そういうことから、鏡に対する注目は「6.0号機が今後、ホール関係者にどんなイメージを植え付けるか」という視点での注目となっているわけだ。

 

ホールの持つイメージを形成するのは大きくは二つ。

一つはやはり「粗利益を稼ぐ期間が長いかどうか」となる。

長ければ儲かるのだからこれが一番大きい。

 

また、稀にあるが「稼働は悪いが常にたくさん抜ける」という機種もある。

こういう機種は客からのイメージはかなり悪くなるはずだが、儲かれば大丈夫ということ。

しかしそういう機種がたくさん存在するということはない。

客が楽しんでたくさん遊技してくれるから収益期間が長くなるということになる。

 

ということでもう一つの視点は「稼働貢献期間」。

いつの頃からこのような目安がホール関係者の間で重視されるようになっている。

稼働貢献「週」と、週単位の数字がよく使われる指標だ。

この「稼働貢献」というのは、簡単に言えば「平均稼働を上回っている」という状態のこと。

店舗で見る場合は「店の平均稼働よりも上回っている」となるし、DK-SISのような指標となれば、DK-SIS全体の平均稼働よりも上回っているか、ということになる。

 

当たり前のことなのだが「平均稼働を下回った機種」は「終わっている」。

終わっている機種は「撤去対象」となる。

最近は入替台数を抑えるホール法人が多いので終わった機種はそこそこ残る。

残ってしまった終わった機種は低貸島に移動すれば少しは生き返るし、そのまま残れば平均稼働を引き下げる。

このスパイラルが続いているから近年、毎年のように平均稼働は落ちているのだが、それでも「稼働貢献」という指標は重宝されている。

 

この稼働貢献が良い状態とは、すなわち「客が強く支持してくれている」ことを示す。

粗利益「額」は関係なく、抜いても出しても平均稼働よりも上回っている状態であれば、良い状態となる。

鏡については、導入直後ということもあるのでまだ実績的には判断が難しい。

 

しかし、こういう視点で多くの業界関係者が注目しており、その結果によって今後の6.0号機の新台販売台数にも影響することになる。

 

その意味では、私はやはり鏡には成功してもらいたい。

間違っても「大失敗」はカンベン、せめて「こんなものか」という程度の稼働貢献週を維持してもらえれば、と思っている。

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